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リスク回避の動き優勢、国内政治に失望感も【クロージング】

2022/1/21 15:57 FISCO
*15:57JST リスク回避の動き優勢、国内政治に失望感も【クロージング】 21日の日経平均は反落。250.67円安の27522.26円(出来高概算12億3000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク関連株が下落した流れを引き継いだほか、米動画配信サービス大手ネットフリックスの第4四半期の新規契約者数が市場予想を下回ったことを映して、時間外取引で一時20%超下落したことも投資マインドの悪化につながった。そのほか、国内で新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が急拡大しているため、経済活動の再停滞への懸念もくすぶっており、取引開始後には一時27129.61円まで下押しした。ただ、急ピッチの下げに対する警戒感や週末の持ち高調整の動きもあり、大引けにかけては値ごろ買いなどで下げ渋る展開だった。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄が1100を超え、全体の過半数超を占めた。セクター別では、空運、陸運、電気ガス、食料品など16業種が上昇した。一方、鉱業、輸送用機器、石油石炭、電気機器など17業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、コナミHD<9766>、キッコーマン<2801>、アステラス薬<4503>、テルモ<4543>が堅調な半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、信越化<4063>、リクルートHD<6098>、デンソー<6902>が軟調で、この5銘柄で日経平均を約200円程度押し下げた。 前日の米国市場は、ナスダック指数が昨年6月以来の低水準に落ち込むなど主要株価指数はそろって続落したことから、東京市場でも値がさハイテク株中心にリスク回避の売りが優勢となった。このほか、岸田首相が金融所得課税の見直しについて、与党の税制調査会で議論するとの意向を表明したことが伝わったこともあり、売り直される場面もあった。 日経平均は今週19日に一時942円も急落し、下方硬直性というものが米国株式よりはあり、売られすぎとの指摘も聞かれ、大引けにかけては下げ渋る場面もあったが、マーケットよりではない国内政治に失望感が漂っているほか、来週25日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)が波乱なく通過するまでは、インフレや利上げ加速への懸念が拭えないとの見方も多く、目先はハイテク株安の流れが継続しそうで、東京市場も調整色から抜け出るにはいましばらく時間がかかるだろう。 《FA》
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時価総額 1,544,764百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
4063 東証プライム
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時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4503 東証プライム
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時価総額 3,301,780百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4543 東証プライム
2,673
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-51.5(-1.89%)
時価総額 3,984,633百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
8,406
9/4 15:00
-654(-7.22%)
時価総額 14,256,240百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6857 東証プライム
6,129
9/4 15:00
-514(-7.74%)
時価総額 4,695,850百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6902 東証プライム
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時価総額 6,686,501百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
6954 東証プライム
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-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,995
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時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9766 東証プライム
12,930
9/4 15:00
-400(-3%)
時価総額 1,855,455百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12