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今日の為替市場ポイント:米経済指標改善でリスク回避の円買い抑制へ

2016/10/4 8:29 FISCO
*08:29JST 今日の為替市場ポイント:米経済指標改善でリスク回避の円買い抑制へ 3日のドル・円相場は、東京市場では101円20銭から101円66銭まで上昇。欧米市場でドルは101円65銭まで反発し、101円64銭で取引を終えた。 本日4日のドル・円は、主に101円台で推移か。米9月ISM製造業景況指数は予想以上の改善を示していることから、年内利上げへの期待は持続しており、リスク回避的な円買いは引き続き抑制される見込み。 豪準備銀行(中央銀行)は本日理事会を開催し、政策金利を発表する。市場関係者のほぼ全員が1.50%に据え置きとなることを想定しており、金融政策の今後の動向については声明内容を点検し、判断することになりそうだ。 市場関係者の多くは政策金利の年内据え置きを想定しており、利下げがあるとすれば、来年3月以降になると考えているようだ。さらなる金利引き下げは金融機関の収益を圧迫するとの意見を豪準備銀行は無視することはできないとの声が聞かれている。 市場関係者の多くは豪準備銀行の金融政策を長年評価している。マックファーレン元総裁(1996年9月-2006年9月)、スティーブンス前総裁(2006年9月-2016年9月)の20年間で豪準備銀行の政策金利は7.25%から1.50%まで低下したが、豪ドル相場の相対的な価値(貿易加重指数)は上昇した。金融政策に対する市場の信頼感が通貨価値を高めている一因とみられており、ロウ新総裁に対する信頼感も前任者に劣っていない。為替相場の安定性が維持されるような金融政策の策定が今後も期待されている。 《WA》