マーケット
7/30 15:15
38,525.95
+57.32
40,743.33
+203.40
暗号資産
FISCO BTC Index
4/9 11:51:49
11,292,548
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

NYの視点:米QE3の行方を見極める展開

2014/10/17 7:02 FISCO
*07:04JST NYの視点:米QE3の行方を見極める展開 ブラード・セントルイス連銀総裁はインタビューにおいて、今月末に予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)で見込まれていた量的緩和第3弾(QE3)の終了を先送りすることを検討すべきだと提案した。債券購入は指標次第であるべきと主張。ただ、米国経済のファンダメンタルズが依然力強いとする見解とは相反しているとの意見もある。ブラード総裁は2014年後半の経済で3%成長を予想。しかし、インフレが2%目標に達するには2年以上かかると見ているほか、市場のインフレ見通しが最近低下していることを理由に挙げた。インフレ期待が落ち込んでいることを「FRBは無視できない」と指摘。インフレやインフレ期待が我々の目標であることを明確化する必要があると主張した。QE縮小は将来もデータ次第で、QE縮小を進めたり停止することが可能だとした。 ブラード総裁は2014年の投票権を持っていないが、政策決定に大きな影響を与えるとして常に発言内容に注目される。一部のストラティジストは通常中立であるブラード総裁が量的緩和第3弾(QE3)終了の先送りに言及しハト派に傾斜したことは「gamechanger、形成を一変させる」と指摘。利上げの必要性をいち早く要請したため、ブラード総裁をタカ派と見る市場関係者も少なくない。ブラード・セントルイス連銀総裁はQE終了を先送りさせるだけでなく、正当化すればQE4を導入することも辞さない構えを示したととらえられている。たとえ、QEがいったん終了したとしても、再びQEを開始するスタンスであり、資産市場にとってはプラス材料になる。 2010年にブラード総裁はレポートの中で、デフレを回避するために米国証券購入の必要性を要請した。その後、連邦公開市場委員会(FOMC)は量的緩和第2弾(QE2)に踏み切った。このため、ブラード・セントルイス連銀総裁を量的緩和(QE)の「父(ゴッドファザーgod father)」と呼ぶストラティジスともいる。米JPモルガンのエコノミストはFOMCが10月の会合で計画通りQE3を終了するとの見方を崩していない。しかし、ブラード・セントルイス連銀総裁の発言で、声明が変更される可能性が出てきたと指摘。 9月に開催された会合の議事録で、連邦公開市場委員会(FOMC)は、1)欧州の景気鈍化、2)ドル高、3)地政学的リスクの上昇、を新たなリスクとして挙げハト派に傾斜したことが明らかになった。28-29日に開催が予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)では1)量的緩和第3弾(QE3)終了、2)フォワードガイダンスの変更の行方が鍵を握る。 《KO》