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後場に注目すべき3つのポイント~日銀会合「現状維持」で、より市場参加者は減少か

2015/12/18 12:27 FISCO
*12:27JST 後場に注目すべき3つのポイント~日銀会合「現状維持」で、より市場参加者は減少か 18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日銀会合「現状維持」で、より市場参加者は減少か ・ドル・円は122円48銭付近、ドル買いは一巡 ・日経平均寄与度上位にテルモ<4543>、エーザイ<4523>など医薬品株 ■日銀会合「現状維持」で、より市場参加者は減少か 日経平均は反落。46.50円安の19307.06円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えている。17日の米国市場では、原油先物価格が再び35ドルを割り込んだことが嫌気され、NYダウは250ドル超の下落となった。この流れを受けて、小反落で始まった日経平均は、その後プラス圏を回復する場面もみられた。しかし、FOMC(連邦公開市場委員会)の重要イベントを通過したことによって、国内外の機関投資家の参加は限られている。そのため、再び利食い優勢の需給状況となり、一時19200円を下回る場面もあった。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。規模別指数では小型株指数のみがプラスとなった。セクターでは鉄鋼、医薬品、空運、水産農林、精密機器、サービスが上昇。一方で、石油石炭、保険、パルプ紙、海運、非鉄金属、鉱業が下落。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクグ<9984>、TDK<6762>、ダイキン<6367>、アルプス電<6770>などが重石となっている。 日経平均は19300円を挟んでのこう着だが、直近のリバウンドの反動としては底堅さが意識される。原油安を受けて資源株などは弱い動きをみせているが、依然として先安感が強いこともあり、嫌気売りが強まっている状況にはなっていないようである。週末要因から積極的な売買は手控えられやすく、なによりFOMC通過によって機関投資家などはクリスマス休暇に入ってきているとみられ、大きなトレンドは出難いと考えられる。 そのため、日銀会合の結果が予想通りに現状維持となれば、より市場参加者は減少することになろう。物色は個人主体による中小型株での短期的な値幅取り狙いの売買に向かうことになりそうだ。 (株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は122円48銭付近、ドル買いは一巡 ドル・円は122円48銭付近で推移。日経平均株価は下げ幅を縮小する展開だが、ドルは買い一巡。 日経平均は一時100円超下げたが、株安は一服しつつある。また、中国本土株は前日終値付近で推移しており、株価下落に対する警戒感はやや低下しているため、リスク回避的な円買いが増える状況ではないとみられている。 ただ、ランチタイムの日経平均先物は戻りが鈍いため、午後の取引もリスク選好のドル買いにつながる展開は想定しにくい。一方、日銀の金融政策決定会合で、追加金融緩和が先送りされれば、小幅円買いに振れると予想する。 12時25分時点のドル・円は122円48銭、ユーロ・円は132円80銭、ポンド・円は182円62銭、豪ドル・円は87円31銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・日経平均寄与度上位にテルモ<4543>、エーザイ<4523>など医薬品株 ・新規買い推奨のリロHLD<8876>が強い、目標株価引き上げの<2678>はしっかり ・TDK<6762>、アルプス電<6770>、日東電など電子部品の一角が引き続きさえない ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・日銀金融政策決定会合(最終日) ・15:30 黒田日銀総裁会見 <海外> ・特になし 《SY》
関連銘柄 8件
2678 東証プライム
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時価総額 204,790百万円
オフィス用品通販で成長。個人向けEC「ロハコ」も。ヤフーLINEの傘下。翌日配送を可能とする独自の物流基盤。ロハコが復調。だが法人向け通販の粗利率改善や物流効率化などで増収増益に。総還元性向45%目標。 記:2024/09/08
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時価総額 1,776,140百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
4543 東証プライム
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医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
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-675(-3.64%)
時価総額 5,239,413百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6762 東証プライム
9,238
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時価総額 17,957,379百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6770 東証プライム
1,499.5
9/4 15:00
-60(-3.85%)
時価総額 328,812百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。海外売上高比率が高い。車載用電子部品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
8876 東証プライム
1,858
9/4 15:00
-63.5(-3.3%)
時価総額 284,304百万円
借上社宅管理や賃貸不動産管理、海外赴任支援等を手掛けるリロケーション事業が主力。福利厚生事業、ポイント制タイムシェア別荘等の観光事業も。社宅管理戸数は26万戸超。福利厚生代行サービスは新規会員獲得進む。 記:2024/08/30
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17