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今日の為替市場ポイント:日経平均株価反発への期待などでリスク選好の円売り増加の可能性

2016/12/6 8:16 FISCO
*08:16JST 今日の為替市場ポイント:日経平均株価反発への期待などでリスク選好の円売り増加の可能性 5日のドル・円相場は、東京市場では112円88銭から113円95銭まで上昇。欧米市場でドルは一時114円78銭まで買われたが、113円16銭まで反落し、113円84銭で取引を終えた。 本日6日のドル・円は、114円前後で推移か。米経済指標の改善や米国株高を意識してリスク選好的な円売りが増える可能性がある。日経平均株価の反発が予想されていることも円売り材料になるとみられる。 5日の欧米市場ではユーロは主要通貨に対して全面高の展開となった。イタリア国民投票の結果を受けてレンツィ首相は辞意を表明し、2018年に予定されていた総選挙は2017年に実施される見通しとなった。その場合、既存の政治システムを厳しく批判している「五つ星運動」による政権奪取の可能性がある。 「五つ星運動」への政権交代の可能性が高まった場合、イタリアの債務問題に対する市場の懸念も同時に高まるとの見方が出ている。5日のイタリア国債市場では10年債利回りが一時2.06%近辺まで上昇したが、債券市場で大きな混乱はなく、ユーロの反発を意識して10年国債利回りは1.98%近辺で引けている。 現時点で資本市場などに大きな影響は出ていないが、市場関係者の間からは「イタリアの労働市場改革や銀行の不良債権処理が大幅に遅れるような事態に発展した場合、ユーロ売りが再び強まることは避けられない」、「イタリアでの国民投票の結果がユーロ圏諸国の政治動向にどのような影響を及ぼすのかを慎重に見極めたい」との声が聞かれている。 《WA》