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後場に注目すべき3つのポイント~業績面を意識したアンワインドの動きは継続

2019/8/13 12:41 FISCO
*12:41JST 後場に注目すべき3つのポイント~業績面を意識したアンワインドの動きは継続 13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり大幅反落、業績面を意識したアンワインドの動きは継続 ・ドル・円は小じっかり、連休明けの国内勢が押し目買い ・値下がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は3日ぶり大幅反落、業績面を意識したアンワインドの動きは継続 日経平均は3日ぶり大幅反落。244.31円安の20440.51円(出来高概算6億3946万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、中国人民銀行が人民元売買の基準値を元安に設定したことで、米中貿易摩擦への懸念が再び強まるなか、空港内での大規模デモを受けて香港国際空港への発着便が全便欠航となったことも嫌気された。これにより、米主要3指数は揃って続落し、シカゴ日経225先物清算値は大阪比385円安の20265円。本日の日経平均はこちらにサヤ寄せする格好からギャップダウンでのスタートになった。為替相場で円高進行が一服したことを背景に日経平均は下げ渋りをみせているものの、香港デモへの警戒感や後述するアルゼンチンの通貨ペソの急落などを受け、積極的な押し目買いの動きは限られた。 セクターでは、繊維製品を除く32業種全てが下落となっており、特に石油石炭製品が3%安と下げが目立つ。売買代金上位銘柄では、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、トヨタ自動車<7203>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、三井住友<8316>、ZOZO<3092>が軟調。一方で、先週末に第1四半期の2ケタ減益決算を発表したが、相対的な底堅さが評価されたSMC<6273>が前日比で3%高まで買われたほか、資生堂<4911>、ソフトバンク<9434>、アドバンテスト<6857>は堅調。新興市場では、決算を受けた失望売りが先週末から継続するメルカリ<4385>が大幅安になった一方で、減益ながらもコンセンサス上回る決算からひとまず安心感の広がったハーモニック<6324>は5%の上昇となった。 前述した通り、本日前場の東京市場では、東証1部ではSMC、新興市場ではハーモニックが減益決算ながら市場想定よりも底堅い業容が確認されたことで買い戻しの動きが優勢となっている。特にハーモニックは、前四半期比で産業用ロボット向けなど中心に増加に転じたことが好感されたようだ。設備投資需要の底打ちの兆しを確認できるような内容と捉える向きもあったものの、現状は同セクター内への物色波及の流れは確認できていない。国内のお盆休みに伴って市場参加者は限られており、薄商いの中でより値幅が出やすい地合いにも拘らず、こちらに対するアク抜けの動きは限定的とみられる。 マクロの投資環境としても、米中貿易摩擦のほか、長期化する日韓対立やデモ活動収束の見通しの立っていない香港市場の動揺を背景に、景気減速に対する警戒感は拭えないだろう。これら問題以外にも新たにアルゼンチン大統領予備選で左派のアルベルト・フェルナンデス元首相が大勝したことで、市場ではポピュリズム(大衆迎合主義)政権復帰を警戒した通貨売りも再燃している。これらがセンチメント改善を阻んでおり、全般積極的な押し目買いを入れにくい状況であろう。とはいえ、足元でみられた全体相場下落局面においても、好業績が確認されたアドバンテストや第一三共<4568>、バンナムHD<7832>などに対しては買い戻しの動きが観測されている。これらは決算発表前にかけて信用売り残の積み上がっていた銘柄も多く、しっかりとした業績面を確認した後のアンワインドが続いていることから、引き続き動向に注目したい。 ■ドル・円は小じっかり、連休明けの国内勢が押し目買い 13日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。連休明けの東京市場で国内勢が値ごろ感から押し目買いを強め、105円前半から半ばに浮揚した。 前週末から米中間の貿易摩擦がさらに深まり、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げの思惑からドル・円は一時105円付近まで下落。ただ、3連休明けの東京市場で国内勢が値ごろ感から買戻しを入れ、ドルは朝方から上昇基調を維持。 正午にかけてはユーロ・ドルの一段安で1.12ドルを割り込むと、ドルは105円50銭台に浮揚。一方、ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続くほか、香港株や中国株の下落基調継続への警戒感から円買いは根強くドルの上値は重そうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は105円16銭から105円58銭、ユーロ・円は117円97銭から118円29銭、ユーロ・ドルは1.1186ドルから1.1220ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・NCホールディングス<6236>、ファイバーゲート<9450>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ケント豪準備銀総裁補佐 「豪ドル安は依然として経済の刺激になっている」 「慣例にとらわれない金融政策は可能」 「マイナス金利が必要となる可能性は低い」 【経済指標】 ・日7月企業物価指数:前年比-0.6%(予想:-0.5%、6月:-0.1%) <国内> ・13:30 6月第3次産業活動指数(前月比予想:-0.1%、5月:-0.2%) <海外> ・15:00 独・7月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.7%、速報値:+1.7%) 《HH》
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国内最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフー傘下。ファッションメディア「WEAR」の運営等も。配当性向70%目安。ZOZOTOWN事業では取扱アイテム、ブランドの拡充図る。 記:2024/06/09
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国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
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9/4 15:00
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4911 東証プライム
3,094
9/4 15:00
-116(-3.61%)
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6236 東証スタンダード
2,199
9/4 0:00
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大型ベルトコンベアで国内トップ。立体駐車場装置の製作・販売、太陽光発電用機器の販売等も。手直し工事費等の減少により、コンベヤ関連は収益堅調。販管費の減少等が寄与し、24.3期3Q累計は営業黒字転換。 記:2024/04/14
6273 東証プライム
61,600
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減速機メーカー。小型精密減速機で世界トップシェア。NASAの火星探査車などで採用実績。回転系アクチュエータ、モータなども手掛ける。先進医療用途は需要拡大。配当性向30%目処。27.3期売上900億円目標。 記:2024/07/26
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時価総額 4,695,850百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7203 東証プライム
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+96(3.08%)
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7974 東証プライム
7,698
9/4 15:00
-228(-2.88%)
時価総額 9,997,316百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9,415
9/4 15:00
-495(-4.99%)
時価総額 36,949,469百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
9434 東証プライム
2,014
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-52(-2.52%)
時価総額 95,985,359百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9450 東証プライム
1,072
9/4 15:00
-42(-3.77%)
時価総額 22,074百万円
独立系Wi-Fiソリューション会社。集合住宅向けインターネット接続サービスの提供等を行うホームユース事業が主力。商業施設、交通機関向けフリーWi-Fiサービス等も。ビジネスユース事業では営業体制を強化。 記:2024/08/23
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
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9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17