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後場に注目すべき3つのポイント~リバウンド狙いは限定的、欧米市場の動向を見極める必要

2015/7/6 12:30 FISCO
*12:30JST 後場に注目すべき3つのポイント~リバウンド狙いは限定的、欧米市場の動向を見極める必要 6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・リバウンド狙いは限定的、欧米市場の動向を見極める必要 ・ドル・円は122円55銭付近、値ごろ感で国内勢が買い戻し ・好決算の目立っている小売セクターに関心が集まる可能性 ■リバウンド狙いは限定的、欧米市場の動向を見極める必要 日経平均は大幅に反落。324.63円安の20215.16円(出来高概算10億7000万株)で前場の取引を終えた。ギリシャで、財政緊縮策の受け入れを争点に行われた国民投票は、緊縮策に反対が6割を超え、チプラス首相は勝利を宣言した。ギリシャのユーロ圏離脱が現実味を帯びたとの見方から、幅広い銘柄に売りが先行し、日経平均は20200-20300円辺りでの推移に。 セクターでは保険、その他金融、銀行、ガラス土石、鉄鋼などが2%を超える下落。一方で、空運のみがプラスだった。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が7割を超えている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、京セラ<6971>、日東電<6988>、東エレク<8035>などが下落。 日経平均は寄り付き直後に20200円を割り込む局面もみられたが、その後は底堅い動きをみせている。ただし、ギリシャ問題を織り込むには、週明けの欧米市場の動向を見極める必要があり、リバウンド狙いの買いも限られそうである。後場は日銀によるETF買入れが期待されることになるが、リバウンド力は限られ、押し目拾いのスタンスが継続することになろう。 その他、株価対策が発表された中国だが、上海指数は7%超の上昇で始まった後は、3%程度に上げ幅を縮めている。万が一マイナス圏ともなれば、インバウンド関連などへの重石になりかねないとみられる。業績に安心感のある銘柄や需給妙味のある銘柄、外部環境に影響を受けづらい銘柄等に、短期資金が向かいやすいだろう。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円は122円55銭付近、値ごろ感で国内勢が買い戻し ドル・円122円55銭付近で推移。5日に実施されたギリシャの国民投票で財政緊縮策の受け入れが拒否されたことを受け、不透明感が強まっているが、値ごろ感による買い戻しの動きがみられる。 早朝の取引ではユーロ売りが進み、ドル・円の大きな売りにつながった。ドル・円は一時121円88銭まで売り込まれた。 しかし、東京の取引時間帯に入って国内機関投資の買い戻しが入り、122円台に戻した。仲値にかけてはドル不足の輸入企業がドル買いを進めたことから、足元では122円半ば~後半で取引されている。中国株の上昇も買いを支えている。 12時23分時点のドル・円は122円55銭、ユーロ・円は135円23銭、ポンド・円は190円68銭、豪ドル・円は91円67銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 小瀬正毅) ■後場のチェック銘柄 ・業種別では空運業のみプラス ・好決算の目立っている小売セクターに関心が集まる可能性 ・コマツ<6301>や新日鐵住金<5401>など、景気敏感の大形株に投資判断格下げの動き ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・14:00 5月景気先行CI指数(予想:106.3、4月:106.4) <海外> ・15:00 独・5月製造業受注(前月比:-0.1%、4月:+1.4%) ・16:15 スイス・6月消費者物価指数(前年比5月:-1.2%) 《SY》
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