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後場に注目すべき3つのポイント~「PER12倍」を巡る攻防

2018/11/21 12:36 FISCO
*12:36JST 後場に注目すべき3つのポイント~「PER12倍」を巡る攻防 21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続落、「PER12倍」を巡る攻防 ・ドル・円は小じっかり、米長期金利の上昇で ・値下がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位は豊田通商<8015> ■日経平均は続落、「PER12倍」を巡る攻防 日経平均は続落。135.59円安の21447.53円(出来高概算7億株)で前場の取引を終えている。 20日の米株式市場ではNYダウが551ドル安と大幅に続落。アップルを中心とした主要ハイテク株の売りが続き、ナスダック総合指数は節目の7000ptを下回った。10月住宅着工件数の予想下振れや小売大手のさえない決算、世界経済の減速懸念を背景としたNY原油先物相場の大幅下落も嫌気された。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで296円安からスタートすると、寄り付き直後には21243.38円(339.74円安)まで下落する場面があった。しかし、円相場の上昇一服や中国株の下げ渋りとともに、前引けにかけて下げ幅を縮小した。 個別では、任天堂<7974>やソニー<6758>が小安く、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、キーエンス<6861>などはさえない。同業シャイアー買収について欧州委員会から承認を取得したと発表した武田薬<4502>は3%超安。社内基準未達の製品出荷が報じられた三菱電<6503>、レーティング引き下げ観測のスクエニHD<9684>も下げが目立った。また、新株予約権付社債(CB)の発行を発表した高島屋<8233>が急落し、東証1部下落率トップとなった。一方、ソフトバンクG<9984>や村田製<6981>は堅調。カルロス・ゴーン会長逮捕に揺れる日産自<7201>も本日は反発した。米市場の流れを引き継いで東エレク<8035>、SUMCO<3436>、アドバンテス<6857>といった半導体関連株は上げが目立つ。また、MDV<3902>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、全33業種がマイナスとなり、鉱業、証券、石油・石炭製品、卸売業、海運業が下落率上位だった。 日経平均は米株安を嫌気し、大幅続落してスタートしたものの、前場は下げ渋る展開となった。前日とほぼ同じ動きを見せている。前日のデータで算出した日経平均の予想PER12倍の水準はおよそ21200円。この「12倍」はアベノミクス相場では下限水準に位置するとあって、押し目買いが入りやすい局面だろう。 しかし、NY原油先物相場の大幅下落など世界経済の減速懸念を強める材料が相次いでおり、日経平均もこの水準から本格的なリバウンドを見せてくるか不安が残る。日米の祝日や月末の20カ国・地域(G20)首脳会議を控え、模様眺めムードも強まりやすい。中国市場に目を向けると上海総合指数の戻りが鈍く、後場の日経平均は再び軟調な展開となる可能性がある。当面は「PER12倍」での攻防が焦点となり、この水準を割り込めば相場の大きな節目となるか。 ■ドル・円は小じっかり、米長期金利の上昇で 21日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。米長期金利の上昇や日本株の下げ幅縮小を手がかりとしたドル買い・円売りに振れやすい地合いとなった。 日経平均株価は軟調スタートとなったが、時間外取引の米株式先物がプラス圏で推移し、日経平均は徐々に下げ幅を縮小。また、米10年債利回りは3.07%台に上昇し、ドル買いを誘発した。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、日本株安を警戒した円買いに振れやすい。ただ、引き続き米長期金利の上昇や日本株の下げ幅縮小が続けば、ドルは113円回復を目指す展開となりそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円65銭から112円92銭、ユーロ・円は128円12銭から128円42銭、ユーロ・ドルは1.1365ドルから1.1373ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・省電舎ホールディングス<1711>や、ジャストプランニング<4287>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位は豊田通商<8015> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・クドロー米国家経済会議(NEC)委員長 「米税制改革第2弾の法案が年内に承認されることはない」 「来年議会を通過することは可能」 ・日仏共同声明 「日仏両政府は、ルノー・日産連合を力強く支援していく」 ・ウィルキンス・カナダ中銀上級副総裁 「政策の枠組みを見直し、インフレ目標からの転換など大規模な変更も」 ・中国外務省 「劉鶴副首相が今月25-28日の日程で、国際会議などに出席のためドイツを訪問する」 ・カーニー英中銀総裁 「離脱合意における移行期間に関する取り決めを歓迎。移行期間延長の可能性に注目」 ・サンチェス・スペイン首相 「英離脱合意案、ジブラルタルに関する条項修正なければ反対する」 【経済指標】 米・10月住宅着工件数:122.8万戸 (予想:122.8万戸、9月:121万戸←120.1万戸) 米・10月住宅建設許可件数:126.3万戸 (予想:126.0万戸、127.0万戸←124.1万戸) <国内> ・13:30 9月全産業活動指数(前月比予想:-0.9%、8月:+0.5%) <海外> ・欧州委員会がイタリアの2019年予算案に関する制裁手続きの開始を勧告 ・インド休場(イスラム教モハメッド生誕日) 《HH》
