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米国株見通し:イタリア懸念や貿易摩擦への警戒後退で買い先行

2018/6/6 17:37 FISCO
*17:37JST 米国株見通し:イタリア懸念や貿易摩擦への警戒後退で買い先行 S&P500先物  2754.25(+2.75) (16:50現在) ナスダック100先物  7184.75(+5.50) (16:50現在) 16時50分時点のグローベックス米株式先物市場でS&P500先物とナスダック100先物は小高く推移している。NYダウ先物は60ドル高程度で推移。欧州主要国の株式市場はイタリアを除いてほぼ横ばい推移となっている。米原油先物は小高く推移している。こうした流れを受け、6日の米株式市場はやや買い先行で始まるとみられる。 5日の米株式市場ではイタリア新首相による財政支出拡大方針の示唆を受け、同国の財政不安がやや強まった。しかし、財政再建が急務と言われ、欧州連合(EU)から緊縮財政の継続を求められているイタリアで、新政権がどこまで財政支出を拡大できるのか、当面の市場は冷静に見守る姿勢に転じるとみられ、イタリアの長期国債相場は落ち着きを取り戻そう。 6日の日本やアジアの株式市場が堅調に推移し、欧州株市場も底堅く推移している背景には、5日にやや強まったイタリア財政不安が一時的なものにとどまっていることがあろう。中国通信機器大手ZTEが、米国の制裁解除に向けて暫定的な合意書に署名したと伝えられ、貿易摩擦への警戒感も和らぐ方向となっており、世界の株式市場で投資家心理の改善に寄与しているようだ。 本日の米国では4月の貿易収支、1-3月の非農業部門労働生産性・単位労働コスト(確報)が発表される。4月貿易収支では米国から中国向けに農産物・エネルギーの輸出が増え始めていることが確認される可能性があり、貿易摩擦への警戒感緩和を後押しし、相場の支援材料となろう。本日の米株式市場ではハイテク株・小型株を買い上がる動きが一服する一方、米長期金利の上昇で金融株が買われ、貿易摩擦への警戒感後退で資本財セクターを中心としたグローバル企業が買われる展開が予想される。 《KK》