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欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、中国経済への警戒で利益確定売り

2016/10/13 17:35 FISCO
*17:35JST 欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、中国経済への警戒で利益確定売り 今日の欧米市場では、ドル・円は弱含む展開を想定したい。中国の9月貿易統計が低調だったことで、世界景気の減速懸念から、欧米で株安になる可能性が高い。ドル・円については、米年内利上げ観測から足元のドル上昇ペースが速かったこともあり、利益確定売りが出やすい状況にあるとみられる。 今日午前中に発表された中国の9月貿易統計では、輸出が前年比-10.0%(予想は-3.3%、8月が-2.8%)、輸入は前年比-1.9%(予想は+0.6%、8月が+1.5%)となった。8月の輸入が22カ月ぶりのプラス転換だったほか、足元の中国PMIが経済活動の拡大縮小の境目となる50を上回っていることで、中国経済の減速懸念は弱まったとみられていた。しかし、輸出入が再び悪化したことで、ある外為ディーラーは「油断していた」と話している。 中国貿易統計の悪化で、足元の人民元安にも警戒感が広がっている。人民元は10月から国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)通貨バスケットに採用され、長期的には上昇が見込まれる。ただ、中国当局は元買い介入を控えているもようで、ドル・人民元は節目の6.7元を上抜け(元は下落)、2010年9月以来、約6年ぶりの高値圏で推移している。 ただ、前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月20-21日開催分)から、比較的早い時期の利上げが正当化されるとの認識が示され、FRBの年内利上げ観測は変わらない。ある市場筋は「ボックス相場の上限であるドル105円が見えてきたタイミングで、頭を冷やす(利食いの)きっかけになった」と指摘している。 【今日の欧米市場の予定】 ・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:25.3万件、前回:24.9万件) ・21:30 米・9月輸入物価指数(前月比予想:+0.2%、8月:-0.2%) ・01:15 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演(経済見通し) ・02:00 米財務省30年債入札(120億ドル、リオープン) 《WA》