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*21:00JST FRB議長の証言や米経済指標で9月の米利上げ観測再浮上も 　14日のNY市場は上昇。6月小売売上高が予想を下振れたことで寄付きは小幅下落したものの、大手行が相次ぎ4−6月期の好決算を発表したことで緩やかに上昇する展開となった。ギリシャ情勢や中国株式相場の落ち着きも引き続き好感された。ダウ平均は75.90ドル高の18053.58、ナスダックは33.38ポイント高の5104.89。 　地区連銀経済報告(ベージュブック)のほか、イエレンFRB議長が下院金融委員会で半期に1度の議会証言を行う、前日の小売売上高が予想外に弱かったこともあり、9月利上げを見込んだ動きは後退したとみられるなか、利上げ開始時期など金融政策への思惑が高まりやすいだろう。ニューヨーク連銀製造業景況指数(7月)、生産者物価コア指数(6月)、鉱工業生産指数(6月)、設備稼働率(6月)が予定されており、良好な結果となれば、改めて9月利上げ説が浮上することも考えられる。 　また、決算発表が本格化する中、インテル、バンク・オブ・アメリカ、ブラックロックなどの決算が予定されている。前日にはJPモルガンなどの決算が評価されており、順調な決算が続くようだと、企業決算を手掛かりとした物色に向かわせよう。 　その他、ギリシャについては、改革法案を15日までに議会で可決し、実行することを条件としている。日本時間の16日早朝にも議会採決の結果が判明するとみられており、これを見極めたいところか。 《TY》