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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米国市場休場でドル売り一服

2018/2/19 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米国市場休場でドル売り一服 19日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。米国市場の不安定な動向からドル売りに振れやすい基調に変わりはなさそうだ。ただ、今晩はプレジテンツデーで休場となるため、長期金利や株価への警戒は後退する見通し。 前週末の取引で、ドル・円はアジア市場で105円半ばに急落したものの、米経済指標の堅調な内容が好感され、海外市場ではやや持ち直した。米国の1月住宅着工件数は2016年10月以来、また同建設許可件数は2010年以降で最も高い水準を記録。また、1月輸入物価指数や2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値も予想を上振れ、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースが加速するとの観測が高まり、ドル買いになった。 しかしながら、米国市場は長期金利と株価、ドルの動向が不安定な状態が続いているとの見方から、ドル・円は売られやすい地合いに変わりはない。連休明け以降も、トランプ大統領の政策運営による財政赤字への懸念などネガティブな材料が多く、「下方向への警戒が強い」(ある市場筋)という。実際、前週末は経済指標が堅調となってもドル・円の戻りは106円40銭にとどまった。週明けのアジア市場では小じっかりの値動きだが、目先の107円回復は想定しにくい。 ただ、本日はアジア市場が中華圏などの旧正月、米国市場はプレジデンツデー、カナダ市場はファミリーデーによる休場でリスク要因が後退し、ドル売りは一服しそうだ。また、欧州中央銀行(ECB)が22日に公表する理事会の議事要旨も注目される。ユーロ・ドルは前週末に3年超ぶりの1.2550ドル台を回復した後、達成感から下げに転じた。足元は1.24ドル台を維持しているが、議事要旨公表までは積極的に買いづらく、ドル・円への下押し圧力は弱まるだろう。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 ユーロ圏・12月経常収支(季調前)(11月:+378億ユーロ) ・米国市場は「プレジデンツデー」の祝日で休場 ・カナダ市場は「ファミリーデー」の祝日で休場 《CS》