2022/1/18
マザーズ指数は4日ぶり反発、一時3%近く上昇も失速、直近IPOの一角賑わう
*16:28JST マザーズ指数は4日ぶり反発、一時3%近く上昇も失速、直近IPOの一角賑わう
本日のマザーズ市場では、東証1部市場と同様に売り買いが交錯する展開となった。主力大型株では直近軟調だった値がさグロース(成長)株の上昇が目立ち、マザーズ指数もこうした流れを追い風に、後場の寄り付き直後には一時3%近く上昇した。しかし、日銀金融政策決定会合を通過して日経平均が急失速すると、マザーズ指数も再びマイナスへ転じる場面があった。なお、マザーズ指数は4日ぶり反発、売買代金は概算で1544.37億円。騰落数は、値上がり217銘柄、値下がり182銘柄、変わらず20銘柄となった。
個別では、時価総額上位のフリー<4478>などが上昇し、外資系証券の投資判断引き上げが観測されたビジョナル<4194>は大きく買われる場面があった。売買代金上位ではEnjin<7370>が連日のストップ高。決算を好感した買いが続いた。また、GEI<9212>など直近IPO(新規株式公開)銘柄の一角が賑わい、エフ・コード<9211>やサイエンスアーツ<4412>はストップ高水準で取引を終えた。一方、時価総額上位ではメルカリ<4385>が小安く、売買代金上位ではFRONTEO<2158>が軟調。また、モビルス<4370>などが下落率上位に顔を出した。
《HK》
2022/1/18
出来高変化率ランキング(14時台)~上米債HE、鶴見製などがランクイン
*14:41JST 出来高変化率ランキング(14時台)~上米債HE、鶴見製などがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較する
ことで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。
■出来高変化率上位 [1月18日 14:27 現在]
(直近5日平均出来高比較)
コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率
<2648> NF米債7-10ヘッジ有 129990 4460 2814.57% -0.14%
<7370> Enjin 5418100 239200 2165.09% 10.51%
<1487>* 上米債HE 26102 1706.2 1429.83% -0.14%
<3455> HCM 8489 631.6 1244.05% -4.58%
<3179> シュッピン 3257300 337340 865.58% 15.15%
<3267> フィルカンパニー 530000 60940 769.71% -17.37%
<3990> UUUM 1104600 145800 657.61% 5.03%
<1345> 上場Jリート 521600 95760 444.70% -0.47%
<3472> 大江戸温 4426 832.6 431.59% -7.72%
<3911> Aiming 1629100 352480 362.18% 5.11%
<2511> NF外債ヘッジ無 322910 71860 349.36% -0.44%
<3976> シャノン 187300 43480 330.77% 3.74%
<2195> アミタHD 336200 81060 314.75% 7.71%
<2301> 学情 197400 50480 291.05% 2.81%
<3998> すららネット 349300 101760 243.26% 9.41%
<2590> DyDo 269000 81820 228.77% -3.47%
<7283> 愛三工 802400 255920 213.54% -7.9%
<4026> 神島化 169300 55700 203.95% 9.96%
<4885> 室町ケミカル 315900 110840 185.01% -2.64%
<4370> モビルス 329500 116600 182.59% -9.13%
<3189> ANAP 2705300 968180 179.42% 2.64%
<2489> アドウェイズ 857400 312900 174.02% 2.57%
<6258> 平田機工 67700 25260 168.01% 1.09%
<6197> ソラスト 1054900 405160 160.37% 0.36%
<6351>* 鶴見製 44100 17560 151.14% 0.18%
<8137> サンワテクノス 127600 51340 148.54% -3.62%
<2805>* エスビー 18000 7300 146.58% -0.4%
<6391> 加地テック 101800 42720 138.30% -11.04%
<3470>* マリモリート 3171 1359.8 133.20% 1.06%
<6191> エアトリ 881400 387480 127.47% 4.58%
(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄
20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
《CS》
2022/1/18
出来高変化率ランキング(13時台)~シュッピン、フィルカンパニーなどがランクイン
*13:42JST 出来高変化率ランキング(13時台)~シュッピン、フィルカンパニーなどがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。
■出来高変化率上位 [1月18日 13:26 現在]
(直近5日平均出来高比較)
コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率
<7370> Enjin 4414300 239200 1745.44% 8.57%
<3455> HCM 7688 631.6 1117.23% -5.58%
<3179> シュッピン 2852700 337340 745.65% 13.92%
<3990> UUUM 1031500 145800 607.48% 0.9%
<3267> フィルカンパニー 423600 60940 595.11% -15.77%
