マーケット
7/30 15:15
38,525.95
+57.32
40,743.33
+203.40
暗号資産
FISCO BTC Index
4/30 0:06:13
13,520,888
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~値ごろ感あっても「反発は米国次第」か

2018/12/25 12:48 FISCO
*12:48JST 後場に注目すべき3つのポイント~値ごろ感あっても「反発は米国次第」か 25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅に5日続落、値ごろ感あっても「反発は米国次第」か ・ドル・円は弱含み、日本株の大幅安で円買い継続 ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は大幅に5日続落、値ごろ感あっても「反発は米国次第」か 日経平均は大幅に5日続落。1018.74円安の19147.45円(出来高概算8億4000万株)で前場の取引を終えている。 米株式市場ではNYダウは21日に414ドル安、24日に653ドル安と大幅続落し、およそ1年3カ月ぶりの安値となった。メキシコ国境の壁建設費用を含む暫定予算案が合意に至らず、政府機関の一部閉鎖が始まり、政権運営の先行き懸念が強まった。マティス国防長官の退任が明らかになったことや、ムニューシン財務長官が金融市場の混乱を受けて主要銀行トップと相次いで電話会合を行ったとの報道も投資家の不安を増大させたようだ。また、トランプ大統領がパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の更迭を検討しているとの報道などから1ドル=110円台前半まで円高が進み、連休明けの日経平均は米株安や円高を嫌気して380円安からスタート。昨年9月15日以来、およそ1年3カ月ぶりに節目の2万円を割り込んだ。寄り付きをこの日の高値としてその後も下げ幅を広げ、この日の安値圏で前場を折り返した。 個別では、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9434>、武田薬<4502>、JT<2914>など売買代金上位は軒並み大幅安。トヨタ自<7203>は円高や日米貿易交渉を巡る懸念から5%超安となり、傘下に投資ファンドを擁するソフトバンクG<9984>は米株安が響き7%超安となった。ユニファミマ<8028>は業績観測報道が見られたが、反発の手掛かり材料とはならなかった。また、ジェイ・エス・ビー<3480>やファインデクス<3649>が東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ASB機械<6284>、じもとHD<7161>、養命酒<2540>などが上昇したが、東証1部の値上がり銘柄数は21、全体の1%未満にとどまった。セクターでは、全33業種がマイナスとなり、精密機器、医薬品、水産・農林業、サービス業、情報・通信業が下落率上位だった。 米国株が連日の大幅安となり、日経平均は連休前に攻防を見せていた節目の2万円水準をあっさりと割り込んだ。本日は受渡日ベースの年内最終取引日であり、明日以降は損益確定の売りが一巡することが見込まれる。また、バリュエーション面でも予想PER11倍(およそ19720円)、PBR1倍(19390円)といった節目の水準を下回り、値ごろ感が台頭してくることに期待したいところだ。しかし、それも米国の政治情勢や株価動向次第といったムードが強く、反発機運には乏しい。まずはNYダウや「恐怖指数」とされる変動性指数(VIX)の落ち着きを待つ必要があるだろう。 新興市場ではマザーズ指数が6%超の下落で2016年2月以来の安値、日経ジャスダック平均は4%超の下落で昨年5月以来の安値を付けている。中小型株でもリスク回避の動きが加速しており、底打ち感が強まるまで押し目買いは手掛けにくいだろう。 ■ドル・円は弱含み、日本株の大幅安で円買い継続 25日午前の東京市場でドル・円は弱含み。日経平均株価が20000円の大台を割り込んだことでリスク回避の円買いが強まり、ドルは一時110円付近まで売り込まれた。 ドル・円は、110円半ばで寄り付いた後、日経平均の20000円割れを手がかりに円買いが進行。また、仲値でのドルの余剰もあってドル売りも観測され、ドルは一時110円07銭まで値を下げた。 ただ、国内勢の買戻しも観測され、その後は小幅ながら値を戻す展開に。