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前場に注目すべき3つのポイント~物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別対応~

2021/7/30 8:55 FISCO
*08:55JST 前場に注目すべき3つのポイント~物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別対応~ 30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別対応 ■パナソニック、1Q営業利益1043億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:日野自、北米向けトラックをいすゞからOEM調達 ■物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別対応 30日の日本株市場は神経質な相場展開になりそうだ。29日の米国市場ではNYダウが153ドル高だった。連邦準備制度理事会(FRB)が当面のあいだ金融緩和を維持するとの期待に投資家心理が改善。第2四半期GDPが2四半期連続で6%台の成長を記録したほか、企業の好決算も手伝い、終日堅調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の27755円。円相場は1ドル109円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から利食い優勢の展開になりそうだ。米国ではクアルコムが6%の上昇となるなど、半導体株の強い動きが目立っており、本日も波及を見せてくるかが注目されるところであろう。決算が評価されて買われたアドバンテスト<6857>辺りが本日も強含みの動きを見せてくるようだと安心感に繋がりそうだ。また、前日の日経平均のけん引役だったソフトバンクG<9984>への物色も投資家の関心を集めやすいところ。 一方で、シカゴ先物の反応を見る限りでは、米国市場の上昇の影響は限られる可能性も意識されやすいだろう。月末最終日となることから、月末下落といったアノマリーを警戒する流れにもなりやすく、積極的に上値を狙った物色は期待しづらいところ。その他、中国の規制強化に関連した報道に振らされやすい需給状況が続いていることから、引き続きハンセン指数などの動向にも神経質になりやすいだろう。 物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別対応となる。足元では主力企業の好決算が目立っており、物色が強まっている。昨夕の決算ではファナック<6954>、キーエンス<6861>、村田製<6981>、オムロン<6645>辺りが注目されやすく、主力処が堅調推移となるようだと、安心感に繋がることが期待されてきそうだ。 もっとも、月末のアノマリーのほか、政府は、神奈川、千葉、埼玉の3県と大阪に緊急事態宣言を出す方針を固めたと報じられている。期間は8月31日までで、東京、沖縄についてもあわせて延長となることから、アルゴ発動への警戒などから決算評価の物色についても沈静化してくる可能性があることは注意しておきたいところか。また、マザーズ指数は反発を見せたものの、調整トレンドのなかでの自律反発の域を脱しておらず、戻り待ちの売り圧力には注意する必要も。 ■パナソニック、1Q営業利益1043億円、コンセンサス上回る パナソニック<6752>は2022年3月期第1四半期業績を発表。売上高は前年同期比28.8%増の1兆7924.21億円、営業利益は27.8倍の1043.77億円だった。コンセンサス(650億円程度)を上回る。テレビ、調理家電、美容家電や、アジア・欧州のルームエアコンなどが堅調に推移。ICT端末や5G関連機器の需要増のほか、コンデンサ、産業用モータ、蓄電システムなどがけん引。通期計画は据え置いている。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27782.42、+200.76) ・NYダウは上昇(35084.53、+153.60) ・ナスダック総合指数は上昇(14778.26、+15.68) ・SOX指数は上昇(3333.24、+60.80) ・VIX指数は低下(17.70、-0.61) ・米原油先物は上昇(73.62、+1.23) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・日野自<7205>北米向けトラックをいすゞからOEM調達 ・富士電機<6504>記録媒体から撤退、マレーシア工場、生産終了 ・ソフトバンクG<9984>ウーバー株2300億円売却へ ・三井物産<8031>チリ社買収、現地で車両管理事業拡大 ・横浜ゴム<5101>エアコンホースの重さ半減、24年実用化 ・DMG森精機<6141>エジプト工場、年産1000台超、アフリカ成長取り込む ・日本製鉄<5401>光触媒機能鋼板、低照度で抗ウイルス効果 ・昭和電工<4004>電動車パワーモジュール向けアルミ製冷却器、生産能力倍増 ・住友化学<4005>バイオラショナル農薬、米で桃など摘果向け ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 6月有効求人倍率(予想:1.10倍、5月:1.09倍) ・08:30 6月失業率(予想:3.0%、5月:3.0%) ・08:50 6月鉱工業生産(前月比予想:+5.0%、5月:-6.5%) ・08:50 日銀金融政策決定会合議事録公表(2011年1-6月開催分) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 15件
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9/4 15:00
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昭和電工と旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体材料で世界トップシェアレベルの製品多数。製品販売価格の上昇等で、23.12期通期はイノベーション材料部門が増益。24.12期は黒字転換見通し。 記:2024/04/16
4005 東証プライム
396.1
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5101 東証プライム
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6141 東証プライム
3,299
9/4 15:00
-183(-5.26%)
時価総額 415,522百万円
工作機械メーカー大手。5軸・複合加工機やターニングセンタ、マシニングセンタ、超音波加工機等を手掛ける。海外売上高比率が高い。機械1台当たりの受注単価は上昇。民間航空機や宇宙、メディカル向け等が需要好調。 記:2024/06/28
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-471(-5.44%)
時価総額 1,221,548百万円
大手総合電機。1923年創業。駆動制御機器や電源機器、計測機器、監視制御システム、半導体等を手掛ける。地熱発電設備、非鉄金属向け大容量変圧整流器等で世界トップシェア。新製品投入など成長戦略の推進図る。 記:2024/07/28
6645 東証プライム
5,809
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時価総額 1,198,077百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
1,228
9/4 15:00
-26(-2.07%)
時価総額 3,013,582百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6857 東証プライム
6,129
9/4 15:00
-514(-7.74%)
時価総額 4,695,850百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6861 東証プライム
67,650
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業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
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CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
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-139(-4.51%)
時価総額 5,968,792百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7205 東証プライム
420.5
9/4 15:00
-13(-3%)
時価総額 241,611百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。トヨタの連結子会社。国内販売台数が増加。海外低調も価格改定進める。 記:2024/07/25
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9/4 15:00
-184(-5.95%)
時価総額 8,800,614百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17