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感染第2波への警戒が根強いなか、個人マネーは中小型株に集中【クロージング】

2020/6/22 16:28 FISCO
*16:28JST 感染第2波への警戒が根強いなか、個人マネーは中小型株に集中【クロージング】 22日の日経平均は反落。41.52円安の22437.27円(出来高概算9億3600万株)で取引を終えた。先週末の米国市場では、新型コロナ感染第2波への警戒感が強まる中、NYダウは200ドルを超える下落となった。この流れを受けて売りが先行した日本株市場だが、日経平均は寄り付き直後に付けた22311.94円を安値に、その後は底堅い値動きとなった。前場半ばに上昇に転じた日経平均は、後場寄り付き直後には22575.74円まで上げ幅を広げる場面もみられた。ただし、東証1部の出来高が10億株を下回り、売買代金も約1か月ぶりに2兆円を下回る薄商いの中、積極的な上値追いの流れとはならず、小幅ながら反落で取引を終えた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは陸運、空運、その他製品、建設、電力ガス、鉱業、食料品が軟調。半面、医薬品、繊維、情報通信、サービス、鉄鋼がしっかり。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>が冴えない。一方で、中外薬<4519>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>が小じっかりだった。 日経平均は先週前半の乱高下以降の狭いレンジ内で推移しており、底堅さは意識されてはいる。しかし、米国での新型コロナ感染第2波への警戒が高まっている中、積極的にポジションを傾かせる流れとはなっておらず、短期的な需給調整による影響を受けやすいようである。セクターでは医薬品が上昇率トップであり、指数インパクトにおいても中外薬のほか、塩野義<4507>、アステラス薬<4503>、協和キリン<4151>、第一三共<4568>などが寄与度の上位に顔を出していることからも、感染第2波への警戒感が強いことが窺える。 一方でマザーズ指数は5営業日続伸と堅調であり、日経平均がこう着の中において、個人主体の値幅取り狙いの資金が集中している需給状況であろう。明日は翌24日からのIPO再開を前に換金売りの流れが警戒視される可能性がありそうである。しかし再開されたIPOが好調なスタートともなれば、好循環から還流した資金が再びセカンダリーマーケットを押し上げる可能性があるだろう。資金の逃げ足の速さを警戒しつつも、この強いトレンドへの順張り姿勢によるトレードが続きそうである。 《CN》
関連銘柄 9件
4151 東証プライム
3,260
9/4 15:00
-42(-1.27%)
時価総額 1,760,400百万円
医療用医薬品メーカー。キリンHDの子会社。がんや腎、免疫、中枢神経の分野で抗体医薬品や低分子医薬品等の医療用医薬品を開発する。富士フイルムと提携。23年12月期は国内が足踏みも、海外が堅調に推移した。 記:2024/04/14
4503 東証プライム
1,798.5
9/4 15:00
-21.5(-1.18%)
時価総額 3,301,780百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4507 東証プライム
6,630
9/4 15:00
-27(-0.41%)
時価総額 5,898,260百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
4519 東証プライム
6,943
9/4 15:00
-174(-2.44%)
時価総額 11,657,700百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4568 東証プライム
5,859
9/4 15:00
-157(-2.61%)
時価総額 11,407,672百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17