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大野芳政:株価下落時こそチャンス!決算説明会からテンバガー候補を探す!【FISCOソーシャルレポーター】

2019/1/21 11:12 FISCO
*11:12JST 大野芳政:株価下落時こそチャンス!決算説明会からテンバガー候補を探す!【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家大野芳政氏(ブログ「証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2019年1月18日21時に執筆 国内の上場企業の多くは年に数回、アナリストや機関投資家向けに決算説明会を開催しています。 実はテンバガー(10倍株)など長期上昇株のトレジャーハンティングには、経営者の生の声を聞ける決算説明会は非常に有効なツールとなります。将来大きく成長する会社を探すには、経営者の人物像や、長期的なビジョンに沿った具体的な経営戦略などが重要となるからです。 決算短信等の財務諸表の分析もいいですが、どうしても近視眼的になってしまいがちです。そこで、1回1~2時間程度の決算説明会の内容を3分程度で読めるよう、アナリストの視点からポイントを絞り込んで紹介していきます。 ■朝日ラバー<5162> 同社は車載用のゴム製品・医療用のゴム製品などのメーカーで、スポーツ用、通信用のタグ用ゴム製品など、ゴムの用途を拡大している企業です。 足元は自動車用「ASA COLOR LED」や「RFIDタグ用ゴム製品」が好調で、19年3月期第2四半期(4-9月期)の営業利益は前年同期比+25.7%の3.38億円と創業来最高の売上高・利益を達成しています。 中期経営計画「AR-2020VISION」では、20年3月期に売上高70~80億円、営業利益率8%を見込んでいますが、足元の好調を考慮すれば、前倒しの達成も視野に入ると考えられます。 このように右肩上がりでの成長にも関わらず、株価はPERが8倍台、PBRも0.8倍台と割安感が非常に強く、最近関心が高まっているバリュー株としても注目されます。 それでは決算説明会の内容を見ていきましょう。 ■注目度 ★★★★☆ 2018年11月27日「2019年3月期第2四半期決算説明会」 ■トピックス ・サマリー ・会社概要 ・海外展開 ・事業系統図 ・1-1.連結第2四半期決算実績(前期比) ・1-2.連結設備投資実績 ・1-3.連結セグメント別実績-中期事業分野 ・1-4.主要製品実績-ASA COLOR LED ・1-4.主要製品実績-医療用ゴム製品 ・1-4.主要製品実績-スポーツ用ゴム製品 ・1-4.主要製品実績-RFIDタグ用ゴム製品 ・1-5.単体損益実績 ・1-6.連結会社の損益実績 ・1-7.連結貸借対照表の状況 ・2-1.AR-2020VISION ・2-2.第12次三ヵ年中期経営計画(V-2計画) ・2-3.スローガンと中期経営戦略 ・2-4.事業分野計画 ・2-5.分野別成長戦略-車載・照明 ・2-5.分野別成長戦略-医療・ライフサイエンス ・2-5.分野別成長戦略-その他 ・3-1.2019年3月期 経営方針・経営戦略 ・3-2.2019年3月期連結決算見通し(前期比) ・3-3.中期事業分野別計画 ・3-4.主要製品の通期売上計画 ・3-5.2019年3月期連結設備投資計画 ・3-6.2019年3月期配当計画 ■会社解説からポイント抜粋 <車載・照明> ・コア技術のひとつである色と光のコントロール技術など他社にまねできない独自製品で市場と顧客のニーズに応える。培った技術を照明全般に視野を広げ、市場を見出していく。 ・国内のメーカーを通じて、海外のメーカーに採用が広がっている。米中を含めた3拠点は、非常に大きく伸びることが見込まれるため、さらに注力していく。 ・「ASA COLOR LED」の受注状況は前下期から落ち着くも、堅調に推移している。埼玉大学との共同研究で色と光の新たな価値(感性認知支援研究)を、自動車メーカーやセットメーカーに提案している。 <医療・ライフサイエンス> ・医療現場での衛生管理や医療事故防止などに役立つディスポーザブルのゴム製品と、診断医療や解析分野に貢献するマイクロ流体デバイスの開発を進める。 ・「今期は今まで利用しているものが、新しい製品への入れ替わりに当たるタイミングであり、見込み通りの減収となった」という。「来期もまた新製品を立ち上げていく」とのこと。 <その他の分野> ・卓球ラケット用ラバーは、受注のタイミングにより微減となるが、2017年4月にリリースした製品が「今でも非常に好調に推移している」という。オリンピックで活躍できるラバーをメーカーと共同で開発していく方針。 ・RFIDタグ用ゴム製品は、海外市場(北米)向け販売が好調。前期の売上高5.68億円に対して今期は9.5億円を見込む。「2016年に新製品を出荷し、2017年に海外を中心に広がってきた」という。「国内外でFA(工場自動化)など、人手に対して負担をかけないように効率を上げるという考え方が広まっている証拠」との見方を示した。旺盛な需要を背景に、増産設備を来期予定から前倒しで下期に導入する。「非常に急カーブで増産という状況が続いており、現在もその増産体制を高めていく」とした。 <投資状況> ・2Qまでの設備投資総額は約4.9億円と予定通り推移。「ASA COLOR LED」やRFIDタグ用ゴム製品の受注増により先行投資を行っている。通期では約10.5億円を計画。今期はしっかりと準備しながら、来期以降で刈り取るというプランを描く。なお、新基幹システムの入れ替えについては、今期ですべて完了する予定。 ---- 執筆者名:大野芳政 ブログ名:証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」 《SF》
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時価総額 2,443百万円
工業用や医療・衛生用のゴム製品を製造・販売。自動車内装照明向けゴムや卓球ラケット用ラバーに強み。24.3期3Q累計は医療・衛生用の拡大で工業用の苦戦を補えず。26年4月稼働を目標に第二福島工場を増築予定。 記:2024/04/12