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後場に注目すべき3つのポイント~米国株に「連れ高」期待は不発?

2019/7/16 12:39 FISCO
*12:39JST 後場に注目すべき3つのポイント~米国株に「連れ高」期待は不発? 16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり反落、米国株に「連れ高」期待は不発? ・ドル・円は上げ渋り、一時108円台も買い一巡 ・値下がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は3日ぶり反落、米国株に「連れ高」期待は不発? 日経平均は3日ぶり反落。159.69円安の21526.21円(出来高概算5億5000万株)で前場の取引を終えている。 米株式市場でNYダウは12日に243ドル高、15日に27ドル高となり、連日で過去最高値を更新した。10日から11日にかけて行われたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言で利下げ期待が高まっており、引き続き相場を押し上げた。一方で為替相場が1ドル=107円台後半と円高推移しており、3連休明けの日経平均は利益確定の売りが先行して41円安からスタート。日米で企業決算の発表が本格化するのを前に押し目買いの動きは限られ、寄り付き後の日経平均は下げ幅を広げ、前引けにかけて一時21514.89円(前週末比171.01円安)まで下落した。東証1部の値下がり銘柄は全体の6割強、対して値上がり銘柄は3割弱となっている。 個別では、ソニー<6758>とZOZO<3092>が2%超下落しているほか、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、村田製<6981>などがさえない。傘下のかんぽ生命保険<7181>ともに保険商品の営業自粛を発表した日本郵政<6178>は3%近い下落で上場来安値更新。業績観測が報じられたヤマトHD<9064>も売り優勢で年初来安値を更新している。また、ベクトル<6058>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、トヨタ自<7203>は堅調。中国政府がハイブリッド車(HV)優遇を検討と報じられたことが買い材料視された。キーエンス<6861>、バンナムHD<7832>、安川電<6506>などもしっかり。決算発表銘柄ではパソナ<2168>やドトル日レス<3087>が買われ、レナウン<3606>やIDOM<7599>、クリレスHD<3387>は東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、石油・石炭製品、鉱業、電気・ガス業などが下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは輸送用機器と金属製品の2業種のみだった。 3連休明けの日経平均は反落し、3ケタの下落となっている。連休中の米国株が連日で過去最高値を更新したのとは対照的だ。先週1週間の騰落率を見ても、NYダウの+1.5%に対し日経平均は-0.3%となっており、「連れ高」期待は不発と言わざるを得ない。かねて指摘しているとおり、米株高がFRBによる利下げ期待を主因としているのに対し、日本では日銀の追加緩和余地は限られるとみられており、相対的な出遅れにつながっていると考えられる。10月に消費増税が控えていることもあり、海外投資家の日本株に対する関心が低下しているとの指摘は多く見られる。 日本でも日銀の緩和マネーや企業の自社株買いが株価を下支えしており、日経平均の日足チャートを見ると7月に入ってからは21500円近辺を下限、21800円手前を上限とするもち合いが続いている。しかし、海外投資家の資金流入が限られるうちは一段の上昇を期待しにくいだろう。今週から米国で、また来週から日本で企業決算の発表が本格化することも考慮すると、当面はもち合い相場が続くとみておきたい。本日までに一巡する3-5月期決算は企業ごとに強弱が大きく分かれ、業績評価の個別物色が中心となりそうだ。 ■ドル・円は上げ渋り、一時108円台も買い一巡 16日午前の東京市場でドル・円は上げ渋り。3連休明けで国内勢による買いが先行し一時108円台を回復したが、買い一巡後は107円台に失速した。 ドル・円は107円80銭付近でもみ合った後、国内勢を中心とした買いが集まり、108円09銭まで強含む場面もあった。ただ、日経平均株価は前週末比100円超安の軟調地合いでやや円買いに振れ、ドル買い収束後は再び107円台に軟化。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、目先の日本株安継続への警戒が続く。また、米10年債利回りはじり安で、ドルを下押ししているもよう。半面、米株式先物はプラス圏で推移し、ドルは107円後半で底堅く推移する可能性があろう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円82銭から108円09銭、ユーロ・円は121円42銭から121円66銭、ユーロ・ドルは1.1255ドルから1.1263ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・ユーピーアール<7065>やそーせいグループ<4565>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・中国国家発展改革委員会 「中国経済は、対外的な不透明感の増大と国内構造問題により下振れ圧力に直面」 ・豪準備銀行が7月理事会議事要旨公表 「成長を支えるために必要なら政策を調整」 「賃金の上昇には雇用のさらなる増加が必要」 【経済指標】 ・NZ・4-6月期消費者物価指数:前年比+1.7%(予想:+1.7%、1-3月期:+1.5%) <国内> 特になし <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 21件
2168 東証プライム
2,285
9/4 15:00
-69(-2.93%)
時価総額 95,262百万円
人材派遣・紹介や再就職支援などを行う人材サービス大手。BPOサービスでは、自社開発のデジタル技術を活用したサービスも提供する。人材派遣伸び悩みもBPO堅調。福利厚生子会社を売却し事業再構築を図る。 記:2024/05/12
