マーケット
7/30 15:15
38,525.95
+57.32
40,743.33
+203.40
暗号資産
FISCO BTC Index
7/21 15:17:08
17,547,581
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

高値警戒感からの利食い売りと押し目買いが交錯【クロージング】

2021/2/12 16:05 FISCO
*16:05JST 高値警戒感からの利食い売りと押し目買いが交錯【クロージング】 12日の日経平均株価は5営業日ぶりに反落。42.86円安の29520.07円(出来高概算13億4398万株)で取引を終了した。好調な企業業績を背景に買いが先行したほか、2月限オプションの特別清算指数(SQ)算出に絡んだ売買が225型では買い越しとなったことから、日経平均は続伸して始まった。しかし、その後は急ピッチの上昇に対する警戒感から利益確定売りが先行したものの、買い遅れている投資家からの押し目買いも散見されるなど、売り買いが交錯するなか、小幅に反落した。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1100を超え過半数を占めているが概ね拮抗の状況。セクター別では、金属製品、証券、銀行、その他製品、石油石炭が堅調。半面、海運業が4%を超える下落となったほか、ガラス土石、電力ガス、その他金融、水産農林がさえない。指数インパクトの大きいところでは、バイデン政権が半導体不足への対応を検討していると伝わり、SOX指数の大幅な上昇を受けた東エレク<8035>、アドバンテス<6857>など半導体株のほか、信越化<4063>、資生堂<4911>、トヨタ<7203>が堅調。一方、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、KDDI<9433>、テルモ<4543>が軟調だった。 週末要因のほか、決算発表がピークとなることもあり、国内機関投資家の動きが鈍いことも買い見送り要因につながったようだ。しかし、ワクチン接種が国内でも近く始まることから、コロナ後の世界的な景況感の改善を織り込みに行く動きが今後本格化することが想定されるため、景気に敏感なバリュー株の底上げに対する期待感も底流にあり、売りが一巡すると押し目を拾う動きもみられていた。 一方で成長性の高いグロース企業の代表である半導体関連や電子部品関連企業では、市場予想を上回る好調な決算を発表しているところが多く、業績拡大に対する期待感は根強い。決算発表後に目先の材料出尽くし感から利益確定売りに押される銘柄が目立ったが、業績改善期待を支えにした上昇基調が大きく変化するとも想定しにくいだけに、グロース、バリューといった明確な物色のシフトというよりは、当面は下値の堅さが意識される堅調展開が続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 9件
4063 東証プライム
5,832
9/4 15:00
-541(-8.49%)
時価総額 11,804,685百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4543 東証プライム
2,673
9/4 15:00
-51.5(-1.89%)
時価総額 3,984,633百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4911 東証プライム
3,094
9/4 15:00
-116(-3.61%)
時価総額 1,237,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6857 東証プライム
6,129
9/4 15:00
-514(-7.74%)
時価総額 4,695,850百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,674
9/4 15:00
-98(-3.54%)
時価総額 43,626,275百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,822
9/4 15:00
-158(-3.17%)
時価総額 11,110,756百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17