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NYの視点:米製造業PMIは2年来の低水準、利上げ見送りを示唆
2015/9/24 6:52
FISCO
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*06:52JST NYの視点:米製造業PMIは2年来の低水準、利上げ見送りを示唆 ■NYの視点:米製造業PMIは2年来の低水準、利上げ見送りを示唆(23日) 経済メディア・財新グループ/マークイットが発表した中国の9月PMI製造業確定値は47.0と、リーマン破綻後の2009年3月以降ほぼ6年半ぶりの低水準を記録した。 民間のマークイットが発表した米国の9月製造業PMI速報値も53.0と悪化予想に反して8月と同水準を維持したものの、この水準は2013年10月以降2年ぶりの低水準となる。 マークイットのチーフエコノミストは米国の製造業が9月も依然低い伸びにとどまり、企業がドル高、輸出の需要低迷滞、設備投資の減少に悩まされていると指摘した。世論調査の回答者は商品価格の下落、競争圧力が高まったこと、需要の鈍化を理由に挙げた。2年間続いている製造業の低成長は、7-9月期も経済全体の重しになることを示唆していると見られている。アトランタ連銀のロックハート総裁も本日の講演後の質疑応答で記者団に、「米国の製造業はドル高の影響でいくらか弱まった」と述べた。 現時点ではサービスセクターの強い伸びが生産の低迷を相殺している。7-9月期の国内総生産(GDP)も年率2.5%と理にかなう成長が予想されるが、このペースでの成長が年末まで持続できるかどうかにマークイットのエコノミストは懐疑的見方を示した。年末にかけて、雇用の伸びが減少する傾向にあることが背景にある。米国の製造業PMIの結果を受けて、「成長は遅く、見通し指数は弱く、物価圧力は下落しており、全てが連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ開始が来年まで見送られることを示唆している」とくくった。 米国の利上げのタイミングを探る展開が続く。 ■NYの視点:ドラギECB総裁の議会証言、QE拡大示唆の絶好の機会との見方(22日) 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は現地時間23日開催される欧州連合(EU)議会で、証言を行う。市場はこの議会証言が、ドラギ総裁にとり量的緩和(QE)の規模の拡大、または、延長することを示唆する絶好の機会になると見ている。ドイツの5年債利回りは再びゼロを割り込みマイナス水準で推移したことがユーロ売りの圧力となった。 市場が注目していた欧州委員会が発表したユーロ圏9月の消費者信頼感指数速報値はマイナス7.1と、市場予想のマイナス7.0を下回り、8月のマイナス6.9から悪化。プラートECB専務理事は、責務である物価に関してリスクが上昇した場合、「ECBは力強く対応する」と断固とした方針を示すなど、ECBのメンバーはすでに必要とあれば追加QEを実施する姿勢を明らかにしている。ドラギECB総裁がQE拡大を示唆した場合、ユーロ売りに一段と拍車がかかることになる。 ■NYの視点:米年内の利上げ観測が再燃(21日) 米連邦公開市場委員会(FOMC)が9月16-17日に開催された会合で利上げを見送ったほか、声明やスタッフの金利見通しを受けて市場の年内の利上げ観測が大きく後退した。FOMCは声明の中で、最近の経済や金融の展開が経済活動をいくらか抑制する可能性に言及、金利見通しも引き下げられ、2015年、2016年末の金利見通しでマイナス金利を予想したメンバーもいた。内容は予想以上にハト派に傾斜した。 しかし、FOMC直後の講演で、米連邦準備制度理事会(FRB)関係者は依然、年内10月、12月の利上げを除外していないことが明らかになった。イエレンFRB議長はFOMC後の会見で、「見通しは全般的に変わっていない」と述べている。2015年の投票権を持つアトランタ連銀のロックハート総裁やサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は週末の講演で、9月の決定が「close call僅差」で、両総裁とも本年後半の利上げが適切である可能性を指摘した。 ロックハート総裁は慎重を期して利上げを見送ることに投じたと明らかにしている。「市場が落ち着きを取り戻したら利上げの用意がある」とし、「年後半の利上げを確信している」と指摘。また、「1,2会合利上げを遅らせても大きなリスクはない」との見解で、10月の利上げも「依然選択肢」とした。また、12月の利上げに関しても一部で懸念されている「参加者が少なく薄い市場は障害にならない」と12月の利上げへの市場の懸念を払拭した。9月FOMCの決定に反対票を投じたリッチモンド地区連銀のラッカー総裁はその理由を、「現在の経済状況と中期的な見通しを鑑みればFF金利誘導目標の引き上げが必要なため」とした。また、経済は利上げに耐えうる回復をすでに遂げたと見ている。 セントルイス連銀のブラード総裁もTVインタビューにおいて、金融当局は金融市場の混乱に反応すべきでなく「緊急時の政策設定から脱却すべき時だ」と指摘。10月のFOMCでの利上げの可能性も依然あると見ていると答えた。本年のFOMC投票権を保有していないが、中立派として知られる同総裁の見解は、FOMCの「平均」としてたびたび注目される。9月のFOMCが通過後も米国の金融政策への不透明感は存続。ただ統計によると、株式相場が年間を通じて下落した年に連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを実施したことはない。年内の利上げの可能性をめぐる憶測にドルは当面、乱高下を繰り返す可能性がある。 《NO》
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