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染谷エツ子氏:今後の通貨のパワーバランスを見極める【FISCOソーシャルレポーター】
2019/5/6 10:00
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*10:00JST 染谷エツ子氏:今後の通貨のパワーバランスを見極める【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの染谷えつこ為替研究所 染谷エツ子氏(「えつこのFX日記~FXで家計にゆとりを~」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2019年4月23日11時に執筆 ◇ポンドの信用失墜 2016年6月23日にイギリスで実施されたイギリスのEU離脱の是非を問う国民投票が実施され、開票の結果、残留支持が16,141,241票(約48%)、離脱支持が17,410,742票(約52%)となり、僅かな差で離脱支持側の勝利となりました。投票率は約72%と比較的高く、民意を反映した国民投票によって、イギリスの欧州連合(EU)離脱が決定しました。欧州連合(EU)離脱期限は2019年3月29日と決められていましたが、2019年10月30日に延期されました。 イギリス政府とEUとでEU離脱協定案に合意はされましたが、アイルランドと北アイルランドとの国境問題のバックストップ案、移民問題など、いくつもの議案がイギリスの議会内での承認を得ることが出来ず、EU離脱を成し遂げることが出来ない状況となっています。 経済大国のイギリス議会が、国民投票で決定したEU離脱に対して全く合意が出来ないという状態は、議会がまともに機能していないととらえることも出来ます。これを議会の信用が失墜されたと判断すれば、政府への信用不安にもつながりかねないので、為替相場でのポンドの動きにも反映されるでしょう。 2007年のサブプライムローン危機から端を発したリーマンショック後もイギリスは早めに経済回復しました。時差の関係で日本時間では夕方から大きなトレンドが発生するポンドは、投資をする側からすれば憧れの通貨でした。メジャー通貨の中でも利益率の高い通貨として絶大な位置を占めていたポンドですが、EU離脱延期が決定した後の動きにはその頃の面影は感じられません。神経質な上下の動きが続き、手を出しづらい通貨となりつつあるように思います。 ◇中国の影響増大によるオセアニア通貨の存在の大きさ ポンドとは相反して安定した動きをしているのがオセアニア通貨です。オセアニア通貨の豪ドルは中国の代替通貨とも呼ばれ、中国経済の影響を大きく受けた動きをします。例えば、中国の貿易収支や財新製造業PMIなどの発表後の動きは安定したトレンドが発生し、投資する側もトレードのしやすい通貨だと思います。米中通商協議ではその内容が報じられる度に、大きな下降トレンドや大きな上昇トレンドが発生しました。 もちろん、自国のオーストラリアの指標発表でもしっかりとしたトレンドが発生しやすく、2国の経済指標の影響を受け、よく動く通貨となっています。国際決済銀行が2016年4月の1日当たりの平均取引高のデータをまとめておりますが、米ドルに対しての取引量でも、豪ドルは世界第4位、シェア率5.2%となっています。 これに対し、米ドルに対してのポンドの取引量は世界第3位、シェア率は9.3%となっています。意外と豪ドルと大差がないことに注目すると、私の個人的見解ですが、このままイギリスのEU離脱が解決せず、イギリス議会への信用が失われてゆくのであれば、豪ドルとポンドの取引量は逆転する可能性もあるのではないかと思います。 これは要するに、通貨のパワーバランスが変化する兆候ではないかと思えてならないのですが、皆様はどう思われるでしょうか。2019年以降のポンドと豪ドルの動きには、こういった点も含めて注目していきたいと思います。 ◇リスク回避・リスク選好が明確な相場の動き 投資を始めて10年以上が経ちましたが、私も含めまして一般の個人投資家は、相場がはっきりと「リスク回避」か「リスク選好」かが判断できるときには、比較的利益が取れやすいのではないかと思います。この「リスク回避」と「リスク選好」を私がどう判断しているかについて、今後の皆様の投資にお役に立つように、簡単にまとめさせて頂きたいと思います。 「リスク選好」と判断する時は、円売り・米国長期債売りから生じる米国長期債券利回り(長期金利)の上昇・日経平均株価の上昇・NYダウの上昇などが一斉に起こっていると思います。チャートを観察していても全体的に上昇トレンドと感じます。 一方、「リスク回避」と判断する時は、円買い・米国長期債買いから生じる米国長期債券利回り(長期金利)の低下・日経平均株価の下落・NYダウの下落などが一斉に起こっていると思います。チャートを観察していても全体的に下降トレンドと感じます。 この動きを全て確認するには、ドル円・米国10年債券利回り・日経225・NYダウなどを同時に観察する必要が出てきますが、情報を揃えると自信を持ってトレードに取り組めますので、私は是非お勧めしたいと思います。 ◇投資で利益を取り続けるために トレードに慣れてきた方が、「利益が倍ぐらいになってそこからもっと利益を増やそうと思っていたら、前回の利益の数字を上回る損をしてしまうことが多々あります。どうすればいいでしょうか。」と私に質問されました。利益が続くと、コツコツドカンではないですが、今までの利益を無くしてしまうという経験は、大変多く聞きます。私も初心者のころ、よく経験していました。 例えば、大きく利益が取れた通貨がポンドとします。そうすると、次の日も皆さん、前日大きく動いたポンドに注目しがちになります。そして、同じポンドでトレードする方が多いようです。 また、翌日もローソク足が大きく動くと、瞬間的に飛びついてしまう傾向があるようです。これは私の経験だけでなく、メールでご質問を下さった沢山の方々の経験にも共通点がありました。これは人の心理的な要素もあると思うのですが、資金が増えたら嬉しくなって、もっと資金を増やしたくなり、その心理が結果として、すぐにエントリーして飛びつき買いをするという行動に結び付いているようです。 私はこれの対策として、大きく利益が取れた場合は、翌日や翌々日は、トレードは様子見にし、余程大きく動くと考えられる指標発表や要人発言があるまでは、トレードしないようにしています。この心がけをするだけで、大きく利益が取れた後の大きな損を回避できています。また、このことを他の方にアドバイスすると、大きく利益が取れた後の損が無くなったそうです。 皆様も、このことを意識するだけで、利益が沢山取れた後のトレードに、少し変化があるのではないかと思います。 FXの講師としてスクールも持たせていただいておりますが、やはり、皆様が「利益が取れるようになりました。」「損が減りました。」とご報告してくださると自分のことのように嬉しいです。私や私にご相談下さった方々の経験が、皆様の参考となればと思います。 今回の記事が2019年後半の皆様のトレードに少しでもお役に立つことが出来ましたら、私としましても大変有難い事です。 ---- 執筆者名:染谷えつこ為替研究所株式会社 代表取締役 染谷エツ子 ブログ名:えつこのFX日記~FXで家計にゆとりを~ 《US》
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