<3472> 大江戸温泉リート投資 3658 832.6 339.35% -7.42%
<3911> Aiming 1515500 352480 329.95% 4.01%
<2195> アミタHD 313500 81060 286.75% 6.53%
<1345> 上場Jリート 356700 95760 272.49% -0.3%
<3976>* シャノン 156700 43480 260.40% 4.8%
<2301> 学情 176700 50480 250.04% 3.41%
<2590> DyDo 244100 81820 198.34% -2.53%
<7283> 愛三工 704800 255920 175.40% -7.31%
<4026> 神島化学工業 150500 55700 170.20% 11.34%
<3998>* すららネット 274400 101760 169.65% 9.05%
<4885> 室町ケミカル 294000 110840 165.25% -3.15%
<3189> ANAP 2530300 968180 161.35% 3.74%
<4370> モビルス 285100 116600 144.51% -9.49%
<6197> ソラスト 989100 405160 144.13% 0.09%
<2489> アドウェイズ 736200 312900 135.28% 3.06%
<6258> 平田機工 58400 25260 131.20% 1.55%
<8929> 青山財産 294100 146780 100.37% 1.99%
<8137> サンワテクノス 102400 51340 99.45% -2.71%
<8097> 三愛石 475000 243760 94.86% -3.27%
<9250> GRCS 300700 155100 93.87% -6.56%
<2354> YEデジタル 95800 4988000.00% 0.9206%
<4714> リソー教育 2514300 1314580 91.26% 8.33%
<6191>* エアトリ 722400 387480 86.44% 5.61%
(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄
20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
《FA》
2021/10/18
出来高変化率ランキング(14時台)~モリ工業、千代建などがランクイン
*14:42JST 出来高変化率ランキング(14時台)~モリ工業、千代建などがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較する
ことで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。
■出来高変化率上位 [10月18日 14:16 現在]
(直近5日平均出来高比較)
コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率
<3321> ミタチ 813500 34800 2237.64% 17.16%
<2698> キャンドゥ 1273800 71000 1694.08% 14.53%
<6425> ユニバーサル 327400 21340 1434.21% 10.86%
<3021> PCNET 391300 31120 1157.39% -21.52%
<3355> クリヤマHD 326400 37800 763.49% -2.22%
<7065> ユーピーアール 130200 16100 708.70% 12.15%
<8732> マネパG 1100800 137920 698.14% 7.04%
<2404> 鉄人化 1480200 189860 679.63% 23.88%
<8914> エリアリンク 199200 27620 621.22% 9.39%
<3376> オンリー 270600 38220 608.01% -0.91%
<2927> AFC-HD 737500 123200 498.62% -13.14%
<4055> T&S 77800 14280 444.82% 0%
<6572> RPAHD 727700 135900 435.47% -10.12%
<5726> 大阪チタ 910500 178580 409.86% 6.78%
<6058> ベクトル 2595200 515840 403.10% 9.96%
<4370> モビルス 511000 106920 377.93% 2.61%
<7086> きずなHD 120800 25740 369.31% -10.29%
<6182> ロゼッタ 327600 72060 354.62% -13.44%
<1656> IS米国債7-10ETF 60750 13520 349.33% -0.48%
<4176> ココナラ 3651200 825780 342.15% 15.33%
<6881> キョウデン 1996800 469280 325.50% 7.06%
<4017> クリーマ 155000 36620 323.27% -18.56%
<4490> ビザスク 826700 195900 322.00% -13.77%
<6656> インスペック 137200 33280 312.26% 11.7%
<3994> マネーフォワード 1450700 367020 295.26% -14.25%
<5464>* モリ工業 53400 14340 272.38% 2.85%
<6366>* 千代建 3842100 1088340 253.02% 7.25%
<1489> 高配当50 1792 511 250.68% 0.53%
<3647> ジースリーHD 452400 130120 247.68% -4.42%
<3463> いちごホテ 2573 745.2 245.28% 0.87%
(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄
20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