日経平均は前週末比1000円超安で前引けたが、ランチタイムの日経平均先物は下げ幅をやや縮小し、円買いは一服の可能性もあろう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円07銭から110円46銭、ユーロ・円は125円58銭から126円17銭、ユーロ・ドルは1.1395ドルから1.1414ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・京葉瓦斯<9539>がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 ・トランプ米大統領 「米国経済の唯一の問題はFRB」 「FRBは市場を理解していない」 「FRBは貿易戦争の必要性、ドル高、国境を巡る民主党の政府機関閉鎖を理解していな い ・米財務省高官 「流動性に懸念なし」 「ムニューシン財務長官の銀行への電話はパウエル議長や貿易が議題」 「トランプ米大統領はパウエル議長を更迭する意向ない」 「銀行のCEOは米国経済は強いと言及」 「ムニューシン財務長官による主要銀CEOへの電話に関する声明発表は透明性をあらわ したもの」「経済と市場の分離が見られる」 ・ムルバニー米国次期主席補佐官代理 「一部政府機関の閉鎖、来年1月継続する可能性が強い ・ムニューシン米財務長官 「トランプ米大統領、パウエル議長の更迭を提案していない」 「米大手銀6のCEOに十分な資金供給を要請」 <国内> ・14:00 10月景気動向調査・先行改定値(速報値:100.5) <海外> 特になし 《DM》
関連銘柄 14件
2540 東証プライム
2,280
9/4 15:00
-53(-2.27%)
時価総額 37,620百万円
薬用養命酒の製造・販売を行う。1923年設立。のど飴やグミサプリ、フルーツとハーブのお酒など食品、酒も手掛ける。卸店、ドラッグストアなどが主要販売チャネル。体験型施設「くらすわの森」は24年秋に開業予定。 記:2024/06/09
2914 東証プライム
4,157
9/4 15:00
-47(-1.12%)
時価総額 8,314,000百万円
世界的な大手たばこメーカー。メビウス、セブンスター等のブランドを展開。製薬会社の鳥居薬品、加工食品メーカーのテーブルマーク等を傘下に持つ。たばこ事業は販売数量増などで、自社たばこ製品売上収益が順調。 記:2024/07/01
3480 東証プライム
2,934
9/4 15:00
-59(-1.97%)
時価総額 63,820百万円
学生用マンションの企画開発から運営・管理までを一括で行う。高齢者住宅事業は譲渡し、学生マンションに経営資源集中。学研HDと業務提携。不動産賃貸管理事業の管理戸数は増加傾向。26.10期売上788億円目標。 記:2024/05/08
3649 東証プライム
896
9/4 15:00
-41(-4.38%)
時価総額 23,842百万円
医療従事者が診療業務で使用するシステムの開発・販売を行う。国立大学の7割超が同社の医療システムを利用。視線分析型視野計などのヘルステックビジネス等も。医療システムの総利用ユーザー数は2000施設を突破。 記:2024/07/01
4502 東証プライム
4,333
9/4 15:00
-65(-1.48%)
時価総額 6,855,998百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4,850
9/4 15:00
-110(-2.22%)
時価総額 74,443百万円
プラスチックボトル生産機メーカー。世界130カ国以上に射出延伸ブロー成形機や金型を販売。金型は売上伸長。ストレッチブロー成形機や部品その他も売上増。為替差損の減少等により、24.9期1Qは大幅経常増益。 記:2024/04/09
7161 東証スタンダード
302
9/4 15:00
-29(-8.76%)
時価総額 8,106百万円
きらやか銀行、仙台銀行の経営統合で誕生した持株会社。リース業務やクレジットカード業務、M&A・事業承継等も行う。SBIHDと資本業務提携。有価証券ポートフォリオを見直し。地元企業の再生支援等に取り組む。 記:2024/07/04
7203 東証プライム
2,674
9/4 15:00
-98(-3.54%)
時価総額 43,626,275百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
7,698
9/4 15:00
-228(-2.88%)
時価総額 9,997,316百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
2,287
11/11 15:00
+2(0.09%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
9434 東証プライム
2,014
9/4 15:00
-52(-2.52%)
時価総額 95,985,359百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9539 東証スタンダード
2,612
9/4 15:00
-58(-2.17%)
時価総額 28,562百万円
千葉県北西部地盤の都市ガス会社。東日本の都市ガスでは東京ガスに次ぐ規模。電力小売や不動産も展開。都市ガス顧客件数は104万9909件と増加。23.12期通期は大幅増益。24.12期は2桁営業増益計画。 記:2024/04/15
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17