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決算ピーク通過、外部要因を避けて中小型株の決算を見直す動き【クロージング】

2018/8/10 16:11 FISCO
*16:11JST 決算ピーク通過、外部要因を避けて中小型株の決算を見直す動き【クロージング】 10日の日経平均は大幅に下落。300.31円安の22298.08円(出来高概算15億株)で取引を終えた。日米新貿易協議(FFR)の初会合が9日(日本時間10日)開かれた。10日も継続することになり、不透明感が広がるなか、為替相場の円高推移も嫌気された。また、米モルガン・スタンレーが半導体セクターに慎重判断を示し、東エレク<8035>など関連銘柄が下落し、日経平均の重石に。しばらくは22500円を挟んでのこう着が続いていたが。人民元安のほか、ユーロ円が一時127円を割り込む中、日経平均は後場半ば辺りから下落基調が強まり、下落幅は300円を超えている。大引けでは7月12日以来、約1か月ぶりに22300円を割り込んでいる。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは鉱業が3%超の下落となったほか、海運、不動産、保険、情報通信、金属、電気機器、精密機器の弱さが目立った。一方で、上昇は石油石炭のみ。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、資生堂<4911>、京セラ<6971>、TDK<6762>、テルモ<4543>、信越化<4063>の弱さが目立っていた。 日経平均は先物主導のインデックス売りにより、25日線を割り込み、直近のもち合いレンジ下限に到達している。FFRの行方や米モルガンによる半導体セクターへの慎重見通し、為替市場の円高のほか、決算発表がピークとなるなか、売り方優位の需給状況でもあったとみられる。また、SQ値が幻のSQとなったことも心理的には上値を追いづらいところだった。 なお、一目均衡表では一気に雲上限に到達しており、テクニカル的には反転を試したいところであろう。決算発表もピークを通過した。お盆休みで参加者が限られるため来週も商いは膨らみづらいところではあるが、決算通過で機関投資家もようやく動きが取れることから、イレギュラー的に下げた銘柄なども含め、決算を見直す動きも意識されてきそうだ。中小型株についてはメルカリ<4385>ショックによってセンチメントが冷え込んだ格好だが、マザーズ指数のボトム形成も意識されやすく、押し目拾いのスタンスになりそうである。来週は参加者が限られるなか、主力処は手掛けづらく、中小型株の決算を見直す動きに期待したいところであろう。 《AK》
関連銘柄 9件
4063 東証プライム
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時価総額 11,804,685百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4385 東証プライム
2,343
9/4 15:00
-162.5(-6.49%)
時価総額 376,921百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4543 東証プライム
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時価総額 3,984,633百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4911 東証プライム
3,094
9/4 15:00
-116(-3.61%)
時価総額 1,237,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6762 東証プライム
9,238
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時価総額 17,957,379百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6971 東証プライム
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-64(-3.54%)
時価総額 2,634,267百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。コアコンポーネント及び電子部品部門は積極的な設備投資継続。29.3期売上高3兆円目指す。 記:2024/04/30
8035 東証プライム
22,995
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-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17