《CS》
2021/10/18
出来高変化率ランキング(13時台)~ミタチ、キャンドゥなどがランクイン
*14:07JST 出来高変化率ランキング(13時台)~ミタチ、キャンドゥなどがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。
■出来高変化率上位 [10月18日 13:23 現在]
(直近5日平均出来高比較)
コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率
<3321> ミタチ 732000 34800 2003.45% 16.93%
<2698> キャンドゥ 1209900 71000 1604.08% 14.44%
<6425> ユニバーサル 284000 21340 1230.83% 9.93%
<3021> PCNET 375400 31120 1106.30% -21.43%
<3355> クリヤマHD 319700 37800 745.77% -2.02%
<2404> 鉄人化 1480200 189860 679.63% 23.88%
<7065> ユーピーアール 123200 16100 665.22% 14.9%
<8732> マネパG 983800 137920 613.31% 7.51%
<3376> オンリー 263400 38220 589.17% -1.04%
<8914> エリアリンク 183400 27620 564.01% 8.92%
<4055> ティアンドエス 77100 14280 439.92% 0%
<2927> AFC-HD 640600 123200 419.97% -12.96%
<6572> RPAHD 682400 135900 402.13% -10.12%
<6058> ベクトル 2414400 515840 368.05% 8.34%
<7086> きずなHD 109500 25740 325.41% -10.38%
<6182> メタリアル 300800 72060 317.43% -13.12%
<5726> 大阪チタ 702900 178580 293.61% 6.27%
<6881>* キョウデン 1845900 469280 293.35% 7.73%
<4176> ココナラ 3247700 825780 293.29% 14.95%
<4370> モビルス 414600 106920 287.77% 1.44%
<4017> クリーマ 141800 36620 287.22% -18.95%
<6656>* インスペック 125900 33280 278.31% 13.22%
<3994> マネーフォワード 1372700 367020 274.01% -14.13%
<4490> ビザスク 727500 195900 271.36% -12.41%
<1489> 日経平均高配当株50 1749 511 242.27% 0.53%
<3647>* G3HD 434200 130120 233.69% -5.09%
<3463>* いちごホテルリート投資法人 投資証券 2409 745.2 223.27% 0.43%
<1514> 住石HD 10454900 3238780 222.80% 14.29%
<7238> 曙ブレーキ 5438000 1755100 209.84% 8.9%
(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄
20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
《FA》
2021/10/18
出来高変化率ランキング(10時台)~住石HD、クリーマなどがランクイン
*10:53JST 出来高変化率ランキング(10時台)~住石HD、クリーマなどがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。
■出来高変化率上位 [10月18日 10:44 現在]
(直近5日平均出来高比較)
銘柄コード 銘柄名 出来高 5日平均出来高 出来高変化率 株価変化率
<2698> キャンドゥ 938200 71000 1221.41% 15.28%
<3321> ミタチ 459700 34800 1220.98% 17.16%
<6425> ユニバーサル 217300 21340 918.28% 9.65%
<3021> PCNET 262200 31120 742.54% -19.66%
<2404> 鉄人化 1457500 189860 667.67% 22.69%
<3355> クリヤマHD 278300 37800 636.24% -3.43%
<7065> ユーピーアール 95100 16100 490.68% 18.77%
<8914> エリアリンク 138000 27620 399.64% 7.4%
<8732> マネパG 645100 137920 367.73% 8.92%
<2927> AFC-HD 570000 123200 362.66% -13.94%
<4055> T&S 63400 14280 343.98% -0.5%
<6572> RPAHD 517000 135900 280.43% -10.29%
<6058> ベクトル 1741500 515840 237.6% 10.81%
<4370> モビルス 347700 106920 225.2% -1.9%
<6182> ロゼッタ 223700 72060 210.44% -12.96%
<3376> オンリー 111200 38220 190.95% -0.91%
<7086> きずなHD 72200 25740 180.5% -9.26%
<4176> ココナラ 2153900 825780 160.83% 18.11%
<4490> ビザスク 496100 195900 153.24% -8.47%
<5726> 大阪チタ 438400 178580 145.49% 5.14%
<4017>* クリーマ 87700 36620 139.49% -17.83%
<3994> マネーフォワード 878800 367020 139.44% -15.35%
