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心理的な節目である29500円に接近も次第に利益確定の流れに【クロージング】

2021/10/20 15:59 FISCO
*15:59JST 心理的な節目である29500円に接近も次第に利益確定の流れに【クロージング】 20日の日経平均は続伸。40.03円高の29255.55円(出来高概算11億1000万株)で取引を終えた。米国市場で主要な株価指数が上昇した流れを引き継ぐ格好から、主力株を中心に買いが先行し、前場中盤に一時29489.11円まで上昇。心理的な節目である29500円にあと一歩と迫った。ただ、新規の手がかり材料に乏しい上、来週からは国内主要企業の決算発表が本格化するため、業績動向を見定めたいとの思惑もあり、次第に利食い優勢の展開から上げ幅を縮めていた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1200を超え、全体の6割近くを占めた。セクター別では、空運が3%を超える上昇となったほか、陸運、証券・商品先物、銀行など16業種が上昇。一方、海運が3%を超える下げとなったほか、その他製品、ゴム製品、非鉄金属、精密機器など17業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、日立建機<6305>、京セラ<6971>が堅調。半面、富士フイルム<4901>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、任天堂<7974>、ダイキン<6367>が軟化した。 前日の米国市場は、主要企業の好決算などが好感された流れのほか、為替相場が一時1ドル=114円台後半まで円安が進んだことも自動車など輸出関連株には追い風となった。一方、原油市況の上昇が依然と続いているため、コスト負担の増加への懸念から海運株には利食い売りが続いた。また、中国の中堅不動産会社、新力控股(シニック・ホールディングス)が債務不履行となったため、中国の不動産業界に対する債務問題も警戒された。 原油など資源価格の上昇と世界的に景気停滞と物価上昇が同時進行するスタグフレーションへの警戒感、米国による年内のテーパリング(量的緩和の縮小)の開始、衆院選の行方など不透明要因も残っており、積極的に買い上がる雰囲気にはなっていない。心理的な節目である29500円に接近したことで、いったんは利食いも出やすい水準だろう。そのため、更なる上昇については、総選挙で自民党が圧勝することや、良好な企業業績を確認するといった材料が不可欠であり、しばらくは外部環境などをにらみながらの動きとなりそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
4063 東証プライム
5,832
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-541(-8.49%)
時価総額 11,804,685百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
3,821
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-148(-3.73%)
時価総額 4,752,854百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
8,406
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-654(-7.22%)
時価総額 14,256,240百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6305 東証プライム
3,457
9/4 15:00
-146(-4.05%)
時価総額 743,653百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。純国産技術による機械式ショベルを国内で初めて開発。超大型油圧ショベルの拡販など米州事業の拡大図る。 記:2024/04/30
6367 東証プライム
17,875
9/4 15:00
-675(-3.64%)
時価総額 5,239,413百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6762 東証プライム
9,238
9/4 15:00
-637(-6.45%)
時価総額 17,957,379百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6971 東証プライム
1,744
9/4 15:00
-64(-3.54%)
時価総額 2,634,267百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。コアコンポーネント及び電子部品部門は積極的な設備投資継続。29.3期売上高3兆円目指す。 記:2024/04/30
7974 東証プライム
7,698
9/4 15:00
-228(-2.88%)
時価総額 9,997,316百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17