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BS11 Research Memo(9):市場平均を上回る成長の可能性。シニア層向け市場の深堀に成長シナリオを見出す

2017/6/2 16:01 FISCO
*16:01JST BS11 Research Memo(9):市場平均を上回る成長の可能性。シニア層向け市場の深堀に成長シナリオを見出す ■中長期の成長戦略 5. 成長ポテンシャル 弊社では、日本BS放送(BS11)<9414>が独立系のBS放送局であることの強みを十分に発揮できれば、市場全体の動きとは異なる成長曲線を描くことができると考えている。その結果として中期経営計画の売上高目標を達成し、キー局系列の先行5社に肩を並べる存在となることも十分に可能であるとみている。これは同社の本質に根差すものであるため、今来期といった短期的業績のみならず、長期的に効果が期待できるポイントだと考えている。 独立系としての強みは、番組作りや編成における高い自由度という形で、最も顕著に発揮されると弊社では考えている。番組作りでは最適・最良の制作会社を選定し、自由な発想で企画力を生かすことが可能だ。編成においても広告の時間枠を30秒単位から60分単位まで柔軟に設定して広告主の要望に応えることが可能だ。また他社からの番組の購入や他局との連携など、独立系であることを生かした収益力強化の余地は大いにあると期待される。 BS放送の広告市場では、これまでは1社提供番組や特定スポンサーによるスポット大量出稿が成長をけん引してきたが、2015年頃から、編成の多様化によってスポーツ、音楽、映画などが増加したため、様々な企業による出稿が増加しているという動きがある。この点でも、独立系としての強みを発揮できるチャンスがあるのではないかと弊社では考えている。 さらに、同社及びBS放送業界の成長ポテンシャルを考える上で弊社が現在注目しているのは、“シニア層向け”という切り口だ。これ自体は視聴者の年齢構成が表すように新しい着眼点ではない。同社自身も重点的に取り組んでいるポイントでもある。そうしたなかであえて弊社が強調したいのは、シニア層向け広告枠の需給タイト化で広告単価上昇が加速するのではないか、という点だ。その背景・理由としては1)インフォマーシャル需要、2)テレビ番組の視聴方法の変化の中でBS放送の媒体価値の上昇、の2つだ。 上記1)のインフォマーシャルはインフォメーションとコマーシャルを組み合わせた造語だ。シニア層は納得するまでに時間がかかるので、情報力が多く、説明力・説得力のある長尺のコマーシャルが求められているということだ。この点は、独立系ならではの番組編成の自由度という同社の強みにもつながる。上記2)については、インターネットの普及と各種ストリーミングサービスの充実で若年層を中心にテレビ番組の視聴の仕方が大きく変わりつつある中で、テレビコマーシャルの視聴者の 《MW》
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ビックカメラ傘下の無料BS放送局。子会社で児童書の出版も。タイム収入は通販枠の強化・拡充により堅調。スポット広告収入が足踏み。アニメ強化に向けた費用増は重し。配当性向4割目安。コンテンツ価値の最大化を図る。 記:2024/07/31