<6668> プラズマ 702300 299220 134.71% 9%
<6291> エアーテック 157500 69840 125.52% 4.74%
<1486>* 日興米債ヘッジ無 15399 6884.8 123.67% -0.54%
<7238> 曙ブレーキ 3879000 1755100 121.01% 7.63%
<2168> パソナ 325400 152500 113.38% -5.07%
<1514>* 住石HD 6853100 3238780 111.6% 12.24%
<1489> 高配当50 1051 511 105.68% 0.4%
<4434> サーバーワークス 94000 46240 103.29% -11.1%
(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄
20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
《FA》
2021/10/6
マザーズ指数は続落、1部市場急落でセンチメント悪化、時価総額上位急落、値上がり率トップはキャリア
*16:50JST マザーズ指数は続落、1部市場急落でセンチメント悪化、時価総額上位急落、値上がり率トップはキャリア
本日のマザーズ指数は、米国市場や寄り付き前のマザーズ先物が上昇した流れを引き継ぎ、反発でスタートした。寄り付き後は、メドレー<4480>やJMDC<4483>など時価総額上位銘柄が軒並み高となり相場を押し上げ、一時は、24.50pt高まで上昇する場面があった。しかし、東証1部市場が急落となり、個人投資家のリスクセンチメントが悪化すると、マザーズ市場もメルカリ<4385>や弁護士ドットコム<6027>など時価総額上位銘柄がマイナスに転じ、マザーズ指数も急落となり、マイナス圏で本日の取引を終了した。日足チャートでは、5日線に跳ね返され続落となる、上値の重い値動きとなった。
マザーズ指数は続落、売買代金は概算で1466.14億円。騰落数は、値上がり114銘柄、値下がり263銘柄、変わらず11銘柄となった。
個別では、業界紙の紹介や25日線を超えた需給改善の期待感によりキャリア<6198>が10%を超える上昇となった。また、ミサワホームからの受注を発表したラキール<4074>は業績への寄与が好感され10%を超える上昇となった。そのほか、エネチェンジ<4169>、モビルス<4370>、エンバイオHD<6092>が高い。一方、市況悪化や公開価格の2430円を大きく上回る高値警戒感からセーフィー<4375>が10%を超える下落となった。また、5日線を割り込みし目先の需給悪化を懸念したAmazia<4424>が9%を超える下落となった。そのほか、プロジェクトカンパニー<9246>、ベストワンドットコム<6577>、ジィ・シィ企画<4073>が安い。
《FA》
2021/9/11
新興市場見通し:「相場の地合い」だけでないIT株上昇の理由、IPOは今週1社
*14:40JST 新興市場見通し:「相場の地合い」だけでないIT株上昇の理由、IPOは今週1社
今週の新興市場では、日経平均とともにマザーズ指数も大きく上昇し、終値としては7月14日以来の高値を付けて週末の取引を終えた。自民党総裁選を前に次期政権への期待から日経平均が3万円台を回復するなど大きく上昇し、新興市場でも投資家心理が一段と上向いた。また、以前当欄で取り上げた海外投資家の買い観測に加え、証券各社の強気の投資判断などを手掛かりに見直しの動きが強まったIT株も多く、マザーズ指数の押し上げに寄与したと考えらえる。なお、週間の騰落率は、日経平均が+4.3%であったのに対して、マザーズ指数は+5.4%、日経ジャスダック平均は+2.0%だった。
個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で11.1%高、JTOWER<4485>が同15.8%高と大きく上昇。次期政権を巡る思惑が広がるとして前回取り上げた弁護士ドットコム<6027>は同16.3%高、一部証券会社の投資判断付与が観測されたBASE<4477>は同19.0%高となった。売買代金上位では、海外投資家の買いが相次ぎ観測されているHENNGE<4475>が大幅高。また、和心<9271>などが週間のマザーズ上昇率上位に顔を出した。一方、ビジョナル<4194>は同1.9%安。前期業績の上方修正を発表したが、利益確定売りに押された。また、モビルス<4370>などの直近IPO銘柄に売りが出て、メディア総研<9242>が下落率トップだった。ジャスダックでは東映アニメーション<4816>が同27.8%高。投資判断引き上げ観測もあって上場来高値を大幅更新した。セリア<2782>が同7.8%高となるなど、その他主力株も全般堅調。売買代金上位では、再生可能エネルギー関連として政策期待の高いウエストHD<1407>、半導体株人気の追い風を受けたフェローテックHD<6890>が賑わった。また、三ッ星<5820>が週間のジャスダック上昇率トップだった。一方、プロルート丸光<8256>やネオマーケティング<4196>が下落率上位に顔を出した。
来週の新興市場では、マザーズ指数が利益確定の売りをこなしつつ、引き続きしっかりした動きとなることに期待したい。米ナスダック総合指数が調整の兆しを見せるなか、マザーズ指数も日足チャートで1180pt近辺に位置する200日移動平均線に迫るまで上昇し、目先の利益を確定する売りが出やすいかもしれない。しかし、日本株全般に次期政権への期待が高まるのみならず、機関投資家の買い観測や証券各社の調査開始などからは、新興IT株への関心も国内外で広がっていることがわかる。
来週は、9月13日にビジョナル、サーキュレーション<7379>、14日にGA technologies<3491>、スマレジ<4431>、サンバイオ<4592>、プレミアアンチエイジング<4934>、Macbee Planet<7095>などが決算発表を予定している。サーキュレーションは上場後初の決算発表で、成長期待の高さから賑わっている直近IPO銘柄の1つ。前期業績を修正済みのビジョナルの今期見通しに加え、PアンチエイジやMacbeePの好調が続くかなどが注目される。
