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欧米為替見通し:ポンド・ドルは弱含み、利上げ時期の違いを意識

2015/12/15 17:34 FISCO
*17:35JST 欧米為替見通し:ポンド・ドルは弱含み、利上げ時期の違いを意識 今日の海外市場では、ポンド・ドルが弱含む展開となりそうだ。英国と米国の消費者物価指数(CPI)発表を受け、早期利上げに慎重な英中銀と、16日に利上げに踏み切る米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ時期の違いが意識され、ポンド売り・ドル買いに振れる展開を想定する。ただ、ポンドとの相関性が高い原油価格の急激な下げが一服していることから、ポンドの売りは大きくないとみる。 今日は18時半に英・11月消費者物価指数、22時半に米・11月消費者物価指数が発表される。英CPIは前年比+0.1%(前月は-0.1%)、米CPIは前年比+0.5%(同+0.2%)といずれも前月からの上昇が見込まれている。ただ、FRBは15-16日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、2006年6月以来、9年半ぶりの利上げに踏み切ることを市場は確実視。また、英国の方はインフレの上昇率が弱く、早期利上げに不透明感が広がっていることから、ポンド売り・ドル買いに振れやすい展開となりそうだ。 一方、米原油先物ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が前日海外市場で世界的な供給過剰懸念から一時2009年2月以来、約6年10カ月ぶりの安値となる34.53ドルまで売られた。その後は売られ過ぎとの判断から買い戻され、7営業日ぶりに反発。原油の短期的な売りが一巡したことを受け、アジア取引時間帯は株安を受けポンド買い・ドル売りに振れており、海外市場でドル買いの局面でもポンドの下値をサポートしよう。また、この5年間では下値支持線として機能している1.5ドル付近での推移も、ポンド売りを弱める可能性がある。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:30 英・11月消費者物価指数(前年比予想:+0.1%、10月:-0.1%) ・18:30 英・11月生産者物価指数・産出(前年比予想:-1.3%、10月:-1.3%) ・19:00 独・12月ZEW景気期待指数(予想:15.0、11月:10.4) ・22:30 米・12月NY連銀製造業景気指数(予想:-7.00、11月:-10.74) ・22:30 米・11月消費者物価指数(前年比予想:+0.5%、10月:+0.2%) ・24:00 米・12月NAHB住宅市場指数(予想:63、11月:62) ・06:00 米・10月対米証券投資・長期有価証券(株式スワップ等除く)(9月:+336億ドル) ・米連邦公開市場委員会(FOMC)(16日まで)