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AOI Pro. Research Memo(1):好調な広告需要、新中期計画では売上高500億円を目指す

2015/6/15 16:00 FISCO
*16:00JST AOI Pro. Research Memo(1):好調な広告需要、新中期計画では売上高500億円を目指す AOI Pro.<9607>は、大手CM制作会社の一角として、テレビCMの企画・制作を主力としている。需要が拡大しているWeb等のデジタルコンテンツや海外展開にも積極的に取り組んでいる。好調なテレビCM制作に加えて、デジタル関連及び海外事業への新たな展開が、直接的及び間接的に事業に貢献し同社の成長をけん引している。 「中期経営計画2014」の最終年度となる2015年3月期の業績は、売上高が前期比3.0%増の28,817百万円、営業利益が同9.5%増の1,952百万円、経常利益が同13.8%増の1,939百万円、当期純利益が同92.0%増の1,238百万円と増収増益となり、過去最高の売上高、各利益を更新した。一部案件の売上高計上時期が2016年3月期にずれ込んだことにより従来の会社予想には若干届かなかったものの、好調な広告需要を追い風として主力の広告制作事業が大きく伸びたことから、中期経営計画の売上高目標を2年前倒しでほぼ達成することができた。特に注力するデジタル関連と海外事業が大きく伸長するとともに、今後の成長に向けた基盤づくりという点でも一定の成果があった。 同社は、新たな5ヶ年計画である「中期経営計画2019」を策定した。これまでの広告映像制作事業に加え、新たな成長領域である動画コンテンツマーケティング事業(動画コンテンツとデータ解析を組み合わせたマーケティング領域)と海外事業が同社の成長をけん引する想定であり、最終年度である2020年3月期の目標として、売上高50,000百万円、売上高営業利益率10.0%、ROE12.0%以上を掲げている。弊社でも、動画コンテンツマーケティングは、海外を含めて今後大きく伸びる領域であると捉えている。同社がこれまでの広告映像制作で培ったノウハウや顧客接点(ブランド力)、海外ネットワーク、資金力などは大きなアドバンテージであり、それを活かしながら、M&Aやアライアンス等を含めて、新たな成長領域をグループ内に取り込むことができるとみている。 「中期経営計画2019」の初年度となる2016年3月期の業績予想について同社は、売上高が前期比4.1%増の30,000百万円、営業利益が同12.7%増の2,200百万円と増収及び営業増益を見込んでいる。主力のテレビCM制作に加え、引き続きデジタル関連と海外事業が伸長する想定とみられる。 ■Check Point ・15年3月期は売上高・各利益で過去最高を更新、主力の広告制作事業が順調 ・新中計では20年3月期に売上高500億円、営業利益率10%、ROE12%以上を目指す ・同業他社に比べ成長性の高さに特長、株価は割安感 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《FA》
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CM制作会社大手の一角。テレビCM主力。Web動画等のデジタル領域にも積極的。ティー・ワイ・オーと17年1月付で両社の完全親会社となるAOI TYO Holdingsを設立。12月28日付で上場廃止。 記:2017/03/06