IPO関連では、9月13日にGeolocation Technology<4018>が福証Q-Boardへ新規上場する。IPアドレス(インターネット上での住所)データベースをもとにした技術・サービスを提供し、地方市場上場ながら公開規模は相応に小さい。なお、今週は医療機器のPHCHD<6523>(10月14日、東証1部)など2社の新規上場が発表されている。
《FA》
2021/9/10
マザーズ指数は大幅反発、ネット・IT株見直し強まる、BASEなど急伸
*16:37JST マザーズ指数は大幅反発、ネット・IT株見直し強まる、BASEなど急伸
本日のマザーズ市場では、証券会社の投資判断付与や海外投資家の買い観測を手掛かりに、インターネット・IT株の一角で見直し機運が強まった。日経平均が堅調だったことも投資家心理を一段と上向かせ、マザーズ指数は上げ幅を広げる展開が続いた。なお、マザーズ指数は大幅反発、終値としては7月14日以来の高値となった。売買代金は概算で1709.40億円。騰落数は、値上がり288銘柄、値下がり72銘柄、変わらず22銘柄となった。
個別では、BASE<4477>が売買代金・上昇率ともトップ。一部証券会社が強気の投資判断を新規付与し、買い材料視された。IT株ではHENNGE<4475>やChatwork<4448>も大幅高となり、AIinside<4488>はストップ高。前日まで売られていたグローバルW<3936>も一転ストップ高となった。時価総額上位ではメルカリ<4385>やフリー<4478>が堅調だった。一方、ビジョナル<4194>は業績上方修正を好感した買いが先行したものの、利益確定売りに押された。売買代金上位では直近上場のモビルス<4370>が続落。また、前日急伸したハウテレビジョン<7064>などが下落率上位に顔を出した。
《HK》
2021/9/9
マザーズ指数は4日ぶり反落、国内外株安で利益確定売り、一時上昇も
*16:14JST マザーズ指数は4日ぶり反落、国内外株安で利益確定売り、一時上昇も
本日のマザーズ市場では、前場にマザーズ指数が一時上昇する場面もあったものの、結局売り優勢の展開となった。国内外の株式相場が下落し、マザーズ市場でも直近上昇の目立った銘柄を中心に利益確定の売りが出た。ただ、成長期待の高い銘柄を中心に買いも根強く入り、マザーズ指数を下支えした。なお、マザーズ指数は4日ぶり反落、売買代金は概算で1486.42億円。騰落数は、値上がり130銘柄、値下がり236銘柄、変わらず15銘柄となった。
個別では、時価総額上位のメルカリ<4385>やフリー<4478>が軟調。売買代金上位ではPアンチエイジ<4934>や日本電解<5759>が下落し、直近上場のモビルス<4370>は引けにかけて売りが出た。また、グローバルW<3936>は信用取引規制の強化を受けた売りが続き、下落率トップとなった。一方、時価総額上位でもJTOWER<4485>やウェルスナビ<7342>はまずまずしっかり。ウェルスナビは一部証券会社の目標株価引き上げが観測された。売買代金上位ではFRONTEO<2158>がリリースを手掛かりに9%超の上昇。決算発表のハウテレビジョン<7064>も急伸した。また、キャリア<6198>は連日でストップ高を付けた。
《HK》
2021/9/9
前日に動いた銘柄 part1 HENNGE、東京機械製作所、レノバなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 HENNGE、東京機械製作所、レノバなど
銘柄名<コード>8日終値⇒前日比
HENNGE<4475> 5560 +560
米キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメントの大量保有が判明。
モビルス<4370> 2192 +194
地合い良好のなか直近IPOにも物色向かう。
エヌ・ピー・シー<6255> 774 +39
脱炭素関連として物色。
JFE<5411> 1875 -37
みずほ証券による格下げ観測。
東京機械製作所<6335> 2858 +500
アジア開発の株式買い増しを引き続き思惑視。
戸田工業<4100> 3535 +460
2次電池関連の一角が強い動きとなっており。
東京産業<8070> 796 +79
再生エネ関連の一角として関心も集まる形に。
ビジョン<9416> 1373 +103
SBI証券では目標株価を引き上げ。
ソフトバンクグループ<9984> 7265 +322
Tモバイル株の現金化を評価へ。
ライドオンE<6082> 1625 +103
自社株買い発表で当面の需給改善期待。
レノバ<9519> 5500 +410
脱炭素に向けた政策論議の高まりを期待で。
エスクリ<2196> 545 +37
今後の行動制限緩和を意識する動きも強まる。
エアトリ<6191> 3360 +260
10月以降の行動制限緩和報道など材料視。
三櫻工業<6584> 1162 +56
トヨタの電池に関する説明会を受けて関連銘柄の一角に関心。
ケイアイスター不動産<3465> 5730 +420
公募株の受渡期日迎え今後の需給改善期待。
コーエーテクモホールディングス<3635> 5640 +420
東海東京証券では買い推奨に格上げ。
日新電機<6641> 1396 +56
直近では大和証券が目標株価を引き上げ。
長大<9624> 2056 +125
業績上方修正で一転営業増益見通しに。
アイフル<8515> 371 +18
JPモルガン証券では目標株価を引き上げ。
東エレデバ<2760> 6770 +370
業績上方修正を引き続き買い材料視。
アシックス<7936> 2699 +148
ゴールドマン・サックス証券ではコンビクション・リストに採用。
三菱製鋼<5632> 1388 +73
急ピッチの調整一巡後はリバウンドの流れが続く。
イーレックス<9517> 2640 +146
再生エネ関連の人気化が続く形に。
テスホールディングス<5074> 2438 +172
再生エネ関連の一角では強い動きが継続。
《FA》
2021/9/7
マザーズ指数は続伸、相場堅調で新興株も買い続く、メルカリなど上昇
*16:31JST マザーズ指数は続伸、相場堅調で新興株も買い続く、メルカリなど上昇
