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後場に注目すべき3つのポイント~本格化する決算発表を前に売り買いが交錯

2018/1/19 12:31 FISCO
*12:31JST 後場に注目すべき3つのポイント~本格化する決算発表を前に売り買いが交錯 19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、本格化する決算発表を前に売り買いが交錯 ・ドル・円はもみあい、方向感の乏しい展開 ・値上がり寄与トップはアサヒ<2502>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は反発、本格化する決算発表を前に売り買いが交錯 日経平均は反発。73.47円高の23836.84円(出来高概算6億9000万株)で前場の取引を終えた。18日の米国市場では前日の大幅上昇に対する利益確定の流れが優勢だったが、シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高だったこともあり、日本株市場はこれにサヤ寄せする格好から、前日の下げに対する自律反発の流れとなった。ただし、来週から本格化する決算発表を前に売り買いが交錯しており、日経平均は23800円を挟んでの狭いレンジ取引が継続している。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。セクターではその他製品、空運、建設、パルプ紙、金属製品、不動産が上昇。半面、ゴム製品、電力ガス、精密機器が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、京セラ<6971>、日東電<6988>、ヤマハ<7951>、ブリヂストン<5108>が重しになっている。売買代金上位では任天堂<7974>、メガバンク3行やトヨタ<7203>が堅調。 日経平均は5日線処でのもち合いが続いている。来週から決算発表が本格化することもあり、機関投資家等は動きづらくなりそうだ。そのため、決算を手掛かりとした個別物色のほか、テーマ性のある銘柄での短期的な値幅取り狙いの商いが中心になりそうだ。23日の安川電<6506>、26日のファナック<6954>、信越化<4063>の動向がセンチメントを左右させそうだ。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円はもみあい、方向感の乏しい展開 19日午前の東京市場でドル・円はもみあい。111円を挟んで売り買いが交錯し、方向感の乏しい展開となった。 東京株式市場で日経平均株価のプラス圏推移が続き、円売りに振れやすい地合い。ドル・円は110円85銭まで下げる場面もあったが、全般的に111円付近で底堅い値動きとなった。 ランチタイムの日経平均先物はプラス圏を維持しており、目先の日本株高継続を見込んだ円売りに振れやすい。また、米10年債利回りが2.60%台の高水準での推移でドル買いが続く。 反面、米政府機関の一部閉鎖への懸念は根強く積極的なドル買いは手控えられ、目先ももみあう展開となりそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円85銭から111円13銭、ユーロ・円は135円80銭から136円03銭、ユーロ・ドルは1.2232ドルから1.22504ドルで推移した。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・フィルカンパニー<3267>や大村紙業<3953>がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはアサヒ<2502>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 ・メスター米クリーブランド連銀総裁 「想定通りに経済が拡大すれば、今年と来年は昨年と同様のペースでの利上げが適切」 「(今年と来年はそれぞれ)3-4回の利上げを想定している」 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> 特になし <海外> 特になし 《DM》
関連銘柄 13件
5,350
9/4 15:00
+19(0.36%)
時価総額 8,137,404百万円
国内ビール大手のアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に収める持株会社。欧州、オセアニア、東南アジアでも事業展開。日本は主力ブランドに経営資源投下。オセアニアは商品ポートフォリオを強化。 記:2024/09/01
3267 東証スタンダード
653
9/4 15:00
-19(-2.83%)
時価総額 3,773百万円
駐車場の上部空間を開発して賃貸するビジネスを提案。建物の企画から設計・施工、テナント誘致、管理までを一貫で担う。営業人員増やし受注拡大。コスト吸収。中経では26年11月期売上150億円、営業益12億円目標。 記:2024/05/17
3953 東証スタンダード
694
9/4 14:57
-4(-0.57%)
時価総額 2,472百万円
段ボールシート、段ボールケースなど段ボール製品の製造・販売を行う。神奈川県茅ヶ崎市に本社。ラベル製品の製造・販売、副資材商品の販売も。27.3期売上高61億円目標。段ボールシート等は地域シェア拡大図る。 記:2024/08/13
4063 東証プライム
5,832
9/4 15:00
-541(-8.49%)
時価総額 11,804,685百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
5108 東証プライム
5,419
9/4 15:00
-212(-3.76%)
時価総額 3,867,529百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
6506 東証プライム
4,617
9/4 15:00
-299(-6.08%)
時価総額 1,231,308百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども。工場の内製化、自動化を推進。26.2期営業利益1000億円目指す。 記:2024/05/08
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6971 東証プライム
1,744
9/4 15:00
-64(-3.54%)
時価総額 2,634,267百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。コアコンポーネント及び電子部品部門は積極的な設備投資継続。29.3期売上高3兆円目指す。 記:2024/04/30
6988 東証プライム
11,595
9/4 15:00
-600(-4.92%)
時価総額 8,194,894百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,674
9/4 15:00
-98(-3.54%)
時価総額 43,626,275百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7951 東証プライム
3,531
9/4 15:00
-22(-0.62%)
時価総額 1,917,333百万円
世界最大の総合楽器メーカー。1887年創業。静岡県浜松市に本社。ピアノ、電子楽器、弦楽器等の製造・販売を行う。音響機器、電子デバイス等も手掛ける。総還元性向50%目標。業務用音響機器は旺盛な需要続く。 記:2024/08/30
7974 東証プライム
7,698
9/4 15:00
-228(-2.88%)
時価総額 9,997,316百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10