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後場に注目すべき3つのポイント~米中通商協議合意への期待高まり買い戻し強まる

2019/3/4 12:56 FISCO
*12:56JST 後場に注目すべき3つのポイント~米中通商協議合意への期待高まり買い戻し強まる 4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続伸、米中通商協議合意への期待高まり買い戻し強まる ・ドル・円は小じっかり、米中合意観測で円売り継続 ・値上がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、ファナック<6954> ■日経平均は続伸、米中通商協議合意への期待高まり買い戻し強まる 日経平均は続伸。179.43円高の21782.12円(出来高概算5億7000万株)で前場の取引を終えた。トランプ政権が米中交渉の期限を正式に延長し合意を楽観視する見方が強まる中、先週末の米株高の流れを引き継ぐ格好から、日経平均はギャップアップでのスタートとなり、21800円を回復して始まった。その後寄り付き直後につけた21816.74円を高値にこう着感が強まっているが、3桁の上昇で底堅い値動きをみせている。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1200を超え、全体の6割近くを占めている。セクターでは精密機器、石油石炭が2%を超える上昇となったほか、機械、電気機器、医薬品、水産農林、証券の上昇率が1%を超えている。一方で電力ガス、輸送用機器、陸運が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、東エレク<8035>、TDK<6762>がけん引。半面、スズキ<7269>、ホンダ<7267>、トヨタ<7203>など、自動車株の弱さが目立つ。 日経平均は買い一巡後はこう着感が強まってはいるが、戻り高値圏での底堅い値動きであろう。米中通商協議ついては、乗り越えなければいけない課題があるものの、話し合いは進んでおり、3月27日頃に予定されている米中首脳会談で正式な合意が結ばれる可能性も出てきたと報じられており、売り方にとっては買い戻しを迫られる。また、中国では全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日から開幕する。最悪の事態を回避したこともあり、2019年経済成長目標や政策等に期待が高まる格好になりそうである。そのため、中国関連への見直しも強まりやすいだろう。 また、需給面については買い一巡後のこう着といった流れが続いており、買い方は依然として神経質になりやすいところであろう。短期的な過熱を警戒する声も聞かれていることもあり、大きく買いには傾きづらい需給状況であるとみられる。売り方による買い戻し中心の需給状況となれば、トレンドは引き続き強まりやすいと考えられる。 ■ドル・円は小じっかり、米中合意観測で円売り継続 4日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。米中通商協議で両国の合意に思惑が広がるなか、円売り主導でドルは112円台を付ける場面もあった。 前週末から米中協議での合意に楽観的な見方が強まっており、ドル・円、クロス円では円売り方向に振れている。トランプ米大統領が週末の講演で連邦準備制度理事会(FRB)を批判しドル高をけん制したが、ドル売りは限定的となった。 ドル・円はショートカバーで一時112円台を回復。ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いで、目先の日本株高継続期待でリスク選好的な円売りは続く見通し。上海総合指数など中国株のプラス圏推移も、円売りを支援しそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は111円76銭から112円01銭、ユーロ・円は127円16銭から127円48銭、ユーロ・ドルは1.1366ドルから1.1384ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・エムティジェネックス<9820>やピーエイ<4766>など、11銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、ファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・黒田日銀総裁 「緩和を粘り強く続け、物価安定目標を実現したい」 「出口戦略を具体的に検討するには至っていない」 【経済指標】 ・日・2月マネタリーベース:+4.6%(1月:前年比+4.7%) ・豪・1月住宅建設許可件数:前月比+2.5%(予想:+1.5%、12月:-8.1%←-8.4%) <国内> 特になし <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 9件
4766 東証スタンダード
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採用メディア「ジョブポストweb」の運営等行う人材ソリューション事業が主力。人材派遣・人材紹介事業、こどもケアサポート事業等も手掛ける。人材ソリューション事業ではサービス提案力、営業力の強化図る。 記:2024/08/19
6762 東証プライム
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大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6954 東証プライム
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CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,674
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-98(-3.54%)
時価総額 43,626,275百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
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時価総額 8,314,456百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7269 東証プライム
1,600.5
9/4 15:00
-70.5(-4.22%)
時価総額 3,144,320百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9820 東証スタンダード
2,555
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駐車場・駐輪場の運営・管理等を行う駐車場事業、ビルの原状回復工事や内装工事等を行うリニューアル事業が柱。ビルメンテナンスサービス等も。森トラスト傘下。要員強化で事業領域拡大、グループ外顧客の獲得図る。 記:2024/08/23
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17
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