本日のマザーズ市場では、日経平均が一時3万円台を回復するなど株式相場全般に堅調だったことから、新興株も買い優勢の展開が続いた。朝方の買いが一巡すると利益確定の売りも出て上値を抑えたが、おおむね終日堅調に推移した。なお、マザーズ指数は続伸、終値としては7月16日以来の高値を付けた。売買代金は概算で1496.89億円。騰落数は、値上がり176銘柄、値下がり186銘柄、変わらず19銘柄となった。
個別では、時価総額上位のメルカリ<4385>が5%の上昇となったほか、フリー<4478>も堅調。売買代金上位ではグローバルW<3936>がやや荒い値動きながら大幅に9日続伸し、すららネット<3998>やモビルス<4370>も買われた。業績上方修正が好感されたタスキ<2987>は急伸し、アールプランナー<2983>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、時価総額上位のJMDC<4483>やビジョナル<4194>は小安く、売買代金上位のHENNGE<4475>は利益確定売りに押された。また、直近上場のメディア総研<9242>などが下落率上位に顔を出した。
《HK》
2021/9/6
マザーズ指数は3日ぶりに反発、物色活発で後場も堅調な推移
*16:10JST マザーズ指数は3日ぶりに反発、物色活発で後場も堅調な推移
本日のマザーズ指数は3日ぶりに反発となった。日経平均と同様にマザーズ指数も上昇して取引を開始。前場半ばに若干弱含む場面はあったものの、前引けにかけて再度強含む展開に。日経平均が横ばい気味の推移となる反面、マザーズ指数は後場も堅調を維持し、上げ幅をじりじりと広げ、きょうの高値圏で取引を終えている。なお、マザーズ指数は3日ぶりに反発、売買代金は概算で1386.17億円。騰落数は、値上がり226銘柄、値下がり132銘柄、変わらず22銘柄となった。
個別では、6%高のグローバルウェイ<3936>がマザーズ売買代金トップにランクイン。弁護士ドットコム<6027>は、「菅首相、河野氏を支援の意向」との一部報道で脱ハンコ関連に思惑が向かったとみられ大幅に上昇。サイバーダイン<7779>は、HAL腰タイプ(介護・自立支援用)の長期大型契約を英ハンプシャー州議会と締結したと発表し後場に急騰。イオンファンタジー<4343>と共同で店舗内AI解析の検討に関する取り組みを実施し、カメラに映る子ども世代の年齢をより細かく推定できるAIモデルを開発したと発表したニューラル<4056>も急伸。その他、メルカリ<4385>、HENNGE<4475>、すららネット<3998>、ビザスク<4490>、ENECHANGE<4169>などが買われた。一方、直近IPO銘柄のモビルス<4370>は換金売りに押され、一時1837円まで下落する場面もあった。同じく直近IPOのメディア総研<9242>も朝方は買いが先行したが、利益確定売りに押されて下落。売買代金上位30社では、その他にPアンチエイジ<4934>、アイドマHD<7373>、ジェイフロンティア<2934>などが下落した。
《FA》
2021/9/6
前日に動いた銘柄 part2 ファーストリテ、グローバルウェイ、メディア総研など
*07:32JST 前日に動いた銘柄 part2 ファーストリテ、グローバルウェイ、メディア総研など
銘柄名<コード>3日終値⇒前日比
ベイカレント・コンサルティング<6532> 52800 -5800
高値圏で利食い売りが集まる展開にも。
チェンジ<3962> 2257 -148
リバウンド一巡感で高水準の信用買い残意識も。
ラクス<3923> 3750 -60
目立った材料ないが高値圏での利食い売りが優勢か。
KLab<3656> 670 -21
2日にかけて反発力強まり戻り売りが優勢。
ファーストリテ<9983> 74630 +1430
8月の月次動向が弱材料視される。
日本製鉄<5401> 2267.5 +108.0
JPモルガン証券が投資判断を新規に買い推奨。
大運<9363> 532 +56
株式新聞が一部で取り上げている。
ユニバンス<7254> 649 +57
値動きの軽さをはやして上値追いが続く形に。
FRACTALE<3750> 1352 -126
2日は長い上ヒゲ残して伸び悩む。
コメ兵HD<2780> 1607 -135
2日は高値もみ合い上放れに追随買いで大幅上昇。
ヘリオス<4593> 2322 +125
他家iPS細胞から膵臓β細胞への分化誘導確認。
インターネットインフィニティー<6545> 529 +6
東京ガスライフバルE-Do社と連携しリフォームサポートをテスト的に開始。
FRONTEO<2158> 1727 +115
法務知財関連の会員制ポータルサイトの登録会員数5000人突破。
CANBAS<4575> 318 -36
新株予約権と新株予約権付社債発行で希薄化懸念。
グローバルウェイ<3936> 10240 +1500
3日の急伸で節目の10000円台乗せ。
ブロードマインド<7343> 1047 +150
セブン・フィナンシャルサービスと
「セブン保険ショップ~おさいふコンシェルジュ~」の共同運営について合意。
出前館<2484> 1600 -67
ウーバーイーツに関する報道もあったが。
アクリート<4395> 2185 -165
3日は直近の上昇に対する利食いの動きが優勢。
モビルス<4370> 2099 +319
2日に新規上場、連日の物色で大きく上昇。
メディア総研<9242> 4020 +700
2日に新規上場、連日の物色で大きく上昇。
《FA》
2021/9/4
新興市場見通し:ハイテク優位続くが「政治」論点浮上の影響は?IPO多数BBへ
*14:50JST 新興市場見通し:ハイテク優位続くが「政治」論点浮上の影響は?IPO多数BBへ
今週の新興市場では、やはり週初から主力IT株を中心に買いが先行した。米経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」後、米長期金利の低下とともに米ナスダック総合指数が連日で高値を更新するなど、ハイテク株優位の地合いとなったことがマザーズ指数の一段の上昇を後押しした。ただ、日足チャートで1130pt近辺に位置する75日移動平均線水準を回復すると、利益確定の売りも出て上値は重くなった。また、政局の流動化とともに日経平均が大幅に上昇すると、物色の矛先を大型株に向ける向きもあったようだ。なお、週間の騰落率は、日経平均が+5.4%であったのに対して、マザーズ指数は+2.3%、日経ジャスダック平均は+2.2%だった。
