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今日の為替市場ポイント:ユーロ圏の重債務国に対する懸念は緩和
2014/7/14 8:04
FISCO
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*08:05JST 今日の為替市場ポイント:ユーロ圏の重債務国に対する懸念は緩和 先週末11日のドル・円相場は、東京市場では101円22銭から101円39銭で推移。欧米市場では101円42銭まで反発し、101円34銭で取引を終えた。 本日14日のドル・円は、主に101円台前半で推移か。リスク回避的な円買いがさらに広がる状況ではないとみられているが、具体的なドル買い材料はやや不足しており、ドル・円は101円50銭近辺で上げ渋る可能性がある。 11日の取引でポルトガル10年債利回りはやや低下し、ポルトガル(大手銀行)の信用不安はひとまず後退したとの見方が広がった。11日の欧州債券市場では、ギリシャ、スペイン、イタリアの長期債利回りは低下し、ユーロ圏の重債務国への市場の懸念は緩和された。 大手格付け機関の米ムーディーズは11日、ポルトガルの大手銀行バンコ・エスピリトサント(BES)の長期債務格付けを2段階引き下げたが、市場関係者の間では、同行の経営がただちに危機的な状況に陥る可能性は低いとの見方が多い。 市場参加者の間では、ユーロ圏諸国の一部金融機関は資本増強を速やかに行う必要があるとの意見が多いが、この問題がユーロ圏発の金融危機に発展する可能性は低いとみられており、リスク回避的なユーロ売りが拡大する状況ではないと思われる。 《KO》
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