マーケット
7/30 15:15
38,525.95
+57.32
40,743.33
+203.40
暗号資産
FISCO BTC Index
4/30 22:59:41
13,322,307
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米グロース株安への懸念から利益確定売りが優勢に【クロージング】

2022/2/3 15:57 FISCO
*15:57JST 米グロース株安への懸念から利益確定売りが優勢に【クロージング】 3日の日経平均は5営業日ぶりに反落。292.29円安の27241.31円(出来高概算12億9000万株)で取引を終えた。前日までの4日間で1300円超上昇し、節目の27500円を回復したことによる目先的な達成感に加え、米国市場の取引終了後に決算を発表した米SNS大手メタ・プラットフォームズや半導体大手のクアルコムが時間外取引で急落したことから、成長期待の高いグロース株を中心に売りが優勢となり、前場終盤にかけて一時27165.93円まで下げ幅を広げた。その後は5日線水準を下回らなかったことから、押し目を拾う動きもあり、売り一巡後は27200円台でもみ合っていた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1400を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、ゴム製品、パルプ紙、石油石炭、輸送用機器、鉱業など17業種が上昇。一方、海運、電気機器、機械、陸運、その他製品など16業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、塩野義<4507>、デンソー<6902>、豊田通商<8015>、ホンダ<7267>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、エムスリー<2413>、ダイキン<6367>、ソニーG<6758>が軟調だった。 急ピッチの上昇に対する警戒感が広がっていたところに、米グロース企業の代表格といえるメタやクアルコム株が時間外取引で下落し、ナスダック100先物も2%を超える大幅な下落となっているため、半導体関連や電子部品関連など値がさハイテク株を中心に利食い売りが膨らんだようだ。また、米国防総省が、ウクライナ情勢の緊迫化を受け、東欧に3000人規模の米軍を数日中に派兵すると発表したことで、地政学的リスクへの懸念も相場の重しとなり、投資家心理を冷やした側面もあったようだ。 日経平均はひとまず、騰勢が一服し、当然の一服と受け止める向きが多いほか、本格化している主要企業の決算発表も比較的上方修正が目立っており、業績拡大による株価の上昇基調に変わりはないとの指摘も聞かれる。また、前日発表のADPの全米雇用報告の結果が弱かっただけに、4日に予定される米雇用統計がある程度悪い結果となったとしても相場にはある程度織り込まれた感があり、東京市場は再び出直ってくるだろう。目先は企業決算の結果次第で、個別では大きく振らされる場面もあろうが、株価水準が下がるなら押し目買いの好機と捉えた方が良いだろう。 《FA》
関連銘柄 10件
2413 東証プライム
1,350
9/4 15:00
-42(-3.02%)
時価総額 916,558百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4507 東証プライム
6,630
9/4 15:00
-27(-0.41%)
時価総額 5,898,260百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
6367 東証プライム
17,875
9/4 15:00
-675(-3.64%)
時価総額 5,239,413百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6758 東証プライム
13,750
9/4 15:00
-425(-3%)
時価総額 85,842,598百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6902 東証プライム
2,121.5
9/4 15:00
-102(-4.59%)
時価総額 6,686,501百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
7267 東証プライム
1,530
9/4 15:00
-74.5(-4.64%)
時価総額 8,314,456百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
8015 東証プライム
2,661.5
9/4 15:00
-127(-4.55%)
時価総額 2,826,965百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,822
9/4 15:00
-158(-3.17%)
時価総額 11,110,756百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10