個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で2.5%高、JMDC<4483>が同7.2%高と堅調。JMDCは新サービスに係るリリースが材料視されたこともあり、上場来高値を更新した。Appier Group<4180>は同14.3%高と大きく上昇。売買代金上位では、前の週に上場し初値低調だったジェイフロンティア<2934>が一転、大いに賑わった。また、グローバルウェイ<3936>は連日のストップ高で2倍超に急伸した。一方、ビジョナル<4194>が同1.6%安とやや軟調で、すららネット<3998>は利益確定売りがかさんだ。また、海帆<3133>などが下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力では東映アニメーション<4816>が同13.5%高となり、時価総額トップに浮上。ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>も同6.5%高と堅調だった。また、フェローテックHD<6890>などが大きく買われ、トミタ電機<6898>が週間のジャスダック上昇率トップとなった。一方、ワークマン<7564>は同4.8%安と軟調で、京極運輸商事<9073>などが下落率上位に顔を出した。IPOでは、9月2日上場のモビルス<4370>が公開価格を43%、メディア総研<9242>が7%それぞれ上回る初値を付けた。
来週の新興市場では、マザーズ指数のしっかりした動きに期待したい。米国を中心とした市場全体に、米長期金利の伸び悩みを背景にハイテク株優位が続きそうだ。もっとも、菅義偉首相の退陣表明を受けて政治情勢が最大の投資論点に浮上し、海外投資家も日本株への関心を高めるなか、主力大型株の売買が中心となる可能性はある。また、マザーズの1日当たり売買代金は8月末ごろからやや増加しているが、既存投資家の循環的な買いの範囲内か。ニューマネー流入の印象はなお乏しい。
来週は、9月9日にステムリム<4599>、10日にブレインズテクノロジー<4075>、セルソース<4880>、イトクロ<6049>などが決算発表を予定している。ブレインズは上場後初の決算発表だが、異常検知などのAI(人工知能)ソフトウェアで業績急伸中。再生医療のセルソースも好調が続くか注目されそうだ。また、自民党総裁選(17日告示、29日投開票)の行方は見通しづらいが、弁護士ドットコム<6027>などに思惑買いが向かう可能性もある。
IPO関連では、来週の新規上場企業はないが、シンプレクス・HD<4373>やセーフィー<4375>といった9月後半の上場案件が順次ブックビルディング(BB)期間に入る。件数がまずまず多く、やや大型の案件も散見されることから需要状況を注視したい。なお、今週はワンキャリア<4377>(10月7日、マザーズ)の新規上場が発表されている。
《FA》
2021/9/4
前日に動いた銘柄 part2 ファーストリテ、グローバルウェイ、メディア総研など
*07:32JST 前日に動いた銘柄 part2 ファーストリテ、グローバルウェイ、メディア総研など
銘柄名<コード>3日終値⇒前日比
ベイカレント・コンサルティング<6532> 52800 -5800
高値圏で利食い売りが集まる展開にも。
チェンジ<3962> 2257 -148
リバウンド一巡感で高水準の信用買い残意識も。
ラクス<3923> 3750 -60
目立った材料ないが高値圏での利食い売りが優勢か。
KLab<3656> 670 -21
2日にかけて反発力強まり戻り売りが優勢。
ファーストリテ<9983> 74630 +1430
8月の月次動向が弱材料視される。
日本製鉄<5401> 2267.5 +108.0
JPモルガン証券が投資判断を新規に買い推奨。
大運<9363> 532 +56
株式新聞が一部で取り上げている。
ユニバンス<7254> 649 +57
値動きの軽さをはやして上値追いが続く形に。
FRACTALE<3750> 1352 -126
2日は長い上ヒゲ残して伸び悩む。
コメ兵HD<2780> 1607 -135
2日は高値もみ合い上放れに追随買いで大幅上昇。
ヘリオス<4593> 2322 +125
他家iPS細胞から膵臓β細胞への分化誘導確認。
インターネットインフィニティー<6545> 529 +6
東京ガスライフバルE-Do社と連携しリフォームサポートをテスト的に開始。
FRONTEO<2158> 1727 +115
法務知財関連の会員制ポータルサイトの登録会員数5000人突破。
CANBAS<4575> 318 -36
新株予約権と新株予約権付社債発行で希薄化懸念。
グローバルウェイ<3936> 10240 +1500
3日の急伸で節目の10000円台乗せ。
ブロードマインド<7343> 1047 +150
セブン・フィナンシャルサービスと
「セブン保険ショップ~おさいふコンシェルジュ~」の共同運営について合意。
出前館<2484> 1600 -67
ウーバーイーツに関する報道もあったが。
アクリート<4395> 2185 -165
3日は直近の上昇に対する利食いの動きが優勢。
モビルス<4370> 2099 +319
2日に新規上場、連日の物色で大きく上昇。
メディア総研<9242> 4020 +700
2日に新規上場、連日の物色で大きく上昇。
《FA》
2021/9/3
マザーズ指数は続落、利益確定売り優勢、前日IPO銘柄に買い
*17:01JST マザーズ指数は続落、利益確定売り優勢、前日IPO銘柄に買い
本日のマザーズ市場では、日経平均が大幅上昇したのとは対照的に、マザーズ指数は小安く引けた。週末を前に利益確定の売りが出る一方、個人投資家の物色の矛先はマザーズ指数組み入れ前の直近IPO(新規株式公開)銘柄の一角、あるいは東証1部銘柄に向いたようだ。日経平均とともにマザーズ指数も後場強含みで始まったが、買いが一巡するとじりじりと売りに押された。なお、マザーズ指数は続落、売買代金は概算で1654.01億円。騰落数は、値上がり174銘柄、値下がり188銘柄、変わらず16銘柄となった。
