マーケット
7/30 15:15
38,525.95
+57.32
40,743.33
+203.40
暗号資産
FISCO BTC Index
5/6 21:06:53
13,433,492
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

インデックス売買に振らされやすい需給状況【クロージング】

2020/1/27 16:15 FISCO
*16:15JST インデックス売買に振らされやすい需給状況【クロージング】 27日の日経平均は大幅に下落。483.67円安の23343.51円(出来高概算11億8000万株)で取引を終えた。新型肺炎を巡り、中国メディアによると、患者数は累計で2000人を超えてきており、団体客の渡航中止なども伝えられる中、中国経済のみならず、世界経済への影響等も警戒されるなか、売り優勢の相場展開となった。大証225先物はシカゴ日経225先物清算値(23635円)を大きく下回る23300円で始まったこともあり、インデックス売りに押される格好となった。 ただ、寄り付き直後の23317.32円を安値に、その後は下げ渋りをみせており、前場半ばには一時23463.89円まで下げ幅を縮める局面もみられた。後場は前場の価格レンジでのこう着が続いており、週明けの米国市場の動向なども警戒される中、本日の安値圏で取引を終えている。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1900を超えており、全体の9割を占める全面安商状。セクターでは不動産を除く32業種が下げており、空運の下落率が3%を超えたほか、金属、非鉄金属、機械、その他製品、海運、鉄鋼、繊維、化学、ガラス土石、電気機器、サービスの下落率が2%を超えた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>、資生堂<4911>、TDK<6762>が重石にとなった。 物色は新型肺炎に関連する銘柄に短期筋の値幅取り狙いが集中しているが、マスクなどの関連の他、臨床試験、医薬品など、関連物色に広がりがみられていた。まずは週明けの米国市場の動向に関心が集まることになろうが、イラクの首都バグダッドにある米大使館がロケット弾攻撃を受けたと、一部通信社が報じており、地政学リスクも警戒されている。グローベックスのNYダウ先物は280ドル安程度は織り込んでいるが、これを下回る下落となるようだと、日経平均の75日線への意識が高まりそうである。 決算発表が本格化する中で出来高は膨らみづらく、指値の薄い中をインデックス売買に振らされやすい需給状況が続きやすいところである。決算を手掛かりとした個別物色は活発だろうが、日替わり的な物色になりやすく、新型肺炎の感染拡大等が小康状態に向かうまでは、関連銘柄への資金集中が続くことになりそうだ。もっとも、こういった状況下ではイレギュラー的な価格形成にもなりやすいため、業績等、材料のある銘柄へは、冷静に押し目を見極めるスタンスになる。 《CN》
関連銘柄 7件
4911 東証プライム
3,094
9/4 15:00
-116(-3.61%)
時価総額 1,237,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6762 東証プライム
9,238
9/4 15:00
-637(-6.45%)
時価総額 17,957,379百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
6,129
9/4 15:00
-514(-7.74%)
時価総額 4,695,850百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17