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後場に注目すべき3つのポイント~日本経済のリセッション懸念

2014/11/17 12:16 FISCO
*12:16JST 後場に注目すべき3つのポイント~日本経済のリセッション懸念 17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・ショッキングなGDP下振れで一時17000円割れ ・ドル・円は115円75銭付近、日本経済のリセッション懸念 ・インデックス売りなどでソフトバンク<9984>やファーストリテ<9983>が下げ幅拡大 ■ショッキングなGDP下振れで一時17000円割れ 日経平均は大幅反落。先週末比453.18円安の17037.65円(出来高概算15億1000万株)で前場の取引を終えた。寄り前に発表された7-9月期GDP速報値は前期比年率換算-1.6%と想定外の2期連続マイナスとなったことで、反落でスタートした後は下げ幅を徐々に広げる格好となった。為替市場では、ドル・円が朝方117円台をつけたものの、株安などの影響を受けて115円60銭台まで円高に振れるなど荒い展開に。先物市場で短期筋による仕掛け的な売りが観測されたことから、日経平均は一時17000円台を割り込む場面も見られた。 セクター別では、東レ<3402>の上昇で繊維のみプラス圏で推移するなか、保険、その他金融が3%超の下落となっている。個別では、指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9984>がさえないほか、JT<2914>など内需系も弱い。一方、自社株買いの取得枠設定発表を材料にコマツ<6301>、三菱UFJ<8306>は買われた。 本田内閣官房参与が「ショッキングな内容」とコメントするようなGDP下振れを受けて、「消費再増税先送り」はほぼ決定的となり、明日にでも安倍首相は衆議院を解散するとの公算。市場では、記者会見のタイミングでなんらかの景気刺激策を発表するのではないかとの見方が高まっている。また、前場の大幅反落を受けて、日銀は後場ETF買入を実施する見通し。TOPIXの下げ幅が2%超となったことで、これまでよりも買入額(今月はワンショット380億円)を増やす可能性も。日銀による買い及び、政策期待といった官製相場ならではの下支えで先物の買戻しを誘発し、後場の日経平均は下げ幅を縮小すると見られる。 ■ドル・円は115円75銭付近、日本経済のリセッション懸念 ドル・円は115円75銭付近で推移。ドル・円は、日本経済のリセッション(景気後退)懸念を受けて東京株式市場が下落していることで連れ安推移。ユーロ・ドルは、1.2515ドルから1.2580ドルで推移。ウクライナ情勢への警戒感、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測から上げ渋る展開。ユーロ・円は、146円53銭から145円15銭まで軟調推移。 12時14分時点のドル・円は115円75銭、ユーロ・円は145円43銭、ポンド・円は182円03銭、豪ドル・円は101円71銭付近で推移している。 ■後場のチェック銘柄 ・7-9月期実質GDP速報値が予想外のマイナス、日経平均は利食い先行 ・インデックス売りなどでソフトバンク<9984>やファーストリテ<9983>が下げ幅拡大 ・後場は日銀のETF買い期待が下支えへ、先物動向を引き続き注視 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> 13:00 消費税率10%への引き上げ判断に関する「今後の経済財政動向等についての点検会合」(第4回) 14:00 浜田宏一内閣官房参与が「アベノミクスと日本経済」についてプレス・ブリーフィング 《KO》
関連銘柄 6件
2914 東証プライム
4,157
9/4 15:00
-47(-1.12%)
時価総額 8,314,000百万円
世界的な大手たばこメーカー。メビウス、セブンスター等のブランドを展開。製薬会社の鳥居薬品、加工食品メーカーのテーブルマーク等を傘下に持つ。たばこ事業は販売数量増などで、自社たばこ製品売上収益が順調。 記:2024/07/01
3402 東証プライム
751.8
9/4 15:00
-22.6(-2.92%)
時価総額 1,226,547百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
6301 東証プライム
3,813
9/4 15:00
-206(-5.13%)
時価総額 3,710,606百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
1,509
9/4 15:00
-90(-5.63%)
時価総額 20,042,530百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17