マーケット
7/30 15:15
38,525.95
+57.32
40,743.33
+203.40
暗号資産
FISCO BTC Index
9/17 14:51:30
17,129,857
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

欧米為替見通し:噂で仕掛けて事実で手仕舞へ

2014/11/17 17:09 FISCO
*17:09JST 欧米為替見通し:噂で仕掛けて事実で手仕舞へ 本日17日の欧米市場のドル・円は、米国の経済指標を見極めつつ、日本経済のリセッション(景気後退)懸念による安倍トレード(日本株買い・円売り)の手仕舞いに警戒する展開となる。 日本の7-9月期国内総生産(GDP)の速報値は、前期比-0.4%、前期比年率-1.6%となり、4-6月期の前期比-1.9%、前期比年率-7.3%に続き、2四半期連続してマイナス成長となり、日本経済はリセッション(景気後退)に陥った可能性が高まっている。 浜田内閣官房参与(エール大学名誉教授)は、アベノミクス(ABEnomics)の「三本の矢」を大学の通知表にならって、第一の矢の金融緩和は『Aプラス』、第二の矢の財政政策は『B』、成長戦略の第三の矢は『E』と採点している。 消費増税法の景気弾力条項では、名目経済成長率3%程度、実質経済成長率2%程度が、消費増税の条件だったことで、2015年10月の10%への消費増税は先送りされる可能性が高まったことになる。 米系ヘッジファンド筋は、今週の安倍首相による消費増税延期、衆院解散総選挙の決断を待って、来週の感謝祭休暇に向けて、安倍トレード(日本株買い・円売り)の手仕舞いを行うことが予想される。 今週は、先週の消費増税延期・衆院解散総選挙という噂で仕掛けて、事実で手仕舞う週となる可能性があることで、安倍トレード(日本株買い・円売り)の手仕舞いに警戒することになる。 【今日の欧米市場の予定】 19:00 ユーロ圏・9月貿易収支(予想:+180億ユーロ、8月:+92億ユーロ) 22:30 米・11月NY連銀製造業景気指数(予想:12.00、10月:6.17) 23:00 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が欧州議会の経済・通貨委員会で証言 23:15 米・10月鉱工業生産指数(前月比予想:+0.2%、9月:+1.0%) 23:15 米・10月設備稼働率(予想:79.3%、9月:79.3%) 24:00 エバンズ米シカゴ連銀総裁が会合であいさつ 《KO》