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個人投資家・有限亭玉介:注目の半導体関連をザックリご紹介【FISCOソーシャルレポーター】

2019/4/27 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:注目の半導体関連をザックリご紹介【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2019年4月22日10時に執筆 株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 この度は『注目の半導体関連をザックリご紹介』というテーマで寄稿させて頂きますよ。 さて、あたくしのブログでは日々「気になる銘柄」をピックアップし、その後の値動きに対する私観を交えた実況中継などを掲載しております。当記事ではここ最近注目した個別株についてザックリではありますが、ご紹介させて頂きます。 まず1つ目の銘柄は和井田製作所<6158>です。中国関連、そして高い技術を兼ね備えた工作機械関連として以前紹介しましたな。電気自動車の市場拡大が見込まれている事も背景に業績も好調。パワー半導体分野に関わる同社の超精密平面研削盤の素材加工技術の需要も依然として高い模様です。 半導体分野への見直し買いが入っている事を背景に、同社株もここ最近買われて年初来高値を更新してきました。ここ最近の急連騰から調整も入る可能性はありますが、チャートもゴールデンクロスを示している事に加え、PERにおいてはまだ割安と言える数値ですので、上昇トレンドに入っているものとして監視しております。 2つ目の銘柄はホロン<7748>です。以前もご紹介した企業ではありますが、電子ビーム技術を生かし半導体やナノテクノロジー分野への検査・計測技術を提供しているメーカーですな。同社の親会社であるエー・アンド・デイ<7745>は、埼玉県所沢市(同社所在地)に研究開発や量産対応を目的とした新拠点の設営を計画しております。 AI開発などにおいて微細化が進む半導体技術の進展において、思惑買いが入る可能性を見ております。また、同社の電子ビーム関連技術は高い需要が見込まれており、今後は半導体製造においてEUV(極端紫外線)を用いた露光装置が重要なポジションを担っていくであろう事に関しても、注目していきたいもんです。 3つ目の銘柄はテラプローブ<6627>です。半導体のテストビジネスに特化した企業ですが、この半導体銘柄のブームで一気に注目を集めましたな。DRAMやシステムLSIのテスト工程受託を行っておりますが、台湾のPowertech Technology社(PTI)が筆頭株主となってからは、同社傘下でスマートフォンや車載向け中心の経営になりつつありますねぇ。 株価は4月から反発基調を強め、チャートもゴールデンクロスを示しておりますが、ここ最近は200日線付近では跳ね返される様子です。2月に公表した10-12月期の連結経常損益が2億円の赤字だった事が短期的な利益確定売りに走らせたかもしれませんが、同社株はPBRから見ても相当に安くなっている事もあり、半導体関連へのトレンドが上昇している事を背景に底強いのでは…と監視中です。 4つ目の銘柄はローツェ<6323>です。半導体製造装置メーカーでウエハー・ガラス基板搬送装置を手掛ける企業として、半導体銘柄の中でもよく注目を浴びる同社です。他の半導体銘柄と同様に4月はじめあたりから徐々に上昇しておりましたが、同月の10日の取引終了後に発表された好決算が後押しし、爆発的な上昇を見せましたねぇ。 19日にはJPモルガンが保有割合を増加させた事からも、長期的な目線で見ても同社の半導体業界で、その存在感は高まるように思えますなぁ。株価は3月より1,000円近く上昇しましたが、PERで見れば割安感はまだありますので、短期的に調整したとしても底は限定的ではないかと見ております。 5つ目の銘柄はタツモ<6266>です。半導体製造装置やウエハー搬送ロボットが主力ですが、中国向けが不振となっており、19年12月期は営業利益段階で34.6%減益見込みになっていますねぇ。しかし、徐々に中国政府の景気回復の政策が実体経済に反映され始めており、同社の半導体製造装置も恩恵を受け、今後は中長期で見れば回復へ向かう可能性がありますな。 