マーケット
7/30 15:15
38,525.95
+57.32
40,743.33
+203.40
暗号資産
FISCO BTC Index
8/5 19:56:54
16,969,276
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

【話題の銘柄】トヨタの決算は市場予想下振れ着地で全般ネガティブな影響へ

2016/2/8 8:09 FISCO
*08:09JST 【話題の銘柄】トヨタの決算は市場予想下振れ着地で全般ネガティブな影響へ ~トヨタ純利益最高、4-12月1.8兆円(2/6日経1面) トヨタ<7203>が16年3月期第3四半期の決算を発表、純利益は前年同期比9%増の1兆8,860億円となり、4-12月期としては過去最高益を更新したなどと伝わっている。ガソリン安で北米での大型車販売が伸びたとされている。 ただ、10-12月期の営業利益は7,223億円で前年同期比5%減となっている。四半期ベースで見ると、14年1-3月期以来の減益に転じる格好に。市場コンセンサスは7,800億円程度であったことから、500億円強は下振れする状況である。通期予想は前期比2%増となる2兆8,000億円を据え置き、市場予想は3兆円超の水準である。第4四半期の為替前提は115円/ドル、125円/ユーロであり、やや保守的ではあるものの、一方で、愛知製鋼の爆発事故の影響は織り込まれておらず、10-12月期の下振れを受けて、通期業績の市場コンセンサスは切り下がることになろう。つれて、株価の下押し材料になっていく見通しだ。ちなみに、決算発表を受けて、トヨタ株はADRで3.4%の下落となっている。 為替の円高傾向に加えて、ホンダ<7267>に続くトヨタ<7203>の業績下振れで、自動車関連業界には全般的にネガティブな影響が強まろう。トヨタ系の自動車部品各社は大方決算発表を終えているとはいえ、先行きの業績回復見通し期待はやや低下することが予想される。鉄鋼など自動車へのサプライヤー産業にも同様の影響が見込まれるところ。なお、今後の焦点は、本日決算発表も予定されているスズキ<7269>との提携交渉の行方となろう。交渉の進展は、自動車業界のみならず、スケールメリットを追求する上でのサプライヤー産業の再編意欲の高まりにもつながるため、株式市場全体にとってもプラス材料と考える。
関連銘柄 3件
7203 東証プライム
2,674
9/4 15:00
-98(-3.54%)
時価総額 43,626,275百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,530
9/4 15:00
-74.5(-4.64%)
時価総額 8,314,456百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7269 東証プライム
1,600.5
9/4 15:00
-70.5(-4.22%)
時価総額 3,144,320百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14