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テクニカル慎重もリスクオンに向かうか【クロージング】

2018/6/1 16:10 FISCO
*16:10JST テクニカル慎重もリスクオンに向かうか【クロージング】 1日の日経平均は反落。30.47円安の22171.35円(出来高概算16億株)で取引を終えた。5月31日の米国市場では、トランプ政権がEU(欧州連合)やカナダ、メキシコ製の鉄鋼及びアルミニウムの輸入関税発動を発表し、各国が報復措置を表明するなど貿易戦争への懸念が強まり、終日軟調推移だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円安の22100円となり、これにさや寄せする格好から売りが先行した。ただし、円相場がやや円安に振れて推移するなか、輸出関連などへは買い戻しとみられる動きが出ており、前場半ばには22300円を回復する場面もみられた。ただ、オーバーウィークのポジションは取りづらく、積極的な売買は限られるなか、大引けにかけてはインデックス売りから小幅ながら下げに転じた。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは輸送用機器、石油石炭、鉱業、建設、パルプ紙、銀行がしっかり。半面、その他製品、電力ガス、化学、食料品、その他金融、機械が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、花王<4452>、テルモ<4543>、ファナック<6954>、武田<4502>が重石となった。 日経平均は下降する5日線や一目均衡表の転換線、基準線が重石となり、遅行スパンは下方シグナル発生が意識されやすく、テクニカル面では不安定な相場展開が続きやすい。また、米国が鉄鋼・アルミニウムの輸入制限の発動を決めたのを受け、EUとカナダ、メキシコが一斉に対抗措置に動き出すなど、各国の報復の応酬が「貿易戦争」に発展する懸念が強まっている。これが相場の重石となることから、積極的な上値追いのスタンスは取りづらいところであろう。 一方で、6月12日開催で調整中の米朝首脳会談の実施に向け協議が進んでおり、市場はリスクオンに向かいやすく、インデックス売買が日経平均を押し上げてくる可能性がある。そのため、米朝首脳会談が予定されている12日に向けては、主力大型株先行の地合いになりやすいだろう。(村瀬智一) 《AK》
関連銘柄 5件
4452 東証プライム
6,641
9/4 15:00
+80(1.22%)
時価総額 3,154,475百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4502 東証プライム
4,333
9/4 15:00
-65(-1.48%)
時価総額 6,855,998百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4543 東証プライム
2,673
9/4 15:00
-51.5(-1.89%)
時価総額 3,984,633百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10