半導体関連への物色が過熱した2017年の高値から長らく調整を経ておりましたが、今月の反発にて、26週線をようやく上回り、ここから上昇トレンドへ向かう準備が整った気配がありますな。目先は底を固める動きになるかと監視を強めております。 最後の銘柄はパワー半導体用の基盤などを手掛けるフェローテック<6890>です。同社は3月下旬に東洋刃物<5964>の株式を25.54%取得し、新たなシナジー効果が期待されています。一方で、4月16日には価格競争による採算性や地政学的リスクを見込み、韓国子会社の事業撤退を公表したり、その件に関わる民事訴訟などのネガティブなニュースが舞い込んだりしましたな。 あたくしはこのようなニュースは目先の株価に影響するだけで、長期的な影響は軽微だという考えではございますが、現状の株価といたしましてはPBR・PERは相応に割安感がある事に加え、業績も堅調である事から、次なる決算である5月15日を見極めてみたいと考えております。 と…ここでご紹介できるのはスペースの関係もあり、以上ではありますが…他にも「注目すべき」とする銘柄は沢山ございます。お時間がありましたらブログを検索して頂ければ幸甚です。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《SF》
関連銘柄 8件
5964 東証スタンダード
2,250
8/19 14:55
+3(0.13%)
時価総額 4,198百万円
工業用刃物の専業メーカー。23.3期1Qは鉄鋼用・製本用の刃物が低調も産業機械・部品が好調で増収確保。ただ鋼材価格高が利益を下押し。筆頭株主のフェローテックHDによるTOB成立。8月22日付で上場廃止に。 記:2022/08/15
6158 東証スタンダード
897
9/4 15:00
-18(-1.97%)
時価総額 6,304百万円
金型・切削工具関連など特殊研削盤が主力の工作機械メーカー。硬脆材料の精密加工に特化した特殊研削盤に定評。海外売上が約5割。切削工具関連研削盤が堅調。中国は伸び悩むが、欧州などで販売が伸びる。コスト増重し。 記:2024/06/27
6266 東証プライム
3,050
9/4 15:00
-295(-8.82%)
時価総額 45,180百万円
半導体プロセス機器を製造・販売。貼合・剥離装置や塗布・現像装置に強み。液晶製造装置も。洗浄装置部門は売上伸長。搬送装置部門は生産効率が改善。23.12期通期は増収増益。24.12期は2桁増収増益計画。 記:2024/04/14
6323 東証プライム
1,946
9/4 15:00
-229(-10.53%)
時価総額 343,274百万円
世界シェアトップクラスの半導体ウエハ搬送装置メーカー。広島県福山市に本社。サムスングループなどが主要取引先。細胞培養装置等の製造・販売も。半導体・FPD関連装置事業では生産システムの強化等に取り組む。 記:2024/08/09
6627 東証スタンダード
3,750
9/4 15:00
-340(-8.31%)
時価総額 34,811百万円
半導体製造工程のテスト受託会社。台湾PTI傘下。半導体製品のウエハテスト、ファイナルテストの受託を手掛ける。半導体テストプログラムの開発等も。ファイナルテスト領域の拡大、工場のAI拡充などを図る。 記:2024/08/10
2,269
9/4 15:00
-158(-6.51%)
時価総額 106,509百万円
半導体・FPD製造装置部品を製造・販売。真空シールに強み。半導体製造工程向け消耗品も。24.3期3Q累計はパワー半導体用基板が好調。だが半導体装置部品の調整長びく。生産能力増強に向け国内外で工場を建設中。 記:2024/04/11
2,370
9/4 15:00
-190(-7.42%)
時価総額 65,993百万円
計測・計量機器等を手掛けるエー・アンド・デイ、半導体設計回路寸法測定装置等を手掛けるホロンを傘下に収める持株会社。半導体関連事業は次世代機の開発に注力。計測・計量機器事業では米州の事業再構築を図る。 記:2024/06/18
7748 JQスタンダード
3,115
3/29 15:00
-105(-3.26%)
時価総額 11,912百万円
半導体の検査・測定装置を展開。マスク用電子ビーム微小寸法測定装置やマスク用元素分析欠陥検査装置を手掛ける。電子ビーム制御技術に定評。次世代機は開発順調。為替差益は増加。22.3期3Qは2桁増収増益。 記:2022/02/14