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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米FOMC議事要旨で買いも警戒続く

2018/2/21 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米FOMC議事要旨で買いも警戒続く 今日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。米国市場の混乱はいったん収束し、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では引き締め継続が確認されるとみられ、ドルは値を戻す流れが継続しそうだ。ただ、市場混乱再燃への警戒は根強く、ドルの上昇は小幅にとどまろう。 米国市場では長期金利の急激な上昇で経済への影響が懸念され、株売り、(対円での)ドル売りに振れる地合いが続いた。ただ、前日の海外市場では、米10年債利回りが2013年12月以来、4年超ぶりに3.0%台への回復が視野に入り、長期金利の上昇を手がかりにドルが買われる動きがみられた。本日のアジア市場でもその流れが受け継がれ、ドル・円は107円前半から107円後半に値を切り上げた。 今晩の海外市場では、連邦準備制度理事会(FRB)が1月30-31日に開催したFOMCの議事要旨の内容が注目される。この会合では予想通り政策金利は据え置かれたが、声明では引き締めを継続しても景気は緩やかな拡大が続くとし、目先のインフレに関しても上昇の見通しが示された。議事要旨から「イエレン後」のパウエル新体制でも利上げ方針を継続することが確認できれば、ドル買いに振れやすい展開が見込まれる。 ドル・円は、先週いったん下抜けた昨年のドル安値107円32銭水準を、本日しっかり上回ってきていることで、足元ではドル買い安心感が広がっているようだ。ただ、市場では年明け以降から続いた米国市場の不安定な展開は「完全に終わったわけではない」(ある市場筋)との警戒が続く。また、前日からのドル上昇ペースが速いことから、今晩は調整が入る可能性も想定したい。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 南ア・1月消費者物価指数(前年比予想:+4.4%、12月:+4.7%) ・17:30 独・2月製造業PMI速報値(予想:60.5、1月:61.1) ・17:30 独・2月サービス業PMI速報値(予想:57.0、1月:57.3) ・17:30 独・2月総合PMI速報値(予想:58.5、1月:59.0) ・18:00 ユーロ圏・2月製造業PMI速報値(予想:59.2、1月:59.6) ・18:00 ユーロ圏・2月サービス業PMI速報値(予想:57.6、1月:58.0) ・18:00 ユーロ圏・2月総合PMI速報値(予想:58.4、1月:58.8) ・18:30 英・10-12月ILO失業率(予想:4.3%、9-11月:4.3%) ・18:30 英・1月公的部門純借入額(銀行部門除く)(予想:-95億ポンド、12月:+26億ポンド) ・21:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:-4.1%) ・23:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演(経済見通し) ・23:45 米・2月製造業PMI速報値(予想:55.5、1月:55.5) ・23:45 米・2月サービス業PMI速報値(予想:53.7、1月:53.3) ・23:45 米・2月総合PMI速報値(1月:53.8) ・24:00 米・1月中古住宅販売件数(予想:560万戸、12月:557万戸) ・03:00 米財務省5年債入札(350億ドル) ・04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)の1月30-31日開催分議事録 《CS》