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後場に注目すべき3つのポイント~新日鉄住金の切り返しが中国関連への買戻しに向かわせる

2015/10/21 12:32 FISCO
*12:32JST 後場に注目すべき3つのポイント~新日鉄住金の切り返しが中国関連への買戻しに向かわせる 21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・新日鉄住金の切り返しが中国関連への買戻しに向かわせる ・ドル・円は119円87銭付近、日本株の堅調受け底堅い ・クラリオン<6796>、パイオニア<6773>、JVCKW<6632>などカーナビ関連が軒並み上昇 ■新日鉄住金の切り返しが中国関連への買戻しに向かわせる 日経平均は続伸。148.00円高の18355.15円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えた。20日の米国市場は小幅に下落。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの18210円となるなか、日経平均は小安く始まった。ただし、その後はファナック<6954>、TDK<6762>、京セラ<6971>、東エレク<8035>、ホンダ<7267>、ソニー<6758>などが上げ幅を拡大させるなか、日経平均は上昇に転じている。 そのほか、予想を上回る4-9月期決算を発表した安川電<6506>が買われたほか、今期経常3割減との報道が嫌気された新日鉄住金<5401>が売り先行後に上昇に転じたことも市場のムードを明るくさせた。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは鉄鋼、非鉄金属、電気機器、機械、パルプ紙、海運、保険などが堅調。半面、医薬品、食料品、不動産、小売、鉱業などが利食いに押されている。 日経平均はレンジ内での推移ではあるが、新日鉄住金<5401>の切り返しなど、やや意外感のある上昇となっている。アク抜け的な流れの中、他の中国関連等への買戻しに向かわせている。中国では26日から開催される第18期中央委員会第5回全体会議に対する期待が高まりやすいこともあり、引き続き買い戻しが意識されそうだ。 一方で、医薬品や食料品、不動産、小売などは弱く、リターン・リバーサルの流れ。中小型株の一角なども利食いが強まっている銘柄が散見されており、リターン・リバーサルの流れにうまくつくことが必要である。その他、テーマ株では政策絡みのほか、ホンダ<7267>の自動運転の計画が伝わったこともあり、カーナビなどの関連銘柄への物色が引き続き注目されよう。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円は119円87銭付近、日本株の堅調受け底堅い ドル・円は119円87銭付近で推移。日経平均株価が堅調地合いとなったことを受けた値動き。 ドル・円は前日海外市場からじり高となっており、東京市場では119円84銭で寄り付いた後、日経平均の上昇を受け、119円96銭まで値を上げた。中国株は小幅安で推移しているが、株価反転の可能性は残されており、リスク選好的なドル買いが縮小するとの見方は少ない。 ランチタイムの日経平均先物は、上昇幅をやや広げていることから、午後の取引でドル・円は小幅に上昇する可能性があろう。 ユーロ・ドルは底堅い動き、1.1344ドルから1.1368ドルまで上昇。また、ユーロ・円は下げ渋り、135円93銭から136円30銭で推移した。 12時24分時点のドル・円は119円87銭、ユーロ・円は136円19銭、ポンド・円は185円12銭、豪ドル・円は87円12銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・ファナック<6954>、京セラ<6971>、東エレク<8035>の中国関連が日経平均押し上げ ・クラリオン<6796>、パイオニア<6773>、JVCKW<6632>などカーナビ関連が軒並み上昇 ・前日急落した長谷工<1808>は本日も弱含む ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・13:30 8月全産業活動指数(前月比予想:-0.2%、7月:+0.2%) ・16:00 9月訪日外国人客数 <海外> ・香港株式市場は休場(重陽節) 《FA》
関連銘柄 12件
1808 東証プライム
1,828.5
9/4 15:00
-19(-1.03%)
時価総額 550,002百万円
分譲マンションが主力の総合建設会社。マンション建設で国内トップ。収益不動産の開発・運営、分譲マンション管理、リフォーム、在宅介護サービス等も。総還元性向40%程度目安。建設事業の領域拡大などに注力。 記:2024/08/26
5401 東証プライム
3,163
9/4 15:00
-116(-3.54%)
時価総額 3,005,865百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
6506 東証プライム
4,617
9/4 15:00
-299(-6.08%)
時価総額 1,231,308百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども。工場の内製化、自動化を推進。26.2期営業利益1000億円目指す。 記:2024/05/08
6632 東証プライム
1,286
9/4 15:00
-45(-3.38%)
時価総額 210,904百万円
カーナビ等の車載機器、無線システム、音響機器等を手掛ける電機メーカー。日本ビクターとケンウッドの経営統合により誕生。中計では26.3期売上高3700億円以上目標。ゲーム・アニメ事業の強化等に取り組む。 記:2024/06/04
6758 東証プライム
13,750
9/4 15:00
-425(-3%)
時価総額 85,842,598百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6762 東証プライム
9,238
9/4 15:00
-637(-6.45%)
時価総額 17,957,379百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6773 東証1部
65
3/26 15:00
±0(0%)
時価総額 125,017百万円
カーナビ等カーエレクトロニクス事業が主力。家電AV機器事業から撤退。車載関連ビジネスの成長等に注力。地図事業を強化。香港投資ファンドの完全子会社化により、同社株は上場廃止予定。19.3期2Qは業績苦戦。 記:2019/01/21
6796 東証1部
2,495
3/22 15:00
+1(0.04%)
時価総額 141,090百万円
車載機器メーカー。カーナビ、カーオーディオ、車載用カメラ等を手掛ける。日立グループ。業務用車載システムはバス機器分野でトップシェア。仏フォルシアの子会社がTOB開始。日本低調。19.3期3Qは業績苦戦。 記:2019/01/30
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6971 東証プライム
1,744
9/4 15:00
-64(-3.54%)
時価総額 2,634,267百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。コアコンポーネント及び電子部品部門は積極的な設備投資継続。29.3期売上高3兆円目指す。 記:2024/04/30
7267 東証プライム
1,530
9/4 15:00
-74.5(-4.64%)
時価総額 8,314,456百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07