個別では、時価総額上位のメルカリ<4385>やビジョナル<4194>、売買代金上位のEnjin<7370>やアンジェス<4563>が軟調。先週上場で初値後賑わっていたJフロンティア<2934>は利益確定売りが広がって大きく下落した。また、7月上場のサーキュ<7379>が買い一巡後に値を崩し、ストップ安水準で取引を終えた。一方、時価総額上位のフリー<4478>やJMDC<4483>は小じっかり。前日上場のモビルス<4370>が売買代金トップで18%近い上昇となり、同日上場のメディア総研<9242>はストップ高。また、グローバルW<3936>は連日のストップ高となった。
《HK》
2021/9/2
マザーズ指数は4日ぶり反落、大型株に物色向く、モビルスなどIPO2社初値
*16:23JST マザーズ指数は4日ぶり反落、大型株に物色向く、モビルスなどIPO2社初値
本日のマザーズ市場では、朝方小高く始まったものの、その後軟調な展開となった。マザーズ指数は一昨日に1130pt近辺に位置する75日移動平均線を回復しており、それまで戻りをけん引してきたIT株を中心に利益確定売りが出た。一方、ネット証券売買代金ランキングを見ると、個人投資家の物色は値幅が大きく出た陸運などの大型株に向いたようだ。なお、マザーズ指数は4日ぶり反落、売買代金は概算で1556.91億円。騰落数は、値上がり85銘柄、値下がり281銘柄、変わらず11銘柄となった。
個別では、時価総額上位のフリー<4478>やJMDC<4483>、売買代金上位のEnjin<7370>やすららネット<3998>が軟調。前日まで急ピッチの上昇で株式分割後の上場来高値を更新していたFRONTEO<2158>だが、短期的な過熱感から大きく値を崩した。また、前日ストップ安の海帆<3133>が大幅に3日続落し、下落率トップとなった。一方、時価総額上位ではメルカリ<4385>、売買代金上位ではJフロンティア<2934>が堅調。アルー<7043>がストップ高を付けたほか、グローバルW<3936>は連日のストップ高となった。
なお、本日マザーズに新規上場したモビルス<4370>は公開価格を43%、メディア総研<9242>は7%それぞれ上回る初値を付けた。
《HK》
2021/9/2
新興市場銘柄ダイジェスト:ウチダエスコは年初来安値、レカムが大幅に3日続伸
*16:22JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ウチダエスコは年初来安値、レカムが大幅に3日続伸
<4370> モビルス 1780
公開価格(1280円)を43.0%上回る1830円で初値を付けた。会社設立は11年9月16日。主な事業はコンタクトセンター向けSaaSプロダクトなどCXソリューションの提供。22年8月期の営業利益予想は前期比2.5倍の2.80億円。SaaSサービスが既存顧客のユーザー追加や新規顧客獲得で伸びるほか、プロフェッショナルサービスやイノベーションラボサービスも順調に推移すると見込んでいる。
<8909> シノケンG 1162 +46
大幅続伸。50万株(5.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.44%。取得期間は2日から10月15日まで。資本効率の向上や経営環境に応じた機動的な資本政策を可能とすることが目的。同社株は8月20日に1078円まで売られた後は下げ止まっており、自律反発期待も買いにつながっているようだ。
<4699> ウチダエスコ 2724 -506
年初来安値。22年7月期の営業利益予想を前期比61.5%減の11.00億円と発表している。前期に計上した学校市場でのGIGAスクール構想案件による増加要因がなくなり、減益となる見通し。年間配当予想は50.00円。21年7月期の営業利益は66.8%増の28.55億円で着地した。同構想に係る案件が好調だった。期末配当は従来予想の45.00円から70.00円(うち設立50周年記念配当20.00円)に増額修正した。
<7847> グラファイトD 653 +26
年初来高値。22年2月期の営業利益を従来予想の1.57億円から3.80億円(前期実績1.98億円)に上方修正している。重点施策として進めていた自社ブランドシャフトの女子プロ選手使用率が上昇に転じ、ゴルフショップからの直販受注やクラブメーカーからのカスタム受注が当初の想定を上回っているため。米国市場で自社ブランドシャフトの販売が伸びていることも減益予想から増益予想への転換に寄与した。
<9242> メディア総研 3320
公開価格(2900円)を7.1%上回る3105円で初値を付けた。会社設立は93年3月9日。高専生や大学生向けの就職活動イベントの企画が事業の柱。21年7月期の営業利益予想は前期比35.2%増の1.70億円。企画制作サービスが堅調に推移するほか、売上原価が47.6%減と縮小し、利益を押し上げる見通し。第3四半期累計の実績は2.35億円で、既に通期予想を上回っている。
<3323> レカム 104 +17
大幅に3日続伸。中国子会社のレカムビジネスソリューションズが、サンワサプライ(岡山市)のグループ会社であるサンワサプライ上海とウイルス除菌装置「ReSPR(レスパー)」の中国での販売に関する業務提携契約を締結したと発表している。日系企業や現地企業、ECショップなどサンワサプライ上海の数百社の販売網を通じ、中国マーケットでReSPRの拡販に取り組む。
《ST》
2021/9/2
モビルス---初値1830円、公開価格を43.0%上回る、コンタクトセンター向けソリューション提供
*13:25JST <4370> モビルス 1913 -
公開価格(1280円)を43.0%上回る1830円で初値を付けた。会社設立は11年9月16日。主な事業はコンタクトセンター向けSaaSプロダクトなどCXソリューションの提供。22年8月期の営業利益予想は前期比2.5倍の2.80億円。SaaSサービスが既存顧客のユーザー追加や新規顧客獲得で伸びるほか、プロフェッショナルサービスやイノベーションラボサービスも順調に推移すると見込んでいる。
《TY》