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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、リスク選好の円売り継続も材料難で上昇一服

2019/4/2 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、リスク選好の円売り継続も材料難で上昇一服 2日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る値動きを予想する。中国の経済指標の改善を受け景気減速への過度の懸念は後退し、リスク選好的な相場展開が続く見通し。ただ、新たなドル買い手がかりが乏しく、ドル・円の上昇は小幅にとどまりそうだ。 前日の海外市場は、3月31日から4月1日にかけて発表された中国官民の3月製造業PMIの回復が好感され、リスク選好の地合いが強まった。前日の焦点となった米経済指標のうち2月小売売上高の予想外の減少でいったんドル売りに振れたものの、1月の上方修正により買い戻しが入った。その後、3月ISM製造業景況指数が強い内容となり、ドル・円は111円44銭まで値を切り上げた。本日のアジア市場はそうした流れを受け継ぎ、円売り基調が続く。ただ、日本株の下落転換で円売りは弱まり、ドル・円は111円台前半で失速している。 この後の海外市場では、中国景気減速への過度の懸念は弱まり、リスク選好の地合いが続く見通し。ユーロ圏の生産者物価指数(PPI)は伸び拡大予想だが、弱い内容となれば欧州中央銀行(ECB)のハト派姿勢は維持される公算で、ユーロ売り・ドル買いが見込まれる。一方、米国の2月耐久財受注は、大きめのマイナスに転じると予想され、ドル売りに振れる可能性があり、ドル・円は方向感が出にくい面がある。引き続き週足のドル指数に上昇トレンドは示されておらず、ドル・円は3月に111円台でもみ合った相場を彷彿とさせる展開となりそうだ。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・3月建設業PMI(予想:49.8、2月:49.5) ・18:00 ユーロ圏・2月生産者物価指数(前年比予想:+3.1%、1月:+3.0%) ・21:30 米・2月耐久財受注速報値(前月比予想:-1.8%、1月:+0.3%) 《FA》