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*08:24JST 今日の為替市場ポイント：欧米株安が円売りを抑制 昨日8日のドル・円相場は、東京市場では121円85銭から121円26銭まで軟調推移。欧米市場では一時120円21銭まで下落し、120円70銭で取引を終えた。 本日9日のドル・円は120円台で推移か。欧米諸国の株安を意識してリスク選好的な円売り・ドル買いは抑制される見込み。 8日発表された7-9月期国内総生産（GDP）改定値では、実質成長率は、前期比-0.5％、前期比年率では-1.9％となった。速報値-1.6％から下方修正された。公共事業が伸び悩んだことや個人事業主の設備投資が減少していたことが要因。改定値の下方修正は想定外だった。 設備投資の減少は企業の生産調整が進んでいることが関係しているとの見方がある。個人消費は当面さえない状態が続く見込みであり、10-12月期に大手企業が設備投資を抑制した場合、GDPは3四半期連続で減少する可能性がある。14日に行われる総選挙で与党圧勝が期待されていることから、株式市場は7-9月期GDPが下方修正されたことを特に意識していないようだ。ただし、ドル高継続への期待が大きく後退した場合、株安・円高の相場展開となる可能性は残されている。 《KO》