2,226
9/4 15:00
+2(0.09%)
時価総額 101,528百万円
ドトールコーヒーと日本レストランシステムが経営統合して発足。コーヒー豆の生産・調達から焙煎、卸、販売までの一貫体制を構築。テイクアウトメニューの拡充、キャンペーンによる販促活動の強化等に取り組む。 記:2024/05/06
3092 東証プライム
4,619
9/4 15:00
+85(1.87%)
時価総額 1,439,484百万円
国内最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフー傘下。ファッションメディア「WEAR」の運営等も。配当性向70%目安。ZOZOTOWN事業では取扱アイテム、ブランドの拡充図る。 記:2024/06/09
1,034
9/4 15:00
-22(-2.08%)
時価総額 220,050百万円
ショッピングセンター内のレストラン、フードコートの運営が主力。しゃぶしゃぶ食べ放題の「しゃぶ菜」、海鮮居酒屋の「磯丸水産」など約250ブランドを保有。JA全農とのコラボ業態の運営受託の加速等に取り組む。 記:2024/05/16
3606 東証1部
4
6/15 15:00
-3(-42.86%)
時価総額 405百万円
老舗のアパレル。中国企業の傘下で経営再建を目指したが、親会社グループに対する売掛金の回収が不能に。コロナ禍に伴う目下の事業環境悪化も痛手となって民事再生手続の開始が決定。同社株は6月16日付で上場廃止に。 記:2020/05/19
4565 東証プライム
1,330
9/4 15:00
-76(-5.41%)
時価総額 108,958百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。24年4月に「そーせい」から社名変更。契約一時金及びマイルストン収入が伸びる。新薬の販売も好調。 記:2024/06/10
6058 東証プライム
910
9/4 15:00
-35(-3.7%)
時価総額 43,622百万円
大手PR会社。PR戦略の立案・実行、コンサル等を行う。ダイレクトマーケティング事業、プレスリリース配信事業等も。PR TIMESを傘下に持つ。配当性向30%目安。26.2期営業利益100億円目指す。 記:2024/05/17
6178 東証プライム
1,414
9/4 15:00
-36.5(-2.52%)
時価総額 5,327,768百万円
日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命を傘下に有するグループ会社。約2万4千の郵便ネットワークを持つ。郵便・物流事業は売上伸び悩むが、郵便局窓口事業や銀行業が売上下支え。24.3期3Q累計は小幅増収。 記:2024/04/09
6506 東証プライム
4,617
9/4 15:00
-299(-6.08%)
時価総額 1,231,308百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども。工場の内製化、自動化を推進。26.2期営業利益1000億円目指す。 記:2024/05/08
6758 東証プライム
13,750
9/4 15:00
-425(-3%)
時価総額 85,842,598百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6861 東証プライム
67,650
9/4 15:00
-2,220(-3.18%)
時価総額 16,453,021百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6981 東証プライム
2,944
9/4 15:00
-139(-4.51%)
時価総額 5,968,792百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7065 東証スタンダード
1,185
9/4 15:00
-59(-4.74%)
時価総額 9,077百万円
保管用・輸送用パレットレンタル大手。遠隔監視ソリューションやDXタグ等のコネクティッド事業も手掛ける。大手物流企業等が主要取引先。輸送用レンタルパレットは需要順調。アシストスーツは新商品の販路拡大図る。 記:2024/05/12
7181 東証プライム
2,715.5
9/4 15:00
-105.5(-3.74%)
時価総額 1,085,369百万円
日本郵政グループの保険会社。1916年に創設された簡易生命保険が前身。総資産は業界最大級。郵便局を通じて保険商品の販売等を行う。第一生命と業務提携。中期経営計画では26.3期純利益910億円目指す。 記:2024/05/10
7203 東証プライム
2,674
9/4 15:00
-98(-3.54%)
時価総額 43,626,275百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7599 東証プライム
1,128
9/4 15:00
-14(-1.23%)
時価総額 120,570百万円
中古車買取販売店「ガリバー」を展開。中古車の買取・小売のほか、中古車オークションでの卸売、自動車保険・車検・整備など付帯商品の販売等も。価格設定精度の向上、小売に伴う付帯収益の増加への取り組みに注力。 記:2024/08/06
3,210
9/4 15:00
+96(3.08%)
時価総額 2,137,860百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
7974 東証プライム
7,698
9/4 15:00
-228(-2.88%)
時価総額 9,997,316百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9064 東証プライム
1,661.5
9/4 15:00
-22.5(-1.34%)
時価総額 631,079百万円
宅配便国内最大手。クロネコヤマトの宅急便のヤマト運輸を中核とする持株会社。クロネコメンバーズの登録者数は5000万人超。宅急便ネットワークの強靭化図る。27.3期営業利益1200〜1600億円目標。 記:2024/06/07
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17