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トランプ政権への不透明感和らげば一段高へ【クロージング】

2017/6/2 16:21 FISCO
*16:21JST トランプ政権への不透明感和らげば一段高へ【クロージング】 2日の日経平均は大幅に続伸。317.25円高の20177.28円(出来高概算23億1000万株)で取引を終えた。2万円回復は2015年12月以来、約1年半ぶり。米5月ADP雇用統計が予想を上回る内容だったことを受けて、週末の米雇用統計への期待も高まる格好となった。19900円を回復して始まった日経平均は、寄付き直後にあっさり2万円の大台を回復すると、その後も強含みの展開が続き、上げ幅を拡大させている。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1500を超えており、全体の7割を超えている。セクターでは鉄鋼が5%の上昇だったほか、証券、海運、銀行、石油石炭、ゴム製品、保険、ガラス土石など30業種が上昇。一方で、食料品、情報通信、水産農林が小幅に下落だった。また、インデックスに絡んだ資金が中心となるなか、マザーズ指数は小幅に下落している。 意外とあっさり2万円を回復した。米雇用統計への期待から先回り的な動きもあったとみられるが、持ち合いレンジを超えてきたことから、ショートカバーを誘う流れにもなったようだ。また、1日を通じて上昇が続いており、機関投資家による債券から株式への資産シフトも強まったようにみられる。 ロシアゲート問題に揺れるトランプ政権だが、FBIのコミー前長官に圧力をかけたとされる問題で、コミー氏が早ければ8日にも上院情報特別委員会で証言する意向であることが明らかとなっている。週末の雇用統計が予想を上回ったとしても、政治混乱リスクが高まりやすいなか、強弱感が対立しやすいところでもある。ただし、これを無難に通過するようだと、一段とトレンドが強まりやすいだろう。 《AK》