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前場に注目すべき3つのポイント~想定内の調整、売り一巡後は底堅さが意識される

2019/2/8 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~想定内の調整、売り一巡後は底堅さが意識される 8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:想定内の調整、売り一巡後は底堅さが意識される ■前場の注目材料:富士フイルム、3Q営業利益28.6%増、コンセンサス上回る ■JUKI、設備投資2倍、ベトナムでミシン増産、今期40億円、国内はIoT化 ■想定内の調整、売り一巡後は底堅さが意識される 8日の日本株市場は売り先行後は、日経平均の20500円処での底堅さが意識されそうだ。7日の米国市場では、NYダウが220ドル安となった。欧州委員会がユーロ圏成長見通しを下方修正したことや、クドロー国家経済会議議長が米中交渉の合意まで「距離がある」との見方を示すなど、米中交渉の先行き不透明感から売り優勢の展開。半導体・半導体製造装置が弱い動きをみせており、上値の重石になりそうだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比180円安の20540円。円相場は1ドル109円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行の展開となろうが、昨日はソフトバンクG<9984>に資金が集中する一方で、7割を超える銘柄が値を下げる中、じりじりと下げ幅を広げる格好であった。ソフトバンクGがストップ高で日経平均を約167円下支えしたインパクトがなければ日経平均は300円程度下げていたことになるため、このインパクトが剥がれることを考慮すれば本日の下げは想定内だろう。 また、本日はオプションSQとなるが、20500-21000円のレンジ内が居心地の良いレンジだったこともあり、SQ値が心理的な抵抗となるよりは、20500円処での着地となることによって、サポートと意識されやすくなると考えられる。そのため、売り先行後は次第に底堅さが意識されてくるとみておきたい。 また、昨日の中小型株ではサンバイオ<4592>がストップ高となり、個人主体の資金の多くが同社株に集中した格好であろう。そのため、決算が評価された一部の銘柄を除くと、多くの銘柄が利食いに押される格好となっている。流入する資金が限られている需給状況の中では、一部の銘柄に値幅取り狙いの資金が集中しやすいところである。 ■富士フイルム、3Q営業利益28.6%増、コンセンサス上回る 富士フイルム<4901>は7日、第3四半期決算を発表。売上高は前年同期比0.5%減の1兆7998.16億円、営業利益が同28.6%増の1583.47億円だった。10-12月期の営業利益は744.17億円となり、コンセンサス(630億円程度)を上回った。ドキュメント事業における収益性の改善や構造改革効果などから大幅増益となった。 ■前場の注目材料 ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・企業業績改善への期待感 ・米政府機関の再閉鎖回避への協議進展 ・ショーワ<7274>生産・開発効率化、4輪用緩衝器、自動化ライン新設 ・デンソー<6902>米半導体VBに出資 ・JUKI<6440>設備投資2倍、ベトナムでミシン増産、今期40億円、国内はIoT化 ・NEC<6701>顔見えない人物、外観で照合、深層学習使い新技術 ・キリンHD<2503>ボトル樹脂の半分、リサイクル素材に、使い捨てプラ削減 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 12月家計調査・消費支出(前年比予想:+0.8%、11月:-0.6%) ・08:50 12月経常収支(予想:+4693億円、11月:+7572億円) ・09:00 12月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+1.7%、11月:+1.7%) <海外> ・09:30 豪準備銀行が金融政策報告発表 ・09:30 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(米国経済と金融政策) 《SF》
関連銘柄 8件
2503 東証プライム
2,204.5
9/4 15:00
+19.5(0.89%)
時価総額 2,014,913百万円
ビール2強の一角をなす酒類メーカー。清涼飲料も。傘下にワインのメルシャンや医薬品の協和キリン。海外は米国と豪州が柱。24.12期は酒類、飲料の増販を想定。昨夏買収の豪州サプリ会社も上乗せ。増収増益を計画。 記:2024/04/10
4592 東証グロース
980
9/4 15:00
-16(-1.61%)
時価総額 67,256百万円
バイオベンチャー。外傷性脳損傷や慢性期脳梗塞等の脳神経疾患の再生細胞薬を研究開発。再生医療等製品「アクーゴ脳内移植用注」は継続審議に。売上計上はないが、研究開発費は減少。24.1期通期は損益改善。 記:2024/04/15
3,821
9/4 15:00
-148(-3.73%)
時価総額 4,752,854百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
6440 東証プライム
394
9/4 15:00
-10(-2.48%)
時価総額 11,770百万円
工業用ミシン、家庭用ミシンなどの縫製機器&システム事業が主力。工業用ミシンで世界トップシェア。チップマウンタなどの産業装置等も手掛ける。産業装置では営業体制の強化により、高速機需要の取り込みを図る。 記:2024/07/02
6701 東証プライム
12,845
9/4 15:00
-830(-6.07%)
時価総額 3,504,758百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6902 東証プライム
2,121.5
9/4 15:00
-102(-4.59%)
時価総額 6,686,501百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
7274 東証1部
2,293
11/10 15:00
-1(-0.04%)
時価総額 174,314百万円
ホンダ系の自動車部品メーカー。ショックアブソーバやパワーステアリング、ガススプリング等を手掛ける。ホンダ向け売上比率が高い。21.3期1Qはコロナ禍で苦戦続く。二輪・汎用事業はじめ、アジア、北米で販売減。 記:2020/09/10
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17