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出来高低水準で短期筋の売買に振らされやすい需給状況【クロージング】

2020/6/23 16:18 FISCO
*16:18JST 出来高低水準で短期筋の売買に振らされやすい需給状況【クロージング】 23日の日経平均は反発。111.78円高の22549.05円(出来高概算11億9000万株)で取引を終えた。米国市場の上昇の流れを受けて、22600円を回復して始まった日経平均は、前場半ばに米国のナバロ大統領補佐官の発言が伝わると、一転して値を消す展開となり、一時22257.14円まで急落。しかし、ナバロ氏の否定発言が伝わると、前引けにかけて一気に下落分を吸収する荒い値動きをみせた。乱高下が一巡した後はこう着感が強まっており、後場は150円程度の狭いレンジ取引が続いた。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは、輸送用機器、その他金融、倉庫運輸、ゴム製品、繊維、電気機器が堅調。半面、その他製品、パルプ紙、鉱業、空運、小売が小安い。指数インパクトの大きいところは、東エレク<8035>、アステラス薬<4503>、アドバンテスト<6857>が堅調。一方で、第一三共<4568>、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>が冴えない。 日経平均は前場半ばに乱高下の動きとなったが、薄商いの中で売り仕掛け的な商いが集中したようである。ただし、その後のショートカバーも早く、結局は参加者が限られるなかで、短期筋の売買に振らされた格好である。日経平均はこれまでのもち合いレンジ内での推移が続いているため、前場段階で一巡した格好である。もっとも、ナバロ氏の発言が伝わった後にNYダウ先物が大きく下落していたため、内容を精査する前にネガティブ視した格好であろう。 この乱高下によって売買代金は2兆円に乗せてきているが、依然として商いが膨れない状況が続いている。そのため、ニュースフローに振らされやすい状況は変わらず、特に新型コロナの感染第2波が警戒される中で高値圏でのもち合いが続いていることもあり、マイナス材料には反応しやすいだろう。また、明日はIPOが再開することもあり、IPO銘柄に個人主体の資金が集中しやすい。強い値動きが続いているバイオ株等へは利益確定の流れが強まる展開には注視しておく必要があるだろう。 《CN》
関連銘柄 6件
4063 東証プライム
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9/4 15:00
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時価総額 11,804,685百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4503 東証プライム
1,798.5
9/4 15:00
-21.5(-1.18%)
時価総額 3,301,780百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4568 東証プライム
5,859
9/4 15:00
-157(-2.61%)
時価総額 11,407,672百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6857 東証プライム
6,129
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時価総額 4,695,850百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17