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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、イベント前で様子見

2016/10/6 17:30 FISCO
*17:30JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、イベント前で様子見 今日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。20カ国財務相・中銀総裁会議(G20)や明日発表の米国の9月雇用統計などイベントを控え、前日のドル高を調整する動きが中心か。ただ、原油価格の持ち直しなどで米株高傾向となり、リスク選好的な円売りの継続が見込まれることから、ドル・円は下げ渋る展開となりそうだ。 5日に発表された米国の9月ISM非製造業景況指数(総合)が、3日発表の9月ISM製造業景況指数に続き改善したことで、連邦準備制度理事会(FRB)による年内利上げ観測を背景にドル・円は一時103円67銭まで上昇。約1カ月ぶりの高値水準となった。ただ、市場関係者は今日ワシントンでのG20会合や明日発表の米国の9月雇用統計、さらに9日の米大統領選候補者討論会(第2回)に注目しており、今日の欧米市場では様子見ムードのなか、前日のドル大幅高を調整する動きが先行しそうだ。 一方、リスク選好の円売りの流れは目先も続く可能性がある。ある外為ディーラーは足元の値動きについて、原油価格の持ち直しなどを背景とした株高によるリスク選好の動きとし、「ドル買いよりも円売り」と指摘している。原油価格については、石油輸出国機構(OPEC)の減産合意、米国内の在庫減少傾向などから先高観が強まっている。 また、英国の欧州連合(EU)離脱の交渉開始に向け、実体経済の不透明感から目先もポンドの値動きは注視されるものの、過度の警戒感は一服しており、円売りを支援する要因となりそうだ。 【今日の欧米市場の予定】 ・20:30 欧州中央銀行(ECB)が9月理事会議事要旨公表 ・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:25.6万件、前回:25.4万件) ・G20財務相・中銀総裁会議(ワシントンDC) 《WA》