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23日の香港市場概況:ハンセン0.6%安と反落、資金流出への警戒感で

2017/10/23 18:00 FISCO
*18:00JST 23日の香港市場概況:ハンセン0.6%安と反落、資金流出への警戒感で 週明け23日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比181.36ポイント(0.64%)安の28305.88ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が67.28ポイント(0.58%)安の11491.07ポイントとそろって反落した。売買代金は913億9600万香港ドルとやや減少した(20日は967億2200万香港ドル)。 資金流出への警戒感がくすぶる。好業績銘柄などのけん引で指数は買い先行で寄り付いたものの、ほどなくマイナス圏に沈んだ。米長期金利の上昇を受け、香港マーケットからの資金流出が懸念されている。10月に入って新規株式公開(IPO)が相次いでいることも、流通市場の流動性ひっ迫につながっていると指摘された。 ハンセン指数の構成銘柄では、AIAグループ(1299/HK)が1.9%続落し、同銘柄だけで指数を38ポイント押し下げた。先週20日に発表した17年6~8月期の営業実績で、新契約価値の伸びが市場予想を下回ったことが引き続き嫌気されている。このほか、中国工商銀行(1398/HK)が2.1%安、吉利汽車(175/HK)が1.7%安で引け、ハンセン銘柄の値下がり率上位に並んだ。 ただ、業績期待の強い銘柄が買われる中で全体相場の下げも限定的。ハンセン指数は売り一巡後に下げ渋った。同指数の構成銘柄では、1~9月期の95%増益を予告した中国人寿保険(2628/HK)が3.7%高と大幅に値を上げている。またH株銘柄では、北京汽車(1958/HK)が9.0%高で終了(一時は11.9%急伸)。独ダイムラーとの合弁会社「北京ベンツ」について、7~9月期の持分利益が4割増加したと発表した。外資系ブローカー大手は「北京ベンツ」の業績上振れを指摘し、北京汽車の17~19年予想EPSを増額修正している。 一方、本土マーケットは小幅続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.06%高の3380.70ポイントで取引を終えている。売り買いが交錯する中で指数は一進一退を続けた。「雄安新区」や環境保護関連など政策メリット銘柄の一角に買いが継続したほか、好業績予告を発表した中国人寿保険(601628/SH)など保険株が上昇。半面、銀行や証券、自動車などのセクターが売られている。また、引き続き第19回共産党大会(18~24日)が開催中とあって、その内容を見極めたいとのスタンスから手控えムードも強かった。 【亜州IR】 《CS》