関連銘柄 20件
1711 東証スタンダード
307
9/4 15:00
-18(-5.54%)
時価総額 2,681百万円
省エネルギーソリューションの提供等を行う省電舎、リノベーションによる住宅販売等を行うイエローキャピタルオーケストラなどを傘下に収める持株会社。売電収入の獲得図る。中計では26.3期売上高46億円目標。 記:2024/08/26
3436 東証プライム
1,516
9/4 15:00
-122(-7.45%)
時価総額 530,865百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
524
9/4 15:00
-20(-3.68%)
時価総額 20,975百万円
医療情報統合システムの製作・販売、医療データの分析・調査・コンサル等を行う。病院経営改善アプリケーション「MDV Act」などを手掛ける。SBIHDが筆頭株主。クラウド型健診システムの拡販を図る。 記:2024/08/29
4287 東証スタンダード
365
9/4 15:00
-15(-3.95%)
時価総額 4,649百万円
外食業界のコンピュータシステムの開発や販売、店舗システムや本部システムのコンサルティング、各種消耗品の販売を行う。外食以外の需要掘り起こしに注力。24年1月期はASPや物流ソリューションが堅調に推移した。 記:2024/04/15
4502 東証プライム
4,333
9/4 15:00
-65(-1.48%)
時価総額 6,855,998百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
6503 東証プライム
2,336.5
9/4 15:00
-111(-4.54%)
時価総額 5,016,937百万円
総合電機大手。FA機器や自動車機器、昇降機、パワー半導体に強み。鉄道車両機器なども。24.3期3Q累計はFA機器が低調。だが自動車機器やインフラ関連が好調で増収増益に。4Qにルネサス株売却特益を計上予定。 記:2024/04/12
6758 東証プライム
13,750
9/4 15:00
-425(-3%)
時価総額 85,842,598百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
6,129
9/4 15:00
-514(-7.74%)
時価総額 4,695,850百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6861 東証プライム
67,650
9/4 15:00
-2,220(-3.18%)
時価総額 16,453,021百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6981 東証プライム
2,944
9/4 15:00
-139(-4.51%)
時価総額 5,968,792百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7201 東証プライム
413.5
9/4 15:00
-16.1(-3.75%)
時価総額 1,745,266百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7203 東証プライム
2,674
9/4 15:00
-98(-3.54%)
時価総額 43,626,275百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
7,698
9/4 15:00
-228(-2.88%)
時価総額 9,997,316百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8015 東証プライム
2,661.5
9/4 15:00
-127(-4.55%)
時価総額 2,826,965百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8233 東証プライム
1,095.5
9/4 15:00
-38(-3.35%)
時価総額 358,946百万円
大手百貨店。日本橋、新宿、大阪、京都などに大型店を有す。海外はシンガポール、ベトナム、タイなどで店舗展開。商業開発業や建装業、金融業等も。27.2期営業利益575億円目標。人的資本への投資を加速。 記:2024/05/06
1,509
9/4 15:00
-90(-5.63%)
時価総額 20,042,530百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
5,432
9/4 15:00
-35(-0.64%)
時価総額 665,594百万円
スクウェア・エニックス、タイトーなどを傘下に収める持株会社。ファイナルファンタジー、ドラゴンクエストなどRPGで存在感。配当性向30%が基本方針。開発体制の整備、新作タイトルのデジタル販売強化等に注力。 記:2024/07/05
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17