マーケット
7/30 15:15
38,525.95
+57.32
40,743.33
+203.40
暗号資産
FISCO BTC Index
5/19 23:48:13
15,102,521
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

内需系中心とした好業績や割安感のある銘柄などへの押し目を狙う展開【クロージング】

2019/5/20 16:04 FISCO
*16:04JST 内需系中心とした好業績や割安感のある銘柄などへの押し目を狙う展開【クロージング】 20日の日経平均は続伸。51.64円高の21301.73円(出来高概算11億7000万株)で取引を終えた。朝方発表された2019年1-3月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、前期比0.5%増と2四半期連続でプラス成長となった。市場コンセンサスは0.3%減を予想していたこともあり、これがサプライズとなる格好から日経平均は21300円を回復して始まると、一時21430.06円まで上げ幅を広げる局面もみられた。ただし、輸入の急減が成長率を押し上げた格好だったこともあり、中身が伝わる中で次第に上げ幅を縮める展開。また、アジア市場の弱い流れも手掛けづらさにつながっており、買い一巡後は21300円を挟んでの狭いレンジ取引が続いた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは不動産、水産農林、陸運、その他製品、倉庫運輸、医薬品など内需系中心に上昇。半面、鉄鋼、電気機器、機械、金属製品、卸売りが冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、テルモ<4543>がけん引。一方で、東エレク<8035>、ファナック<6954>、安川電<6506>、信越化<4063>が重石になった。 朝方の上昇については、GDPのサプライズにアルゴリズムが反応したとの見方がされていた。売買代金も2兆円を下回っている状況であり、薄商いの中でアルゴにより先物が反応した格好のようである。その後は狭いレンジ取引であったが、米中関係悪化によって中国関連は手掛けづらく、さらに米国による華為技術(ファーウェイ)排除の動きからハイテク株についても方向感を掴みづらくさせているため、こう着は想定内といったところであろう。 日経平均は下値を切り上げる格好でリバウンド基調をみせてきており、押し目を拾う動きは次第に高まる可能性はある。一方で連日の上ヒゲ形成で75日線や一目均衡表の雲上限が抵抗として機能しており、同水準が上値抵抗線として意識されている。米中貿易摩擦は、6月下旬に開催予定の主要20カ国・地域(G20)首脳会議で米中首脳会談を予定していることから、それまでは解決することは考えづらい。何らかの進展といった期待も高まらず、G20通過までは抵抗線突破は厳しいとの見方にもつながりそうである。そのため、足元では内需系中心にはなりそうだが、好業績や割安感のある銘柄などへの押し目を狙う展開になろう。 《CN》
関連銘柄 7件
4063 東証プライム
5,832
9/4 15:00
-541(-8.49%)
時価総額 11,804,685百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4543 東証プライム
2,673
9/4 15:00
-51.5(-1.89%)
時価総額 3,984,633百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
17,875
9/4 15:00
-675(-3.64%)
時価総額 5,239,413百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6506 東証プライム
4,617
9/4 15:00
-299(-6.08%)
時価総額 1,231,308百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども。工場の内製化、自動化を推進。26.2期営業利益1000億円目指す。 記:2024/05/08
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10