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利食い売りが先行も底堅い展開【クロージング】

2021/2/17 16:01 FISCO
*16:01JST 利食い売りが先行も底堅い展開【クロージング】 17日の日経平均は3営業日ぶりに反落。175.56円安の30292.19円(出来高概算13億7152万株)で取引を終えた。前日までの2日間で一時1200円近く上昇したことなどから、利益確定売りが先行した。半導体製造装置関連株など値がさ株を中心に売りに押される銘柄が増加していた。ただ、企業決算では業績の改善が確認されたほか、新型コロナウイルスの新規感染者数が抑え込まれていることもあり押し目買いの流れも散見されており、朝安で始まったファーストリテ<9983>が切り返したことなどから、全体としては底堅さがみられている。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1100を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、空運が4.18%と大きく上昇したほか、鉱業、石油石炭、鉄鋼、海運がいずれも3%超える上昇となるなど、値上がり業種は17業種に。半面、ゴム製品が3.08%と大きく下落したほか、精密機器、不動産など16業種が下落している。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ、資生堂<4911>、電通グループ<4324>、スズキ<7269>が堅調。一方、東エレク<8035>、エムスリー<2413>、TDK<6762>、ダイキン<6367>が軟調だった。 連騰に伴う高値警戒感や日経平均の25日移動平均線かい離率が6%近くに達したほか、サイコロジカルラインが9勝3敗となるなど過熱状態であったため、朝方から指数寄与度の大きい銘柄などを中心に利益確定売りが広がった。また、米長期金利が1.3%台を突破するなど米国の金利上昇が続いており、株式益回りの相対的な魅力の低下につながるとの見方や、景況感の改善に伴う金利上昇で投資家の資金が株式から債券へとシフトするのではないかとの警戒感も利益確定に向かわせる一因になった。 一方、国内でも新型コロナウイルスのワクチン接種が始まり、米国の経済対策の早期成立期待、世界的な景況感の持ち直しなどを背景に物色意欲は衰えず、TOPIXは一時プラスに転じるなど全般は底堅い展開だった。ただ、市場関係者が警戒しているのが、米金利の本格的な上昇とハイテク関連株に代表されるグロース株の調整であろう。米金利の上昇がさらに急ピッチで進めば、バリュエーション面で高いこれら成長株を中心に利食い売りが膨らむ可能性はある。米国株の動向に左右されやすい日本株にはマイナスに働くとみられ、目先は米金利動向とナスダック総合指数やSOX指数の値動きをにらみながらの展開となりそうだ。 《FA》
関連銘柄 8件
2413 東証プライム
1,350
9/4 15:00
-42(-3.02%)
時価総額 916,558百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4324 東証プライム
4,399
9/4 15:00
-96(-2.14%)
時価総額 1,268,716百万円
国内最大の広告代理店。世界145以上の国・地域で事業展開。メディア確保力、広告企画力などが強み。配当性向35%目標。内部投資で競争力、ケイパビリティの強化を図る。中国などでのコアビジネス再建に注力。 記:2024/07/08
4911 東証プライム
3,094
9/4 15:00
-116(-3.61%)
時価総額 1,237,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6367 東証プライム
17,875
9/4 15:00
-675(-3.64%)
時価総額 5,239,413百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6762 東証プライム
9,238
9/4 15:00
-637(-6.45%)
時価総額 17,957,379百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
7269 東証プライム
1,600.5
9/4 15:00
-70.5(-4.22%)
時価総額 3,144,320百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10