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後場に注目すべき3つのポイント~短期需給の傾きを見極めながらの相場展開に

2016/1/19 12:32 FISCO
*12:32JST 後場に注目すべき3つのポイント~短期需給の傾きを見極めながらの相場展開に 19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・短期需給の傾きを見極めながらの相場展開に ・ドル・円は117円44銭付近、中国の弱い指標を受けた株安でドル反落 ・ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>、KDDI<9433>が日経平均値下がり寄与上位 ■短期需給の傾きを見極めながらの相場展開に 日経平均は続落。121.44円安の16834.13円(出来高概算11億株)で前場の取引を終えている。18日の米国市場はキング牧師生誕日で休場だったが、欧州市場が総じて軟調だったことから、売りが先行。ただし、前日の下げでいったんは自律反発も意識されるなか、売り方の買戻しとみられる流れもあってか、一時17000円を回復する場面もみられた。 また、2015年の訪日外国人旅行者が3年連続で過去最高を更新したことを材料視する流れも一部でみられていた。その後は中国の経済指標へ関心が集まる中、15年10-12月期のGDPは前年同期比6.8%増だった。コンセンサスの範囲内だったこともあり、これを手掛かりに発表直後には17088.31円まで上げ幅を拡大させる場面もあった。 しかし、積極的に上値を買い上がる参加者がなく、中国の実体経済への根本的な不安は残ることから、次第に短期筋の利益確定に向かわせている。セクターでは保険、銀行、食料品、鉱業、水産農林、不動産などが軟調。一方で、その他製品、倉庫運輸がしっかり。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1100を超えており、全体の6割を占めている。 日経平均は一時17000円を回復する場面をみせたが、心理的な上値抵抗として意識されやすい。18日の米国市場の休場によって海外勢のフローは限られており、薄商いの中をインデックスに絡んだ商いに振らされやすい需給状況であろう。中国GDPなどの結果を受けた反応も限られており、手掛かり難の中での短期需給要因に振らされる展開になりそうである。 前場は17000円回復後の失速で本日の安値圏に位置している。後場は、売り仕掛け的な動きから、16800円を下回り、前日の安値水準を窺う可能性は意識しておく必要がありそうだ。ただし、参加者が限られていることもあり、下を売り込む流れが限定的となれば、ショートカバーから前場と反対の動きをみせてくる可能性もあるだろう。短期需給の傾きを見極めながらの相場展開に。 (株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は117円44銭付近、中国の弱い指標を受けた株安でドル反落 ドル・円は117円44銭付近で推移。中国の経済指標の弱含みで日経平均株価が下落したことを受けた値動き。 ドル・円は仲値にかけて国内企業の買いにより上昇。また、日経平均がプラス圏に浮上したタイミングで117円71銭まで値を切り上げた。しかし、日本時間午前11時発表の7-9月期中国国内総生産(GDP)は予想通りだったが、12月鉱工業生産、同小売売上高はともに市場予想を下振れた。 中国の経済指標が嫌気され日経平均はマイナス圏に転落し、その後ドル・円は117円30銭まで値を下げた。ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏推移となっていることから、ドル・円は午後の取引も引き続き今日の安値圏でもみあう展開を予想する。 12時29分時点のドル・円は117円44銭、ユーロ・円は127円94銭、ポンド・円は167円33銭、豪ドル・円は80円54銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>、KDDI<9433>が日経平均値下がり寄与上位 ・三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>などメガバンクがさえない ・投資判断引き上げの日写印<7915>、任天堂<7974>上昇、目標株価引き上げのスクエニ<9684>小じっかり ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・特になし <海外> ・16:00 独・12月消費者物価指数改定値(前年比予想:+0.3%、速報値:+0.3%) 《SY》
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4063 東証プライム
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時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
7915 東証プライム
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フィルムタッチセンサや加飾フィルムに強み。医療機器も。24.12期はタッチセンサ需要の底入れを想定。昨年12月に連結化した医療機器向け部品の米社も上乗せ。新中計では26.12期に営業益150億円を目指す。 記:2024/04/15
7974 東証プライム
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時価総額 9,997,316百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
1,509
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-90(-5.63%)
時価総額 20,042,530百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
2,974
9/4 15:00
-163(-5.2%)
時価総額 7,551,730百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
9433 東証プライム
4,822
9/4 15:00
-158(-3.17%)
時価総額 11,110,756百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
5,432
9/4 15:00
-35(-0.64%)
時価総額 665,594百万円
スクウェア・エニックス、タイトーなどを傘下に収める持株会社。ファイナルファンタジー、ドラゴンクエストなどRPGで存在感。配当性向30%が基本方針。開発体制の整備、新作タイトルのデジタル販売強化等に注力。 記:2024/07/05
9984 東証プライム
7,781
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-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17