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直近乱高下も中長期上昇トレンドは変わらず、手元資金には要注意【ビットコイン週間マーケット動向】

2017/12/28 10:58 FISCO
*10:58JST 直近乱高下も中長期上昇トレンドは変わらず、手元資金には要注意【ビットコイン週間マーケット動向】 12月18日-24日のビットコインは、12月17日の終値2,251,505円から、22日には一時1,400,000円を付ける激しい動きとなった。22日だけの値動きを見ても1日で29%もの下落となったことからも荒い値動きとなったことがわかる。この要因としては、20日に韓国の仮想通貨取引所ユービットがハッキングにより、取引所の閉鎖及び破産申請を発表したことが挙げられるだろう。また、個人投資家を中心にツイッターなどで、ウクライナでもLiquiという取引所がビットコインのハッキング被害にあったという噂が流れた。ウクライナの件についてはソースとなる速報記事は削除されており、詳細がわからないものの、米国時間でもビットコインの下げが収まらなかった。 今回の急落に関しては、(1)韓国の仮想通貨取引所の破産申請発表によるリスク回避の売り(2)クリスマス休暇前の利益確定売り(3)CBOE、CMEに先物が上場していたこともあり機関投資家などによる売仕掛けなど、複合的な要因によって下落スピードに拍車がかかったものと思われる。実際に先物については、出来高も通常の4倍(12,554枚)まで膨らみ、CBOEで安値11,300ドルまでの下げとなった。その影響から日本でも売りが売りを呼ぶ展開になったものと推察される。 一方、1,400,000円の安値をつけた22日の翌23日には、一時1,987,250円の高値をつけるなど大きな値幅が出た一週間ではあったが、27日のビットコイン価格は180万円台と落ち着きを取り戻している。また、引き続き中長期的なトレンドは「上昇」で変化はないものと考える。過去のビットコインのチャートに目を向けると、長い上ひげ(上影)を付けたあと調整を経て1ヶ月程で高値更新となっていることから、年明け機関投資家の戻るタイミングから、再度上昇基調を強め高値2,500,000円にトライしてくる展開も意識しておく必要がありそうだ。 なお、ビットコインは商いが少なくなる週末にかけて値動きが活発化する傾向がある。年末年始も同様の値動きとなるかは不透明だが、同期間は金融機関の送金がストップしてしまうため、乱高下に対応するには手元資金をあらかじめ十分に用意しておく必要があるだろう。可能性としては、米国市場で先物を利用した仕掛け的な売りが入ることも警戒しておきたい。ただ、日本や韓国などのアジア勢は個人投資家を中心に下げ局面では買いを入れるケースが多く、仮に下落する展開となった場合でも、年始の休み明けには持ち直すものと推測される。 (過去急落局面とその後) ・2017年11月2日 高値970,000円 12日安値600,000円 38%下落 ⇒27日に高値更新 ・2017年9月2日 高値565,935円 15日安値310,000円 45%下落 ⇒10月13日に高値更新 ・12月17日終値2,251,505円 22日安値1,400,00円 38%下落 ⇒2018年1月?日に高値更新か ※ビットコイン/日本円はフィスコ仮想通貨取引所を参照。 《WA》