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こう着ながらも経済活動の正常化期待などから買い戻し優勢【クロージング】

2021/3/3 16:02 FISCO
*16:02JST こう着ながらも経済活動の正常化期待などから買い戻し優勢【クロージング】 3日の日経平均は反発。150.93円高の29559.10円(出来高概算12億0650万株)で取引を終えた。経済活動の正常化期待は根強く、前日の下落の反動から景気敏感株中心に押し目買いや買い戻しの動きが先行して始まった。ただ、米ハイテク関連株の下落を映して半導体関連など指数寄与度の大きい銘柄には売りが散見され上値の重荷となった。ただし、大引けにかけてはアジア株高などを背景に買いが優勢となり、こう着ながらも日経平均は一時29600円を回復する場面もみられた。 東証1部の騰落銘柄は値上がり銘柄数が1300を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、鉄鋼が5.57%と大きく上昇したほか、非鉄金属、空運、ゴム製品、海運が2%超の上昇など30業種が値上がりした。一方、電気機器、その他製品、サービスが小幅に下落している。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、オリンパス<7733>、ファーストリテ<9983>、ホンダ<7267>、協和キリン<4151>が堅調。半面、東エレク<8035>、信越化<4063>、エムスリー<2413>、アドバンテ<6857>、TDK<6762>が軟調だった。 新規の手掛かり材料に乏しいなか、武田<4502>は、「米バイオ製薬メーカーモデルナの新型コロナワクチンについて厚生労働省に製造販売承認を週内にも申請する方針を固めた」と伝わったことから、コロナワクチンの普及期待が高まり、鉄鋼や非鉄といった景気敏感株にはプラスに働いたようである。 なお、直近の相場下落の主因となっている米長期金利は1.4%前後での推移が続いている。足元で長期金利の上昇は一服しているが、インフレ期待を差し引いた実質金利は高止まりしているとの指摘もあり、株価収益率(PER)の水準調整が続くことが想定されている。それ故に、米国市場ではハイテクなどの金利感応度の高い銘柄に対する売り圧力は今後も続くとみられる。 また、米国では今夜、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁、シカゴ連銀のエバンス総裁、ダラス連銀のカプラン総裁が講演を行う予定のほか、4日には米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がオンライン討論会に参加する。これらのイベント受けて、米金利が上昇することへの警戒感がくすぶっているだけに、積極的に売買を仕掛ける向きは少なく、目先は方向感に乏しい展開が続きそうだ。 《FA》
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医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
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4502 東証プライム
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6762 東証プライム
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半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
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時価総額 8,314,456百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
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医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
8035 東証プライム
22,995
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時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
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9984 東証プライム
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